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テンプレート:BlockTileEntity ディスペンサー(Dispenser)は、レッドストーンで動作する特別なブロックである。右クリックすると中にアイテムを配置できるメニューが開く。ブロックがレッドストーン回路から動力を得るたびに、そのブロックのインベントリからアイテムがランダムに飛び出す。ディスペンサーの外見はかまどと似ているが、使い道・クラフトレシピは異なる。

入手

ブロック ディスペンサー
硬さ 3.5
回収道具
採掘時間[注釈 1]
17.5
木製 2.65
石製 1.35
鉄製 0.9
ダイヤ製 0.7
金製 0.45
  1. 時間は秒であり、エンチャントしていない道具である。

自然生成から

ディスペンサーはジャングルの寺院に自然生成される。

クラフトから

材料 クラフトのレシピ 説明
丸石 +
 +
レッドストーン

弓は耐久値が減っていない状態でなければならない‌[Legacy Console Edition限定]
弓にエンチャントがされていても、クラフトされるディスペンサーには何も影響しない。

配置されると、ディスペンサーはプレイヤーの方向を向く(プレーヤーの立っている方向がアイテムを放出する方向となる)。1.0.0で弓にも耐久度が設定されたが、ディスペンサーをクラフトする際には耐久度の減った弓は使えない。

放出

ディスペンサーに配置されたほとんどのアイテムは、単純にアイテムとして排出され、地上の高さならそれぞれ3ブロック分先に着陸する。しかし中にスプラッシュポーション雪玉TNTないし各種トロッコを入れると、排出の代わりに「発射」もしくは「設置」される(プレーヤーが右クリックして使用するのと同じように)。また、水入りバケツや溶岩入りバケツを入れると、ディスペンサーからそれぞれ水や溶岩が流れる。地上の高さより2ブロック高い所から発射された矢は、10~21ブロック先まで飛んでいく。スケルトンが撃った矢とは違い、ディスペンサーで撃った矢はダメージを与えたり拾ったりすることもできる。卵と雪玉は通常と同様に破壊される。ディスペンサーから撃たれたすべての発射体はMobに当たってもノックバックさせることはない。これはバグなのかどうか不明だ。

レッドストーンで動く他のほとんどの装置とは違い、ディスペンサーは直接レッドストーンワイヤーを繋げるだけでなく、隣接したブロックに配置されたレッドストーンワイヤーからでも起動する。よって1つのレッドストーンワイヤーで、5個の交差して置かれたディスペンサーを全て起動することもできる。これによってディスペンサーの大きな壁を作るのが簡単になっている。

ディスペンサーのその他の使い方としては、ディレイがある。1つの水流と木の感圧板を使うことで、信号を11秒遅らせる(ディレイさせる)ことができる。もしもこのディレイをレッドストーンリピーターで実現しようとすると28個もの数が必要になり、かなり高価となる。ディレイの一例の動画はこちら

ディスペンサーを攻撃的に使うには、感圧板をフックとしてクロック・パルサー回路で使うのが最も効果的だ。

ディスペンサーがアイテムを発射する時、クリック音と煙が発せられる。もし中が空だった場合はわずかに高いクリック音が発せられる。

ディスペンサーはその下にレッドストーントーチを置きさえすれば、水中にあっても、触れているブロックが何もなくても、きちんと動作する。水の下にあるトンネル内にレッドストーンを配置することでも正常に繋げることができる。

もしディスペンサーの発射口にブロックが置かれていて、かつ西か南を向いていた場合、発射されたアイテムはブロックを通り抜けていた。これはベータ1.6のアップデートで修正された。

確率分布

現在、ディスペンサーの各スタックは同じ確率で選ばれる。つまり、ディスペンサーにn個のスタックがあった場合、各スタックはそれぞれ1/nの確率で選ばれる。注意するのは、確率分布はスタックのサイズ(スタックに収められている個数)に依らないということだ。よって、個々のアイテムとしては確率分布が偏ることになる。例えば、ディスペンサーの2スタックを使い、片方に18個のタンポポの花、片方に6個のバラの花を入れた場合、タンポポとバラが選ばれる確率は等しい。よって先にバラの花が先に出尽くし、その後は100%タンポポの花が出てくる、といったようになるだろう。一例を図にする。


もしも、異なるスタックにあったとしてもそれぞれのアイテムが同じ確率で選ばれるとするなら、確率分布はおよそ75%/25%を維持し続けるだろう。つまり以下のような一様なランダムの並びになると考えられる。


現在のディスペンサーの仕様では、9個以上のアイテムでこのような並びとなる出力は不可能だが、大体同じように出力させる方法として、スタックを分割しディスペンサー内の各スタックに同じ数のアイテムが入るようにするというものがある。例えば、6個のバラの花に合わせ、6個のタンポポのスタックをきちんと3スタック作るようにする、といった具合だ。各スタックを3個ずつにすればなお良い。なぜならスタック内のアイテム数が小さいと、「偏った」確率のせいですぐに出し尽くされるからだ。


Beta1.6より前

Paeonia (texture) TU1
このページでは、 Minecraftの古いバージョンに存在する要素について説明しています。 
メインとなるバグはBeta1.6で修正された。

ディスペンサー内のアイテムは均等に発射されていなかった。右下のスロットにあるアイテムが、左上のスロットよりも高い確率で発射されていた。これはコード内の見落としによって明らかになったものだ。

その不規則な確率分布を表すため、まず全ての空でないスロットを以下の並びで番号付ける。

1 2 3
4 5 6
7 8 9

そして次の表で、埋まっているスロットの数との関係と、対応するスロットのおおよその確率が確認できる。

スロット数 埋まっているスロット数
1 2 3 4 5 6 7 8 9
1 100.0% 50.0% 25.0% 12.5% 6.3% 3.1% 1.6% 0.8% 0.4%
2 50.0% 33.3% 22.2% 14.8% 9.9% 6.5% 4.4% 2.9%
3 41.7% 29.2% 20.0% 14.4% 10.3% 7.2% 5.2%
4 36.1% 26.2% 19.2% 14.0% 10.3% 7.6%
5 32.2% 24.1% 18.1% 13.7% 10.3%
6 29.3% 22.4% 17.2% 13.3%
7 27.1% 21.1% 16.5%
8 25.3% 20.0%
9 23.8%

歴史

ディスペンサーが導入された当初、ディスペンサーを壊すと中に入っていたアイテムは消滅していた。これは1.6のアップデートで修正され、チェストと同じように壊すと中に入っていたアイテムを全てドロップするようになった。

バグ

  • ベータ1.8と1.8.1では、マルチプレイでシフトクリックしてディスペンサーからアイテムを取り出そうとすると、サーバがクラッシュしていた。
  • ディスペンサーから放たれた矢でプレーヤーが死亡すると、サーバーはNullPointerExceptionのエラーが発生してクラッシュする。
  • レッドストーントーチが直接上・下・ディスペンサーの隣に設置されると、動力を得た時と失った時の2回起動する。

トリビア

  • ディスペンサーは、独自のテクスチャをもつ前面を除けば、全てかまどと同じテクスチャを使っている。
  • 興味深いことに、ディスペンサーのメニューの画像は"trap.png"というファイル名になっている。おそらく元は矢のトラップを作るようにデザインされたためだろう。
  • ディスペンサーを正面に見て石のボタンを床に設置しようと試みることで、とても簡単な発射機構を作ることが出来た。なぜならボタンは地面に設置することができず(V1.8からボタンは床にも設置出来るようになった。)、位置を修正しディスペンサーに設置されるからだ。これによって、クリックすれば単純にアイテムを受け取ることができ、Mobは起動できないというディスペンサーを作ることができる。(ベータ1.6で修正された)
  • レッドストーントーチがディスペンサーの横に設置され、かつその逆側にレッドストーンワイヤーがあった場合、ディスペンサーは動作する。
  • ディスペンサーはレッドストーン回路を5分間隔でディレイさせるのに使える。木のプレッシャープレートを入出力逆に接続し、ディスペンサーとつなげて上にアイテムを置く。するとアイテムが消滅した時にレッドストーンのON・OFFが切り替わる。
  • Notchはベータ1.6でディスペンサーのテクスチャを1ピクセル修正したと語った。
  • マルチプレイで、プレーヤーがディスペンサーから撃たれた矢で死亡すると、"[プレーヤー名] was shot by Herobrine"というメッセージが表示される。

ギャラリー

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