高度(Altitude)は、通常ゲーム内のワールドの最底辺(高度0)からの層の数で表現される。海面は62層(すなわち高度63)、ゲームワールドの上限は255層(すなわち高度256)である。雲は127層になっており、2ブロック分の厚さで表示される。
具体的に言うと、ワールドの最底辺にある岩盤の下面のY座標が0であり、また配置できる上限のブロックにおける上面のY座標が256である。Y座標についてはF3キーを押すことで、プレイヤーの目線の高さの値を確認することができる。プレイヤーの目の位置は、プレイヤーが立っている層の表面から1.6ブロック上に位置する。たとえば、海沿いに立っている状態でF3を押すと、Y座標はだいたい64.6と表示される。
高度と天然資源
オーバーワールドにおける各種天然資源は、下記のグラフに示されるように、高度によって見つかる量が異なる。
また、インタラクティブなグラフも存在する。上記グラフは対数グラフになっていることに注意。グラフ上ではY座標の値がわずかに増減しただけのように見えても、実際には出現頻度が大きく変化していることになる。以下は、いくつかの観察結果である:
- 水を見ることで、62層の海であることは明確である。56層~48層まで下がると、水の生成量が大幅に減少した。これは川や海洋バイオームのそれぞれの通常の深さである。また、その下にある粘土の量にも相当するピークがある(その粘土の生成量が少なくても、高高度の湖で生成されることはある)。33層と12層の間では、ほとんどの水が10層にある溶岩溜りに落流している。自然に生成される黒曜石の大半はこれによるものだ。また、渓谷にある溶岩に海の水が流れ落ちている場合も多い。
- 鉱石と砂利は通常、石の量の一定割合として生成され、許容範囲の端部に行くに連れて徐々に減っていく。石炭と鉄が60層~5層の間で平行なトラックをたどるのはこのためである。
- 13層~14層で直線的なピークを持つラピスラズリは例外である。
下記の表に、各資源が発見できる高度及び取得に必要な道具を示す。
資源 | 範囲[1] | 頻出範囲 | 理想高度[2] | 回収に必要な道具 |
---|---|---|---|---|
石炭鉱石 | 高度 1~114 | 高度 5~66 | 高度 48 | ツルハシ |
砂利 | 高度 1~115 | 高度 5~56 | 高度 48 | なし |
土 (草ブロックと菌糸を含む) | 高度 0~126 | 高度 5~80 | 高度 61 | なし |
砂 | 高度 2~112 | 高度 43~63 | 高度 61 | なし |
水 | 高度 1~111 | 高度 48~62 | 高度 62 | バケツ |
鉄鉱石 | 高度 0~63 | 高度 2~58 | 高度 42 | 石製もしくはそれ以上のツルハシ |
金鉱石 | 高度 0~31 | 高度 4~29 | 高度 28 | 鉄製もしくはそれ以上のツルハシ |
ラピスラズリ鉱石 | 高度 0~30 | 高度 11~17 | 高度 14 | 石製もしくはそれ以上のツルハシ |
溶岩 | 高度 0~85 | 高度 4~10 | 高度 10 | バケツ |
黒曜石 | 高度 2~62 | 高度 10 | 高度 10 | ダイヤモンド製のツルハシ |
ダイヤモンド鉱石 | 高度 0~15 | 高度 4~13 | 高度 13 | 鉄製もしくはそれ以上のツルハシ |
レッドストーン鉱石[3] | 高度 0~15 | 高度 4~13 | 高度 12 | 鉄製もしくはそれ以上のツルハシ |
岩盤 | 高度 0~4 | 高度 0~2 | 高度 1 | クリエイティブモードでのみ破壊可能 |
草、原木、花、キノコ、粘土、丸石、サトウキビ及び黒曜石といった一部の天然資源の出現は高度に依存しないが、環境や周辺のブロックに依存する。
資源 | 出現条件 |
---|---|
草 | 土、明るさ及び草 |
サトウキビ | 土もしくは砂 (Beta 1.8以降)及び水 |
原木 | 土、明るさ及び苗木 |
サボテン | 砂 |
花 | 土及び明るさ |
キノコ | 乾燥地帯、暗さ |
粘土 | 砂 |
黒曜石 | 溶岩源と水 |
丸石 | 溶岩と水またはダンジョン及びジャングルの寺院 |
苔石 | ダンジョン、砂漠の寺院、ジャングルの寺院及びタイガの森 |
ネザー
ネザーに生成されるブロック分布を示した同様のグラフ:
資源 | 範囲 | 頻出範囲 | 回収に必要な道具 |
---|---|---|---|
ネザーラック | 高度 1~126 | 高度 4~123 | ツルハシ |
ソウルサンド | 高度 14~81 | 高度 58~64 | なし |
グロウストーン | 高度 2~120 | 高度 98~106 | なし |
ネザーレンガ | 高度 19~86 | 高度 48~66 | ツルハシ |
ネザー水晶鉱石 | 高度 7~117 | 高度 9~115 | ツルハシ |
Pocket Edition
Pocket Editionでの高さ制限は、PC版の半分(Anvilファイルフォーマット以前の高さ制限と同様)である。
資源 | 高度 |
---|---|
高さ制限 | 127 |
最高水位 | 64 |
最高岩盤層 | 9 |
奈落 | 0あるいはそれ以下 |
ネザーリアクター
ネザー尖塔(Nether Spire)は7x17x17の大きさの部屋になっている。
注釈: アイテムの出現はネザー尖塔の高さ3~7に出現する
資源 | 範囲 | 頻出範囲 | 回収に必要な道具 |
---|---|---|---|
ネザーラック | 高度 1~17 | 高度 1~17 | ツルハシ |
グロウストーンダスト、ネザー水晶、ドア、サトウキビ等 | 高度 3~7 | 高度 3~7 | なし |
動画
高度/video
歴史
Java Edition Classic | |||||
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? | 高度64ブロックまで地形が生成されるようになった。プレイヤーもこの高さまでブロックを配置することができるようになった。 | ||||
Java Edition Alpha | |||||
? | 高度127ブロックまでブロックを配置できるようになった。 | ||||
Java Edition Beta | |||||
1.6 | ベッド、看板、松明などの装飾ブロックを除き、ブロックを高度127以上まで設置することができるようになった。 | ||||
最下層部では黒い霧(エンティティ)が広がり、遠くのブロックが見えなくなるようになった。 | |||||
1.8 | 低高度では、見渡せる距離が狭くなった。 | ||||
低高度で黒い霧(エンティティ)が発生しないようになった。 | |||||
以前、海面は高度63ブロックにあったが、今は高度62ブロックになった。このアップデートの前に作成された地図を持っているプレイヤーは、新しいBeta 1.8の地形に移動するときに、以前に生成された地形のエッジで1ブロック高い「滝」を見つけるだろう。 | |||||
Java Edition | |||||
1.2.1 | 12w07a | 以前は、クリエイティブモードのプレイヤーはこのレベルの上を飛ぶことができたが、ブロックの設置ができなくなった。海面はアップデート後の62の高さだったため、実際の地形の高さは変化しなかったことに注意してほしい。この高さの変化は、Regionファイル形式から新しいAnvilファイルフォーマット形式への切り替えとともに導入された。 | |||
高さの制限が2倍になった(0~127から0~255へと) | |||||
1.7.2 | 13w36a | アンプリファイドのワールドタイプが追加された。ほぼすべてのバイオームを最も高い場所に生成する(限界高度255ブロックまで使用する)。 |
問題点
「高度」に関する問題点は、バグトラッカーにて管理されている。問題点の報告はそちらで行ってほしい。
トリビア
- Beta 1.6では最上層(Y座標 127)にプレイヤーがブロックを配置できない。
- 最下層部では、黒い霧が広がっていて、11ブロック離れたところにある松明が視認できない。
- 通常プレイヤーが登れる最高高度は257だが(ドアの欠陥とジャンプ)、TNTキャノンを使えば、空の上限を超えて遙か高みへ吹き飛ばすことができる。
- 奈落を高度-64を下回るまで下れば、プレイヤー即座にダメージを受け死に至る。また、これがクリエイティブモードで死ぬ唯一の既知の手段である。
- 通常、ブロックは高度254を超えて設置することはできないが、いくつかの例外がある:
- Notchは、アドベンチャーアップデートをリリースする前にTwitterのフィード[要出典]に、512までの高さ制限やそれに適応した地形生成、通常の山よりもはるかに高い山が生成されている実験の画像が投稿された。当時は高さ制限が127であったが、最終的に1.2.1で256に広げられた。
- プレイヤーが最高高度に達すると、座標には「Infinity」と表示される。
- Xbox Editionでの最高高度は高度551である。
- ネザーリアクターには高さ制限があり、高すぎると「The nether reactor needs to be built lower down」と表示されて起動できない。
- ネザーの高度129の岩盤の上にキノコが生成されることがある。