体力値 |
10 |
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大きさ |
大人: |
スポーン条件 |
上に最低2ブロックの空間がある不透明ブロック |
内部ID* |
90 |
名前空間ID* |
pig |
ブタ(英:Pig)は、オーバーワールドでスポーンする友好的な Mob である。倒されると生の豚肉をドロップし、サドルを使うと乗ることができる。
スポーン
ブタは明るさ9以上の草ブロックの上にスポーンする。また、ワールド生成時にブタの群れも生成される。
外観
ブタは桃色の表皮、耳、鼻をしている。その目は1ピクセルの黒と1ピクセルの白からなっており、斜視であるかのように見える。その尾は短く引きちぎられたようであり、鼻は顔面から飛び出ている。
用途
ブタは1頭あたり1∼3個の生の豚肉を倒された際にドロップする。焼死すると1∼3個の焼き豚を代わりにドロップする。 またバージョン1.4.2から、ブタはニンジン付きの棒で制御可能な乗り物としても使えるようになった。
振る舞い
ブタは通常世界を3∼4頭の群れで、時には複数の群れがまとまってより大きな集団となり歩き回っている。障害物に遭遇すると、それが実際に乗り越えられるか否かに関わらず、しばしばジャンプを繰り返して乗り越えようとする。水の外にいようとはしないので、浮き沈みを繰り返しながら水上にいる。 ブタのAIは他の温厚なMobに似て、危険な高所を避け障害物を回避しようとする。ニンジンで誘導されるとき、ブタは道筋の確認を忘れるようで、ブロックの向こう側のみ気にして迂回しようとせず、崖から踏み外したり炎に飛び込んだりしてしまう。
サドルを持った状態で右クリックすることで、プレイヤーはブタに乗ることが出来る。以前はブタの行動をほとんど制御できなかったが、バージョン1.4.2で導入されたニンジン付きの棒は制御能力をもたらした。(これにより、以前はもっと挑戦的だった、実績「ブタさんの飛ぶ頃に」の解禁が容易になった)
ブタはゲーム中に他の条件がなければ、より頻繁に (ただし小さい歩幅で) 北東方向に向かう傾向がある。ブタをトロッコに押し込み長距離を運ぶことが出来る。ボートに乗せることはできない。
雷に打たれると、ブタはゾンビピッグマンへと変化する。雷雨はそう多いわけではなく、ブタは雷の当たる目標としては小さなものである以上、とてもまれな出来事である(ただし、バージョン1.13から雷雨時に新武器トライデントにエンチャント召雷を付けてブタに投擲することによって確実にブタに雷を落とすことができるようになった)。仔ブタも同様に雷に打たれるとゾンビピッグマンになる。 騎乗されているブタもまた雷に打たれるとゾンビピッグマンへと変化する。プレイヤーはハート2.5個のダメージを受け、振り落とされるだろう。
クリエイティブモードでブタをスポーンさせるとき、アイテム使用ボタンを押しっぱなしにすることで仔ブタをスポーンさせることが出来る。そのまま押しっぱなしにすることで仔ブタを更に出現させられるだろう。
繁殖
ブタはニンジンあるいはジャガイモを用いて繁殖させることが可能である。親ブタを再度繁殖に用いるのには5分の間隔が、他の繁殖可能な動物と同様に必要となる。仔ブタが大人のブタになるのには1Minecraft日 (20分) まるまるかかる。仔ブタの見た目は大人と似ているが、頭の大きさは変わらず胴体だけはっきり判るほど小さくなっている。仔ブタは成長するまで親ブタの周りにいるが、親は仔を危害から守ることはしない。
ブタへの騎乗
バージョン1.4.2から、サドル付きのブタはニンジン付きの棒で制御可能になった[1]。最初はゆっくりだが、最終的な速度は5ブロック毎秒になる[2]。ブタは移動中にジャンプし、階段、ハーフブロック、はしごへ移動しようとするとそれを登ることも出来る。水中にはいるとニンジンに反応を示さなくなる。ブタは「ニンジン付きの棒」のニンジンを一定時間ごとに「食べ」、その残りの量は耐久力ゲージとして表示される。ニンジン付きの棒を右クリックすることで加速することができ、騎乗したまま戦闘ができるようになるが、耐久力の減少は4倍になる。騎乗中に受けたダメージはすべてプレイヤーが受けるが、乗り手が偶然乗っているブタに攻撃するとその限りではない。しかし、ノックバックは発生せず、移動スピードは減少したりはしない。
実績
アイコン | 実績 | ゲーム内での解説 | 前提条件 | 実際の前提条件 (異なる場合のみ) |
バージョン制限 | Xboxでの獲得ポイント |
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ブタさんの飛ぶ頃に (When Pigs Fly) |
ブタに乗って崖から落ちる | 牛転がし | サドルを使ってブタに乗り、乗ったままブタに落下ダメージを負わせる | なし | 40G |
歴史
クリーパーはもともとブタの四本脚モデルを作ろうとして失敗してできたものだ。Notchはこれを固有のMobにしたら面白いと気づいた。
Java Edition Classic | |||||
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0.24_05 | ブタが追加された。この時は寄り目のような目だった。 | ||||
0.24_SURVIVAL_TEST | 最初にブタを作ったときに Notch が体の高さと奥行の数値を間違えたが、これを固有の Mob にしたら面白いと気づいた。これが後のクリーパーである。 | ||||
0.25 | ブタは0∼2個の茶キノコをドロップし、倒すごとに10点のスコアが得られるようになった。 | ||||
スキンが更新された。 | |||||
? | テクスチャが変更され、寄り目ではなくなった。 | ||||
Java Edition Indev | |||||
2010-02-19 | 倒されると0∼2個の生の豚肉をドロップするようになった。 | ||||
Java Edition Infdev | |||||
Seecret Friday 2 | ブタに乗るためのサドルが追加された。 | ||||
Java Edition Alpha | |||||
1.0.4 | ブタに乗る際の (プレイヤーの) 座るアニメーションが追加された。 | ||||
1.017 | ブタがマルチプレイでも使えるようになった。 | ||||
Java Edition Beta | |||||
1.5 | ブタに乗って崖から飛び降りる実績が追加された。 | ||||
雷に打たれたブタがゾンビピッグマンに変わるようになった[3]。 | |||||
炎で倒されたブタから調理済みの焼き豚がドロップされるようになった。 | |||||
1.8 | Pigsブタの鼻が立体的になった[4]。 | ||||
温厚なMobのAIが実装された。ブタは攻撃されると逃げるようになった。 | |||||
1.9pre3 | 仔ブタが追加された。大人と同様にサドルを使って乗ることが可能である。 | ||||
小麦で繁殖できるようになった。 | |||||
Java Edition | |||||
1.2 | 12w06a | このアップデート以前は、SMPでのすべてのモンスタースポナーは (洞窟クモという例外を除いて) 出現するMobのミニチュアではなく、ブタのそれが表示されていた。それがこのアップデートで修正された。 | |||
12w07b | |||||
ブタの AI が更新された。 | |||||
1.2.4 | サドルで子ブタに乗ることはできなくなった。サドルを持って右クリックしてもなにも起こらなくなった。 | ||||
1.3.1 | 12w25a | ブタのドロップする肉の数が0∼2個から1∼3個に変更された。 | |||
1.4.2 | 12w36a | サドル付きのブタを倒すとサドルもドロップするようになった。 | |||
ニンジン付きの棒がサドル付きのブタを制御するために追加された。 | |||||
ブタの繁殖に小麦ではなくニンジンを使うように変更された。ニンジン、もしくはニンジン付きの棒を持っている場合のみに後を追いかけてくるようになった。 | |||||
ニンジン付きの棒に耐久力ゲージが追加された。ブタが「食べた」時間間隔を表す。 | |||||
ブタが加速している間、ニンジン付きの棒を持ち続けることが必要ではなくなった。 | |||||
12w37a | 騎乗されたブタはジャンプできるようになった。 | ||||
12w38a | ブタの足音が更新された。 | ||||
1.11 | 16w32a | ブタのエンティティIDが Pig から pig に変更された。 | |||
16w35a | サドルを付けたブタでも名札で名前が付けられるようになった。 |
ビデオ
ブタ/video
バグ
- ブタに乗っている間、持ち物画面でプレイヤーの足は防具から飛び出て見える。
- ブタがトロッコに乗っていてブロックに衝突すると、ゆっくりとダメージを受け死に至るだろう。また特定地点で理由もなくダメージを受け、死ぬことが時々ある (ブタにサドルが付いていてプレイヤーが乗っている場合にはダメージは発生しない。この現象は1.3.2のスーパーフラットモードのクリエイティブモードで確認された)
- トロッコ中のブタに乗っているとき、トロッコは車のようにマウスの動きの逆に動く。Notchはこのことにすぐに気づき、そのまましばらく残しておくことに決めた。
- 最新バージョンいつ?では、近づくまで黒く表示されるバグがある。
- サドル付きのブタをニンジンで制御する際、移動中に地面や他のブロックに埋もれてしまう (黒くなったり点滅したり)。
- 主観視点でブタに乗っているとき、Shiftキーを押してもスニークはしないが、第三者視点の場合Shiftキーを押すことでスニークできる。
- SSPでは、サドル付きのブタは繁殖させることは出来ない。
トリビア
- 通常、プレイヤーが設置したモンスタースポナーはブタをスポーンさせる。
- ブタは独立した"防具"ファイル (サドル) を持っている。
- サドル付きのブタがトロッコ中にいる場合には奇妙にも次のようなことがある。
- プレイヤーが乗っている時、トロッコの速度は通常より増す。
- プレイヤーが乗っていようといなかろうと、トロッコはブロックに突き当たらない限り停止しない。他のエンティティや動力が通ってないパワードレールでは、最小スピードになるのみである。
- プレイヤーの視線の高さに変わりがなくとも、ブタに乗っている間もスニークすることができる。
- タイトル画面のスプラッシュの1つは"Ride the pig!"と言っている。
- サドル付きブタは、雪玉や卵を投げつけることでも制御可能である。飛んできた方向と
反対側へ走るだろう。しかしこの方法は大変難しく、大抵はくるくる回ってしまうだろう。
- サドル付きブタに乗っている時、1×1×1の穴に入ると、プレイヤーは窒息するだろう。
- 最高速度の1段階下の速度のブタ (毎秒5ブロック) はウィザーの頭蓋骨の投射を避けるのにはギリギリな速度である。「インディ・ジョーンズ」の1シーンを再現するのに有用である。
- ニンジンが新たな繁殖アイテムになっても、ブタはウシと比べて家畜としての有用性は小さい。なぜなら焼き豚はステーキよりも食べ物としての効果が小さく、ウシは更に革をもたらし、加えて繁殖のためにニンジンが必要となる。これらにより、ブタの効率は高いものとは言えない。