地図(Map)は、探索済みの地形を見るためのアイテムである。
入手
クラフトから
材料 | レシピ » 結果 | 説明 |
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紙 + コンパス | 地図を作製すると白紙で作製される。最初に右クリックすることで、白紙の地図は 地図アイテム となり、徐々に情報を埋めだす。 |
縮小
材料 | レシピ » 結果 | 説明 |
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紙+ 地図 | このレシピはPocket Editionでは適用されない。
結果として得られるものは、材料に用いた地図を拡大したものになる。 |
地図の縮小機能。最初に地図を作製したとき (縮小率0) から最大の大きさ (縮小率4) まで。
縮小率0 | 縮小率1 | 縮小率2 | 縮小率3 | 縮小率4 | |
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地図の1ピクセルが表現する領域 | 1ブロック | 2×2ブロック | 4×4ブロック | 8×8ブロック | 16×16ブロック (1×1チャンク) |
地図が及ぶ領域の広さ | 128×128ブロック | 256×256ブロック | 512×512ブロック | 1024×1024ブロック | 2048×2048ブロック |
8×8チャンク | 16×16チャンク | 32×32チャンク | 64×64チャンク | 128×128チャンク |
複製
材料 | レシピ » 結果 | 説明 |
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白紙の地図 + 地図 | 2 |
結果として得られるのは、材料とした地図と同じ名前、同じ場所を中央としたものになる。複製された地図はスタック可能となる。 |
複製された地図はオリジナルと全く同じコピーになる。踏破済みかつ地図記入済みのワールドの場所は複写され、新しく探索された場所は両方のものに現れるだろう。
作製に用いた白紙の地図の枚数分の複製地図を、一度に作ることが可能だ (同一の地図を9枚まで得られる)。
自然生成から
白紙の地図は、11%の確率で要塞の図書室のチェストから得ることができる。
Console Edition
Console Edition では新しいワールドを作成する時、最初からインベントリに地図がある。そのため、プレイヤーは自分の位置を最初から確認することができる。
取引
製図家の村人と取引する際、白紙の地図は 7 ~ 11 個のエメラルドと交換できる。なお、これはステップ3 から可能である。
振る舞い
各々の地図は作成時に2つのパラメーターが与えられる。
- 地図の次元、作られた (有効化された) のがどの次元、オーバーワールドなのか、ネザーなのか、エンドなのか。作られたのとは異なる次元で見ると、収集済みの情報を見ることができるのみで、位置や方角を示すポインターは表示されず、移動しても更新されない。
- 中央座標、(右クリックして) 白紙の地図を地図へと変換した場所を含む、128×128に整列された場所の中央。座標の値が-64~63の場合、中央は0になる。次のような計算式になるだろう。
右クリックして地図を作製した場所のX、Z座標それぞれについて、座標の値をn、int()で小数点以下を切り捨てる処理とすると
- 座標+64が0または正の値の場合:
- int((n+64)÷128)×128
- 座標+64が負の値の場合:
- int((n-63)÷128)×128
地図のパラメーターは、作製されたときの値に固定される[1]。つまり、プレイヤーが移動しても地図の中心がプレイヤーの周りにはならないということである。プレイヤーが地図の端から外に出ると、位置と方向を示すポインターは丸く変わり、端に居続けるようになる。ただし地図中央からあまりに離れすぎると、丸すら表示されなくなるので注意してほしい。この半径は、地図の縮小率毎に320ブロックとなる。この丸は、地図の中央とプレイヤーのいる場所に応じて移動することがある (つまり東の外に出ると、南北への移動によって地図右端を上下することがある)。地図を額縁内に設置すると、地図にはその額縁の場所が緑の印となって表示される。これは見ている地図と現在地の相対的な場所を把握することができるだろう。
地図を作製すると白紙の地図が出来上がる。その地図に記入するには、手に持って右クリックする。地形を探索して地図上に記録している間は、プレイヤーが手にその地図を持っておかねばならない。また、地形の記録は探索時にのみ行われるので、地上が変化した場合に地図を更新するには、プレイヤーが手に地図を持ちながらその地域に再び訪れる必要がある。
また、地図を見るには下を向かねばならない。こうすると前方の視界が悪くなり、かつ 下方 の視界も妨げられたままとなり、危ないだろう。F1キーを押すことで地図を持ちつつ視界に何も障害物がない状態になり、探索に有用となるだろう。
地図はネザーで使っても、ネザーには屋根があるため全ての地形が赤と灰色だけで表示される。役立つ機能は、地図を作成した位置 (中央) を基準にどこにいるか、あるいは額縁に入れた地図の場所 (緑の印) を示すことだけになる。加えて、ポインターは回り狂って正常な方向を指さない。地図は、上が北で、ネザーのブロックのL字の角が西を示すことだと覚えておく方が安心できる。また、地図をポータルの近くで作成してさえいれば、地図の中心は常にポータル付近になる。ネザーでの地図は、探索済みの場所のどこにいるかを知ることくらいには使える。特に地図中の同じ場所を別の高度で再訪問するかもしれないからだ。(これは通常世界でも同じだが、特にネザーでは後者の理由でより重要になる。)
(目に見える) 天井がないにも関わらず、エンドで作られた地図は同様に赤と灰色の模様になる。ただ方向指示マークは正しく機能する。
地図の表示
地図上の各ピクセルは、地上の8×8平方ブロックの面積に対応し、そのどれもがX、Z座標上に8の倍数で与えられる点の上に並んでいる。ピクセルの色は、通常、対応する 8×8 区画を上空から見下ろしたときに最も多い不透明ブロックの色を示す。ただし、いくつかのブロックは正しく色付けされない。例えば、砂岩、金鉱石、巨大赤キノコ、羊毛、ネザーラックには灰色が付けられる。8×8 区間で最多種のブロック以外はピクセルの色に影響しない。そのため小さな特徴は縮小した地図には現れない傾向がある。
また地図上には水面から15ブロックまでの地面が薄青で表示される。これにより海底の隆起を見ることが出来る。ただしこれは水面上のものには適用されない。
地図はすべて 128×128 ピクセルで構成される。そのため、地図の有効範囲は縮小率により128×128から2048×2048ブロック (8×8から128×128チャンク) となる。縮小率3が、1.3.2以前の地図と同じものになる。
いくつかの意味のある距離:プレイヤーから半径10チャンク、サーバーによってはこれを15までとすることもできるが、その範囲内のものが通常更新される領域となる。拡大率2の地図はこの範囲を含むことが出来る大きさになる。また、1024ブロックというのは、オーバーワールドでのネザーポータル間の最小距離となる。この距離を越えて新しいポータルを作れば、ネザーの新しい場所に出るということだ。この距離は縮小率3の端から端、そして縮小率4の地図の中央から端までの距離に相当する。
用途
地図は大抵、道に迷ったとき正しい方向をつかむために使われる。SSP (サバイバルシングルプレイ)では鉱石の塊の位置を再確認するのにも使える。SMP (サバイバルマルチプレイ)では、地図には強い社会的側面がある。例えば他人に範囲が異なる地図を新しく渡して、プレイヤー同士の地図と探索範囲とを見せることができる。地図はまたPvP (プレイヤー間対戦) サーバーでは、敵の位置を知り己の位置を知るために欠くことができない道具だ。
地図には高度も表示される。地図中では高い場所はより明るい色になる。
地図は洞窟の中を移動している間でも地表を記録している。これを利用すれば地表に向けてトンネルを掘っているとき、頭上に危険 (水、砂、溶岩) があるかどうかを確認できる。
歴史
Java Edition Beta | |||||
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? | 2011年4月27日に、Notchは地図のスクリーンショットを公開した[1]。 | ||||
1.6 | 地図が追加された。地図は作製された場所を中心とした1024×1024ブロックの範囲を表すものになる。 | ||||
1.6.6 | Shift+クリックでの自動作成が無効となった。地図の複製が出来なくなった。 | ||||
1.8 | 自動作成が再び出来るようになった。 | ||||
1.8.1 | 地図は移動中・飛行中にも記入されるようになった。 | ||||
minecraft.jar/misc の mapicons.png に3つの地図の印が追加された。 | |||||
1.9pre5 | この前までは、Minecraftでは太陽は北から昇っていた。これは多くのプレイヤーが地図の上が北であるかのような誤解を与えるものだった。太陽が東から昇り西へと沈むようになり、方向の把握がより直感的になった。 | ||||
太陽の位置が変更されるまで、よく Minecraft の地図は上が東を指していると言われていた。確かに上が太陽が昇る方向を指しており、定義から言えば、それは東だ。だが Jeb は Minecraft では太陽は北から昇ると言い切っている[2] (Notch もこれに同意している[3])。それにも関わらず、大抵の Mod と地形表示ツールは現実の定義と一貫性を保ったまま東と北という言葉を用いる (例えば、Cartographで表示された地形は上が北であり、ゲームの地形から90°回転している)。 | |||||
Java Edition | |||||
1.4.2 | 地図を作製すると「白紙の地図」が作製されるようになった。これを手に持ち右クリックすることで始めて地図に記入が開始される。また地図中心はプレイヤーのいた位置そのものではなく、近くになる。 | ||||
ポインターは地図領域から離れると直ちに消え去ることはなくなった。ただし白い丸へと変化し、今現在プレイヤーが地図のどの方向にいるかを示すようになる。 | |||||
Notch は壁に設置可能な地図を作ってみようかなと言ったことがある[4]。これは壁掛け可能で、中に地図を入れることができる額縁の追加により実現した。額縁に地図を入れると、地図には額縁のある場所に緑のポインターが表示される。 | |||||
地図は格子状に整列し、隣の地図を作るのが簡単になった。 | |||||
縮小した地図を作ることができるようになった (ただし拡大はできない)。 | |||||
地図が複製可能になった。 |
豆知識
- 地図と引き絞った弓だけが Minecraft において両手が塞がる2つのアイテムである。
- エディターによってインベントリーに入れた地図は (ダメージ値が正しく指定されていない限りは) 名前が常に “map_x” となる。この x は地図の番号であり、最初の地図は map_0 となる。
- 紙から作られているにも関わらず、雨の中や水中で使うことができる。
- 今のところ Minecraft で最も重いデータをもつアイテムであり、大きな絵画の何倍ものピクセルから成る。
- ワールド1つあたり異なる地図は最大65536枚作ることができる[5]。地図が多すぎると、新しい地図を作ろうとするとき "Can't craft map: too many maps"(地図を作製できません:地図が多すぎます) と表示される[6]。
- /give コマンドを使用して地図を作成する際、ダメージ値を指定しないと常に Map_0 となる。Map_0 がまだ作成されていないと地図の中心が (ベッドで変更したものではなく) 初期スポーン位置に定まる。
- 今のところ地図には地表だけが描かれるが、Notch は「洞窟地図は面白いアイディアだ」と言っていた[7]。
- 地図は、map_x.dat (x は地図の番号) のように、自身のデータがそれぞれの .dat ファイル毎に分けて保管されている。詳細については地図アイテムフォーマットを参照。この番号を操作することで、プレイヤーは適した地図を編成することができる。あるいは同じ場所で誤って地図を作ってしまった場合、追加されたものを削除することで作成可能数を節約することが出来る。
- ネザーやエンドへと持ち込んだコンパスとは異なり、ネザーでの地図の方向指示はゆっくりと、ランダムに回転する。
- 将来的には、地図の色を増やしたり、テクスチャーパックによるカスタマイズが可能となるかもしれない[8]。
- 奇妙なことに、新しい白紙の地図のアイコンは、記入された地図のそれより1ピクセル下になっている。
- Minecraft Xbox 360 Editionでは、プレイヤーはゲーム開始時に持ち物に地図を持っている。
ギャラリー
スカイディメンションの地図。SMPでのみ機能する。
スーパーフラットの地図。NPC村がいくつか見られる。
地図を額縁に入れ、一緒に見ることが出来る。
関連項目
脚注
- ↑ a b http://notch.tumblr.com/post/4988431144/the-maps
- ↑ http://twitter.com/jeb_/status/87815841160237056
- ↑ http://twitter.com/notch/status/88155424880201728
- ↑ http://twitter.com/notch/status/63500114005721088
- ↑ http://twitter.com/notch/status/62970142207913984
- ↑ http://twitter.com/notch/status/62971153655922688
- ↑ http://twitter.com/notch/status/63302622949552128
- ↑ http://twitter.com/dinnerbone/status/240048825190977536