このページでは、Pocket Editionに追加されてはいるものの、それが実際に使用されていない、または今後追加される新機能のプレースホルダプレースホルダとして実装されている要素について解説している。
ブロックとアイテム
絵画
ゲーム中には使用されていない2×2の絵画がある。IDAなどでAndroidの libminecraftpe.so
ファイル(Apk ファイルを解析すると存在する)を解析し、Motive::getAllMotivesAsList(void)
(全ての絵画を取得する関数)を呼び出すことで見ることができる。だが Painting::setRandomMotive(int)
はランダムに絵画を設置するので除外する。これらの絵画の用途や目的は不明である。
ストーンカッター
ストーンカッターは、Pocket Editionに存在する限定的なブロックである。現在はクリエイティブのみで入手可能で、主に装飾ブロックとして使われる。Alpha 0.13.0でサバイバルから削除された。
ネザーリアクターコア
ネザーリアクターコアは、ネザーリアクターの建造に必要だったブロックだが、Alpha 0.12.1でのネザー実装に伴い削除された。しかし、ゲーム内では存在はしている。インベントリ編集や過去のバージョンから所持している場合は入手が可能だ。また、クリエイティブモードでも使用ができる。採掘時には、シルクタッチを用いらない限り、その材料のアイテムがドロップされる。
輝く黒曜石
輝く黒曜石は、ネザーリアクターの起動中に、ネザーリアクターコアの周りにある丸石と置き換えられるブロックである。このブロックもネザーリアクターコアと同様の理由でAlpha 0.12.1にて削除された。12の明るさレベルを発し、採掘には黒曜石と同じダイヤのツルハシを要する。ドロップされるのはこのブロックではなく、黒曜石である。入手するには、インベントリ編集かシルクタッチで採掘しなければならない。
info_reserved6
info_reserved6は、Pocket Editionに存在する未使用のブロックである。Alpha 0.3.3~Alpha 0.6.1 では、すべてのブロックに炎が燃え移ってしまうバグがあり、このブロックはその原因である炎のプレースホルダとして機能していた。ゲーム内での名称は ".name" となっている。Alpha 0.7.0で炎が置き換えられ、延焼プログラムの問題が修正された。それに伴ってこのブロックのデータ値はID 255へと変更された。現在は外部ツールを用いることによって得ることができる。Alpha 0.15.0で完全に削除され、入手しても info update ブロックが手に入るだけである(名前はinfo_reserved6)。
info update
Update Game Blockは、Pocket Editionに存在するプレースホルダブロックである。ゲームが既存ブロックとしてIDを認識できない時に、その代わりとしてワールドに配置されていた。通常では手に入らず、こちらも得るには外部ツールが必要。
ステータス効果
Pocket Editionにはいくつかのステータス効果があるが、その中には外部ツールを使用しないと得られないものがある。
盲目
盲目のステータス効果はAlpha 0.12.0のBuild バージョンで追加された。プレイヤーの周りに黒い霧を作る。この効果はオブジェクトや色付きテキストの描写に影響を与える問題がある。
歴史
Pocket Edition Alpha | |||||
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0.1.3 | info update ブロックが追加された。 | ||||
0.3.3 | 拡散の不具合により炎が削除された。同時に info_reserved6 へと置き換えられた。 | ||||
0.7.0 | info_reserved6 が延焼プログラムの再実装により、炎に置き換えられた。ただし、ID 255 のデータ値は未だに存在している。 | ||||
0.11.0 | ガストが追加された。しかし、正常にスポーンすることができなかったため、スポーンさせるには外部ツールが必要だった。 | ||||
マグマキューブが追加された。ネザーで自然にはスポーンしないが、クリエイティブモードでのスポーンエッグでスポーンさせることができた。 | |||||
0.12.1 | ネザーリアクターコアが使用できなくなった。 | ||||
ガストとマグマキューブがネザーでスポーンするようになった。 | |||||
0.13.0 | ストーンカッターがサバイバルでクラフトや使用することができなくなり、クリエイティブモード限定の装飾ブロックとなった。 | ||||
0.14.0 | カメラ(ID 439)とエンダーパール(IDは無い)が追加された | ||||
0.14.2 | カメラのIDが498に変更され、アイテムのカメラを使ってスポーンさせていた。スポーンエッグのデータ値は62。 | ||||
0.15.0 | info_reserved6 ブロックが削除された。テクスチャは info update ブロックのものが使われている | ||||
0.16.0 | build 1 | info_reserved6 ブロックが/setblock で設置できるようになった。 | |||
カメラがブロックとしてインベントリに置かれ、エンティティとしてスポーンする。コマンド(/setblock ~ ~ ~ camera )か外部ツールでしか設置出来ない | |||||
build 2 | カメラが削除され、Education Editionの限定要素となった |
脚注