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タグ: ビジュアルエディタ
編集の要約なし
 
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{{For|スコアボードを操作するコマンド|コマンド/scoreboard}}
{{exclusive|java}}
 
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[[File:Scoreboard.png|thumb|350px|画面右にスコアボードが表示されている様子。]]
{{要更新}}
 
{{要翻訳|stub=1}}
 
[[File:Scoreboard.png|thumb|350px|A screenshot of a scoreboard on the right side of the screen.]]
 
   
'''スコアボード''' ('''Scoreboard''') は、主に配布マッの制作者対象とする複雑なゲープレイメカニックである。これは、[[コマンド]][[コマンドブロック]]を介して使用される。
+
'''スコアボード'''({{en|Scoreboard}})は、プレイヤーやエンティティに結び付けた値追跡・編集・表示することの出来るシステムである。[[サーバー]]の管理者やマップ製作者向けの機能であり、[[コマンド]]を介して使用することができる。
   
== 目的 ==
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== オブジェクト ==
   
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'''オブジェクト'''({{en|Objective}})は値の項目のような存在である。オブジェクト下にはエンティティ毎に値を記録することができ、その値の値域は-21億4748万3648以上21億4748万3647以下である。オブジェクトは「名前」「変動基準」「表示名」の3つの変数を有する。
目的は、組み合わせの'''スコア名'''、'''表示名'''、'''条件'''、及びプレイヤーのポイントの数を表す整数値を追跡する。フルスコアの範囲は、-2,147,483,648~2,147,483,647 となっており、小数はサポートされていない。
 
   
目的の'''名前'''は、コマンド、対象の引数、ファイルフォーマットを参照するときに内部的に使用される。これは大文字小文字が区別されため1つの単語でなければいけない。また日本語でも同様にいられる。
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オブジェクトの'''名前'''({{en|name}})は、コマンド、[[ターゲットセレクター]]の引数、およびオブジェクトの保存ファイルなどの場面においてオブジェクトを指定するに内部的に使用される名前である。{{in|java}}大文字小文字のアルファベット、数字、アンダーバー、ピリオド、マイナス・プラス使用できる、{{IN|bedrock}}すべての文字を使できる。
   
それとは逆に'''表示名'''は複数単語を使用することができ、様々な状況公開される。また、大文字小文字は区されるが一意である必要はない。
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オブジェクトの'''表示名'''({{en|display name}})、公にオブジェクト名前を表示する際に使用される[[JSONテキスト]]である。基本的にすべての文字を使用することができ、JSONテキストを利用した様々な装飾・機能を付与することがる。また内部名違って、のオブジェクトと同じ表示名を使用しても良い。
   
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オブジェクトの'''変動基準'''({{en|criterion}})は、そのオブジェクト下の値がどのような条件によって変動するかを規定するものである。有効な変動基準の値とその説明は下表に記した通りである。
一部の目的はコマンドによる値の変更が可能である。特定の量だけ増加または減少でき特定の値に設定することもできる。 For objectives based upon statistics, the objective can be changed via commands; however, the actual stat does not change - the objective will continue to update for players with changes in stats.
 
   
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オブジェクト内に記録されている値を'''スコア'''と呼ぶ。変動基準によっては、スコアはコマンドで変更することができる。
これはコマンドの引数に '''score_name''' と '''score_name_min''' を用いてエンティティのスコアを確認するためにも使われる。'''name''' にはスコア名が入る。'''score_name''' は指定した値以下の場合に動作し、'''score_name_min''' は指定した値以上の場合に動作する。
 
   
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オブジェクト下でスコアを保有しているエンティティを'''スコアホルダー'''と呼ぶ。オブジェクト内ではスコアホルダーはプレイヤー名かエンティティのUUIDで記録されているが、プレイヤー名は実在するプレイヤーの名前でなくてもよい。また非Mobエンティティのスコアは、プレイヤーのものと違って死亡すると削除される。
例えば、[[コマンドブロック]]で {{cmd|testfor @p[score_deaths{{=}}5,score_deaths_min{{=}}1]}} を実行した場合、[[レッドストーンコンパレーター]]もしくは条件付き[[コマンドブロック]]はプレイヤーが少なくとも一回以上死亡しており、且つ五回を超す程死亡していない場合に出力する。「deaths」の条件は「deathCount」であるものと仮定する。
 
   
  +
スコアはスコアボードとして表示される他に、[[ターゲットセレクター]]による条件絞り込み、[[JSONテキスト]]を介したテキストとしての表示も可能である。
目的の'''条件'''は以下のように動作する。
 
  +
{| class="wikitable" style="width:100%"
 
  +
=== 変動基準 ===
! 条件
 
  +
  +
==== Java Edition ====
  +
  +
===== <small>単体の変動基準</small> =====
  +
  +
:{| class="wikitable" style="width:100%" data-description="Criteria"
  +
! 変動基準名
 
! 説明
 
! 説明
  +
! 編集可能
! 変更
 
 
|-
 
|-
 
| dummy
 
| dummy
| コマンドでスコアを変更することが可能であり、死亡などのゲームイベントによって変更されことはない。こはイベントフラグ状態のマッピング及び通貨として便利である。
+
| 変動基準下は、スコアの値は死亡などのゲームイベントでは変化せず、{{cmd|scoreboard}}コマンドでのみ変更できる。この変動基準イベントフラグ状態の記録、通貨等々の仕様の実現に有用である。
| {{tc|可能|style=text-align:center}}
+
| {{tc|yes|style=text-align:center}}
 
|-
 
|-
 
| trigger
 
| trigger
| コマンドのみでスコアを変更することが可能あり、死亡などのゲームイベントによって変更されことはない。{{cmd|trigger}} コマンドは、設定またはこの条件合う目的の自分のスコアをプレイヤーが増分または減分することができる。もしプレイヤーが使う際そオブジェトが「enable(許可)」ではなったらそコマンドは無効にる。そしてそのオブジェトはプレイヤーがそ {{cmd|trigger}} コマンドを使ったあ使用できなくなる。
+
| この変動基準下では、{{cmd|scoreboard|link=none}}に加えて{{cmd|trigger}}コマンドでスコアの値を変更でる。{{cmd|trigger|link=none}}コマンドは、変動基準が{{cd|trigger}}かつ{{cmd|scoreboard players enable...}}コマンドよって「有効化」されているオブジェクトに対して、自分のスコアの値のみ変更できるコマンドである。要求[[権限レベル]]が0であることから、普通のプレイヤーがでスコアボードの値を変更することができる。{{cmd|tellraw}}からクリック機能の設定された[[JSONテキスト]]を送信させて、それを受け取った一般プレイヤーテキスト上のクリック機能を介して何らかの入力を行う際どに、クリック機能にこのコマンドを設定する用でる。
  +
| {{tc|yes|style=text-align:center}}
注意:{{cmd|trigger}} コマンドは、チートではなかったり、オペレーターではない通常のプレイヤーでも実行することができる。This is useful for player input via /tellraw interfaces.
 
| {{tc|可能|style=text-align:center}}
 
 
|-
 
|-
 
| deathCount
 
| deathCount
| プレイヤーが死亡した回数を自動的記録するスコア。
+
| プレイヤーが死亡したスコアの値が自動で増加する
| {{tc|可能|style=text-align:center}}
+
| {{tc|yes|style=text-align:center}}
 
|-
 
|-
 
| playerKillCount
 
| playerKillCount
| プレイヤーが他のプレイヤーをした回数を自動的記録するスコア。
+
| プレイヤーが他のプレイヤーを殺害したスコアの値が自動で増加する
| {{tc|可能|style=text-align:center}}
+
| {{tc|yes|style=text-align:center}}
 
|-
 
|-
 
| totalKillCount
 
| totalKillCount
| プレイヤーが Mob や他のプレイヤーをした回数を自動的記録するスコア。
+
| プレイヤーが他のプレイヤーやMob殺害したスコアの値が自動で増加する
| {{tc|可能|style=text-align:center}}
+
| {{tc|yes|style=text-align:center}}
 
|-
 
|-
 
| health
 
| health
| 普通のプレイヤーに対し0~20範囲で、ハート半分1に相当する プレイヤーの体力が初めてする前に値が0になることがある。 マンドよってえられた体力([[属性]]/Modifiers、[[ステータス効果#Health_Boost|Health Boost]])と衝撃吸収によって追加される体力([[ステータス効果#Absorption|Absorption]])もまたスコアにカウントされる為、体力のスコア20を上回ることができる。
+
| プレイヤーの残り[[体力]](ハート半分1に相当設定後プレイヤーの体力がするまでは0と表示されることがある。普通のプレイヤーの最大体力は20であるが、この変動基準下のスは追のハートも計上さめ、[[属性#汎用属性一覧|属性値「最大体力」]][[体力増強]]、[[衝撃吸収]]の効果によりスコア20を超えることもある。
| {{tc|不可能|style=text-align:center}}
+
| {{tc|no|style=text-align:center}}
 
|-
 
|-
|air
+
| xp
  +
| プレイヤーが最後に死んでから獲得した経験値の値(すなわち彼らの[[スコア]])。
|0~300の範囲で表示される。
 
  +
| {{tc|no|style=text-align:center}}
プレイヤーが水に入ったことによって失っていく空気量を自動的に記録するスコア。
 
| {{tc|不可能|style=text-align:center}}
 
 
|-
 
|-
  +
| level
|xp
 
|プレイヤーの経験合計量を自動的に記録するスコア
+
| プレイヤーの現在の経験値レベル
| {{tc|不可能|style=text-align:center}}
+
| {{tc|no|style=text-align:center}}
 
|-
 
|-
  +
| food
|level
 
  +
| プレイヤーの[[満腹度]]。値域は0~20であり、隠し満腹度等は計上されない。設定から初めてプレイヤーの満腹度が変動するまでは、0と表示されることがある。[[Player.datフォーマット]]の{{nbt|int|foodLevel}}に相当する。
|プレイヤーの現在の経験値のレベルを自動的に記録するスコア。
 
| {{tc|不可能|style=text-align:center}}
+
| {{tc|no|style=text-align:center}}
 
|-
 
|-
  +
| air
|food
 
  +
| プレイヤーの持っている空気の量。プレイヤーのNBTタグの{{nbt|short|Air}}に相当する。値域は-20から300。
|0~20のスコアで表示される。
 
  +
| {{tc|no|style=text-align:center}}
プレイヤーの満腹度を自動的に記録するスコア。
 
| {{tc|不可能|style=text-align:center}}
 
 
|-
 
|-
|armor
+
| armor
  +
| プレイヤーの[[属性|防御力]]。値域は0以上20以下で、設定から初めてプレイヤーの防御力が変動するまでは、0と表示されることがある。
|0~20のスコアで表示される。
 
  +
| {{tc|no|style=text-align:center}}
プレイヤーの防具の合計を自動的に記録するスコア。
 
| {{tc|不可能|style=text-align:center}}
 
 
|}
 
|}
   
  +
===== <small>統計由来の変動基準</small> =====
いくつかの条件は、複合条件を形成するために統計と実績のシステムを使用している<ref>https://twitter.com/Dinnerbone/status/365438719823577088</ref>。上記の単純な条件とは異なり、複合条件はピリオド (「.」) で区切られた複数の部分が存在する。例えば、「stat.entityKilledBy.Zombie」とすると、ゾンビがプレイヤーを倒すたびにプレイヤーの増分が複合条件となる<ref>https://twitter.com/Dinnerbone/status/368015870683254784</ref>。
 
  +
: '''[[統計]]'''の名前空間IDを変動基準名として指定することで、統計の値が増加するたびにスコアボードの値を増加させるよう設定できる。スコアの値は現在の統計値になるのではなく、あくまで統計値が増加した際にスコアも同様に増加するのみであることに注意されたい。例えばある統計値が20である状態でその統計値を変動条件として設定したオブジェクトを作成、その後統計値が10増加したなら、統計値は30、スコアは10になる。統計の名前空間IDの仕組みと一覧は[[統計#名前空間ID|こちら]]。
   
  +
: また統計データとしては存在しないが、以下の変動基準がスコアボード専用に用意されている。
現在存在する複合条件は以下のとおりである。
 
  +
{{#VARDEFINE:VALID_TEAM_COLOURS|
{| class="wikitable" style="width:100%"
 
  +
"black"、"dark_blue"、"dark_green"、"dark_aqua"、"dark_red"、"dark_purple", "gold"、"gray"、"dark_gray"、"blue"、"green"、"aqua"、"red"、"light_purple"、"yellow"、"white"}}
! 条件ベース
 
  +
{| class="wikitable" style="width:100%" data-description="Compound criteria"
  +
! 変動基準の名前
 
! 説明
 
! 説明
  +
! 挿入部の種類数
! 変更
 
  +
! 回数のサブ条件
 
 
|-
 
|-
  +
| teamkill.<チーム色>
| stat
 
  +
| 挿入部にはチームの色が入る。指定の色のチームに属するプレイヤー・エンティティを殺害すると、殺害したプレイヤーの値が増加する。
| プレイヤーの統計に関連する基準のベース。承認されているサブ条件は「animalsBred」、「armorCleaned」、「aviateOneCm」、「bannerCleaned」、「beaconInteraction」、「boatOneCm」、「brewingstandInteraction」、「cakeSlicesEaten」、「cauldronFilled」、「cauldronUsed」、「chestOpened」、「climbOneCm」、「craftingTableInteraction」、「crouchOneCm」、「damageDealt」、「damageTaken」、「deaths」、「dispenserInspected」、「diveOneCm」、「drop」、「dropperInspected」、「enderchestOpened」、「fallOneCm」、「fishCaught」、「flowerPotted」、「flyOneCm」、「furnaceInteraction」、「hopperInspected」、「horseOneCm」、「itemEnchanted」、「jump」、「leaveGame」、「minecartOneCm」、「mobKills」、「noteblockPlayed」、「noteblockTuned」、「pigOneCm」、「playOneMinute」、「playerKills」、「recordPlayed」、「shulkerBoxOpened」、「sleepInBed」、「sneakTime」、「sprintOneCm」、「swimOneCm」、「talkedToVillager」、「timeSinceDeath」、「tradedWithVillager」、「trappedChestTriggered」、「walkOneCm」
 
  +
{| class="collapsible collapsed collapse-button-none" data-description="有効なチーム色の値"
となっている。これらはサブ条件によって指定された動作をすると、プレイヤーのスコアを自動的に記録する。
 
  +
|-
| {{tc|可能|style=text-align:center}}
 
  +
! style="text-align:left" | 有効なチーム色ID
| align="center"|50
 
|-
+
|-
  +
|
| stat.craftItem
 
  +
{{#VAR:VALID_TEAM_COLOURS}}
| 指定されたアイテムID の番号("stat.craftItem.1" など)もしくはアイテム名("stat.craftItem.minecraft.stone" など)のブロックもしくはアイテムが対象となる。クラフトできるアイテムと製錬できるアイテムが認められる。この値は前述のアイテムが[[作業台]]、[[かまど]]、インベントリ内のクラフトスペースから取り出された時に増加する。普通にクリックした時に値は1つだけ増加するが、Shift を押しながらクリックした場合、値は2つ増加する。
 
  +
|}
{| class="collapsible collapsed"
 
  +
| style="text-align:center"|16
|-
 
! align="center" | 一般的に承認されている数値ID
 
|-
 
| 1, 5, 20, 22-25, 27-29, 33, 35, 41, 42, 44-48, 50, 53, 54, 57, 58, 61, 65-67, 69, 70, 72, 76-79, 80, 82, 84, 85, 89, 91, 95, 96, 98, 101-103, 107-109, 112-114, 116, 123, 126, 128, 130, 131, 133-136, 138, 139, 143, 145-148, 151, 152, 154-160, 163-165, 167, 170-173, 256-259, 261-286, 290-294, 296-317, 320-325, 328, 330, 331, 333, 336, 339-343, 345-347, 350, 351, 353-357, 359, 361, 362, 364, 366, 371, 374, 376-382, 385, 386, 388-390, 393, 395, 396, 398, 400, 404-408, and 420
 
|}
 
{| class="collapsible collapsed"
 
|-
 
! align="center" | 一般的に承認されているID名
 
|-
 
| acacia_stairs, activator_rail, anvil, arrow, baked_potato, beacon, bed, birch_stairs, blaze_powder, boat, book, bookshelf, bow, bowl, bread, brewing_stand, brick, brick_block, brick_stairs, bucket, cake, carpet, carrot_on_a_stick, cauldron, chainmail_boots, chainmail_chestplate, chainmail_helmet, chainmail_leggings, chest, chest_minecart, clay, clock, coal, coal_block, cobblestone_wall, comparator, compass, cooked_beef, cooked_chicken, cooked_fish, cooked_porkchop, cookie, crafting_table, dark_oak_stairs, daylight_detector, detector_rail, diamond, diamond_axe, diamond_block, diamond_boots, diamond_chestplate, diamond_helmet, diamond_hoe, diamond_leggings, diamond_pickaxe, diamond_shovel, diamond_sword, dispenser, dropper, dye, emerald, emerald_block, enchanting_table, ender_chest, ender_eye, fence, fence_gate, fermented_spider_eye, fire_charge, fishing_rod, flint_and_steel, flower_pot, furnace, furnace_minecart, glass, glass_bottle, glass_pane, glowstone, gold_block, gold_ingot, gold_nugget, golden_apple, golden_axe, golden_boots, golden_carrot, golden_chestplate, golden_helmet, golden_hoe, golden_leggings, golden_pickaxe, golden_rail, golden_shovel, golden_sword, hardened_clay, hay_block, heavy_weighted_pressure_plate, hopper, hopper_minecart, iron_axe, iron_bars, iron_block, iron_boots, iron_chestplate, iron_door, iron_helmet, iron_hoe, iron_ingot, iron_leggings, iron_pickaxe, iron_shovel, iron_sword, iron_trapdoor, item_frame, jukebox, jungle_stairs, ladder, lapis_block, lead, leather_boots, leather_chestplate, leather_helmet, leather_leggings, lever, light_weighted_pressure_plate, lit_pumpkin, magma_cream, map, melon_block, melon_seeds, minecart, mossy_cobblestone, mushroom_stew, nether_brick, nether_brick_fence, nether_brick_stairs, netherbrick, noteblock, oak_stairs, painting, paper, piston, planks, pumpkin_pie, pumpkin_seeds, quartz, quartz_block, quartz_stairs, rail, redstone, redstone_block, redstone_lamp, redstone_torch, repeater, sandstone, sandstone_stairs, shears, sign, slime, slime_ball, snow, snow_layer, speckled_melon, spruce_stairs, stained_glass, stained_glass_pane, stained_hardened_clay, stick, sticky_piston, stone, stone_axe, stone_brick_stairs, stone_button, stone_hoe, stone_pickaxe, stone_pressure_plate, stone_shovel, stone_slab, stone_stairs, stone_sword, stonebrick, sugar, tnt, tnt_minecart, torch, trapdoor, trapped_chest, tripwire_hook, wheat, wooden_axe, wooden_button, wooden_door, wooden_hoe, wooden_pickaxe, wooden_pressure_plate, wooden_shovel, wooden_slab, wooden_sword, wool, and writable_book
 
|}
 
   
| {{tc|可能|style=text-align:center}}
 
| align="center"|199 (398)<ref group="注釈" name="double">Prior to 14w06a, stat.craftItem, stat.useItem, stat.breakItem, and stat.mineBlock only accepted numeric IDs and not ID names. The addition of ID names means that these compound criteria effectively have double the sub-criteria they previously had, but the new criteria serve the same exact roles as their numeric counterparts. For convenience, the first number listed is the number of blocks/items which these compound criteria accept, and the second is the literal number of sub-criteria.</ref>
 
|-
 
| stat.useItem
 
| 指定されたアイテムID の番号("stat.useItem.1" など)もしくはアイテム名("stat.useItem.minecraft.stone" など)のブロックもしくはアイテムが対象となる。 アイテムとしての形態を持たない一部のアイテムを除いて、ほとんどのアイテムが使用可能である。
 
{| class="collapsible collapsed"
 
|-
 
! align="center" | 一般的に承認されている数値ID
 
|-
 
| 1-25, 27-33, 35, 37-54, 56-58, 60-62, 65-67, 69, 70, 72, 73, 76-82, 84-91, 95-103, 106-114, 116, 119-123, 125-131, 133-139, 141-143, 145-148, 151-167, 170-175, 256-408, 417-422, and 2256-2267
 
|}
 
{| class="collapsible collapsed"
 
|-
 
! align="center" | 一般的に承認されているID名
 
|-
 
| acacia_stairs, activator_rail, anvil, apple, arrow, baked_potato, barrier, beacon, bed, bedrock, beef, birch_stairs, blaze_powder, blaze_rod, boat, bone, book, bookshelf, bow, bowl, bread, brewing_stand, brick, brick_block, brick_stairs, brown_mushroom, brown_mushroom_block, bucket, cactus, cake, carpet, carrot, carrot_on_a_stick, carrots, cauldron, chainmail_boots, chainmail_chestplate, chainmail_helmet, chainmail_leggings, chest, chest_minecart, chicken, clay, clay_ball, clock, coal, coal_block, coal_ore, cobblestone, cobblestone_wall, cocoa, command_block, command_block_minecart, comparator, compass, cooked_beef, cooked_chicken, cooked_fish, cooked_porkchop, cookie, crafting_table, dark_oak_stairs, daylight_detector, deadbush, detector_rail, diamond, diamond_axe, diamond_block, diamond_boots, diamond_chestplate, diamond_helmet, diamond_hoe, diamond_horse_armor, diamond_leggings, diamond_ore, diamond_pickaxe, diamond_shovel, diamond_sword, dirt, dispenser, double_plant, double_stone_slab, double_wooden_slab, dragon_egg, dropper, dye, egg, emerald, emerald_block, emerald_ore, enchanted_book, enchanting_table, end_portal, end_portal_frame, end_stone, ender_chest, ender_eye, ender_pearl, experience_bottle, farmland, feather, fence, fence_gate, fermented_spider_eye, filled_map, fire, fire_charge, firework_charge, fireworks, fish, fishing_rod, flint, flint_and_steel, flower_pot, flowing_lava, flowing_water, furnace, furnace_minecart, ghast_tear, glass, glass_bottle, glass_pane, glowstone, glowstone_dust, gold_block, gold_ingot, gold_nugget, gold_ore, golden_apple, golden_axe, golden_boots, golden_carrot, golden_chestplate, golden_helmet, golden_hoe, golden_horse_armor, golden_leggings, golden_pickaxe, golden_rail, golden_shovel, golden_sword, grass, gravel, gunpowder, hardened_clay, hay_block, heavy_weighted_pressure_plate, hopper, hopper_minecart, ice, iron_axe, iron_bars, iron_block, iron_boots, iron_chestplate, iron_door, iron_helmet, iron_hoe, iron_horse_armor, iron_ingot, iron_leggings, iron_ore, iron_pickaxe, iron_shovel, iron_sword, iron_trapdoor, item_frame, jukebox, jungle_stairs, ladder, lapis_block, lapis_ore, lava, lava_bucket, lead, leather, leather_boots, leather_chestplate, leather_helmet, leather_leggings, leaves, leaves2, lever, light_weighted_pressure_plate, lit_furnace, lit_pumpkin, log, log2, magma_cream, map, melon, melon_block, melon_seeds, milk_bucket, minecart, mob_spawner, monster_egg, mossy_cobblestone, mushroom_stew, mycelium, name_tag, nether_brick, nether_brick_fence, nether_brick_stairs, nether_star, nether_wart, netherbrick, netherrack, noteblock, oak_stairs, obsidian, packed_ice, painting, paper, piston, planks, poisonous_potato, porkchop, portal, potato, potatoes, potion, pumpkin, pumpkin_pie, pumpkin_seeds, quartz, quartz_block, quartz_ore, quartz_stairs, rail, record_11, record_13, record_blocks, record_cat, record_chirp, record_far, record_mall, record_mellohi, record_stal, record_strad, record_wait, record_ward, red_flower, red_mushroom, red_mushroom_block, redstone, redstone_block, redstone_lamp, redstone_ore, redstone_torch, reeds, repeater, rotten_flesh, saddle, sand, sandstone, sandstone_stairs, sapling, shears, sign, skull, slime, slime_ball, snow, snow_layer, snowball, soul_sand, spawn_egg, speckled_melon, spider_eye, sponge, spruce_stairs, stained_glass, stained_glass_pane, stained_hardened_clay, stick, sticky_piston, stone, stone_axe, stone_brick_stairs, stone_button, stone_hoe, stone_pickaxe, stone_pressure_plate, stone_shovel, stone_slab, stone_stairs, stone_sword, stonebrick, string, sugar, tallgrass, tnt, tnt_minecart, torch, trapdoor, trapped_chest, tripwire_hook, vine, water, water_bucket, waterlily, web, wheat, wheat_seeds, wooden_axe, wooden_button, wooden_door, wooden_hoe, wooden_pickaxe, wooden_pressure_plate, wooden_shovel, wooden_slab, wooden_sword, wool, writable_book, written_book, and yellow_flower
 
|}
 
プレイヤーが指定されたアイテムもしくはブロックを使用すると値が増える。「使用」は以下の場合に定義される。
 
* [[シャベル]]、[[ツルハシ]]、[[斧]]、[[火打石と打ち金]]、[[ハサミ]]、[[クワ]]、[[弓]]、[[剣]]が使用され耐久値が減少した時。[[松明]]などを壊した場合、耐久値は減らないが値は増加する。[[釣竿]]と[[ニンジン付きの棒]]はいかなる時でも右クリックした時に値が増加し、耐久値の減少を一切必要としない。[[防具]]の耐久値が減少しても値は増加しない。
 
* ブロックが置かれた時。
 
* [[絵画]]、[[スポーンエッグ]]、任意の[[トロッコ]]、[[額縁]]、[[ボート]]、[[エンダーアイ]]、[[エンダーパール]]、[[卵]]、[[雪玉]]、[[弓]]、任意の[[スプラッシュポーション]]、[[エンチャントの瓶]]、[[釣竿]]がエンティティを生み出した時。
 
* [[染料]]は[[カカオ豆]]がジャングルの[[原木]]に[[カカオの実]]を設置した時、もしくは[[骨粉]]が[[作物]]か[[草]]を成長させるために使用された時、に限られる。染料が羊に使用された場合は値は増えない。
 
* バケツ[[牛乳]]、[[ポーション]]、いかなる[[食料]]、設置された[[ケーキ]]が消費された時。
 
* 未使用の[[地図]]、[[バケツ]]、[[溶岩]]入りバケツ、[[水]]入りバケツ、[[牛乳]]、[[本と羽ペン]]、[[ポーション]]が使用され異なるアイテムになった時。[[ボウル]]が[[キノコシチュー]]に満たされた時、[[バケツ]]が[[牛乳]]に満たされた時は値は増加しない。
 
* レコードが[[ジュークボックス]]で使われた時。各レコードで記録は分けられる。
 
アイテムが Mob に使用された時、値は増加しない。それは名前を付けたり、飼いならしたり、餌付けしたり、繁殖させたり、サドルを付けたり、リードを繋げたり、毛を刈ったり、牛乳を搾乳したり、シチューを集めたりすることを含む。また、防具を装着したり、革防具を[[大釜]]で洗った時も同様に増加しない。<br>
 
<br>
 
クリエイティブモードで取得でき、コマンドを使わずに、且つ同じアイテムID が複数存在するアイテムのデータ値が異なるものを除いた場合、357のアイテムがこの stat を使用できる。その他195のアイテムは使用できない。
 
| {{tc|可能|style=text-align:center}}
 
| align="center"|318 (636)<ref group="注釈" name="double" />
 
|-
 
| stat.breakItem
 
| 指定された耐久値を持つアイテムID の番号("stat.breakItem.256" など)もしくはアイテム名 ("stat.breakItem.minecraft.bow" など)が対象となる。
 
{| class="collapsible collapsed"
 
|-
 
! align="center" | 一般的に承認されている数値ID
 
|-
 
| 256-259, 261, 267-279, 283-286, 290-294, 298-317, 346, 359, and 398
 
|}
 
{| class="collapsible collapsed"
 
|-
 
! align="center" | 一般的に承認されているID名
 
|-
 
| bow, carrot_on_a_stick, chainmail_boots, chainmail_chestplate, chainmail_helmet, chainmail_leggings, diamond_axe, diamond_boots, diamond_chestplate, diamond_helmet, diamond_hoe, diamond_leggings, diamond_pickaxe, diamond_shovel, diamond_sword, fishing_rod, flint_and_steel, golden_axe, golden_boots, golden_chestplate, golden_helmet, golden_hoe, golden_leggings, golden_pickaxe, golden_shovel, golden_sword, iron_axe, iron_boots, iron_chestplate, iron_helmet, iron_hoe, iron_leggings, iron_pickaxe, iron_shovel, iron_sword, leather_boots, leather_chestplate, leather_helmet, leather_leggings, shears, stone_axe, stone_hoe, stone_pickaxe, stone_shovel, stone_sword, wooden_axe, wooden_hoe, wooden_pickaxe, wooden_shovel, and wooden_sword
 
|}
 
耐久値がなくなった時に値が増加する。耐久値はそれぞれの耐久値が減少する条件満たした時に減り、耐久値が0になるとアイテムが壊れる。
 
| {{tc|可能|style=text-align:center}}
 
| align="center"|50 (100)<ref group="注釈" name="double" />
 
|-
 
| stat.mineBlock
 
| 指定されたアイテムID の番号("stat.mineBlock.1" など)もしくはアイテム名 ("stat.mineBlock.minecraft.stone" など)の様々な破壊不可能なブロックとコマンドによって入手できるブロックを除いた殆どのブロックが対象となる。
 
{| class="collapsible collapsed"
 
|-
 
! align="center" | 一般的に承認されている数値ID
 
|-
 
| 1-6, 12-25, 27-33, 35, 37-50, 53, 54, 56-58, 60-62, 65-67, 69, 70, 72, 73, 76-82, 84-91, 95, 97-103, 106-114, 116, 119-123, 125-131, 133-139, 143, 145-148, 151-165, and 170-175
 
|}
 
{| class="collapsible collapsed"
 
|-
 
! align="center" | 一般的に承認されているID名
 
|-
 
| acacia_stairs, activator_rail, anvil, beacon, birch_stairs, bookshelf, brick_block, brick_stairs, brown_mushroom, brown_mushroom_block, cactus, carpet, chest, clay, coal_block, coal_ore, cobblestone, cobblestone_wall, cocoa, command_block, crafting_table, dark_oak_stairs, daylight_detector, deadbush, detector_rail, diamond_block, diamond_ore, dirt, dispenser, double_plant, double_stone_slab, double_wooden_slab, dragon_egg, dropper, emerald_block, emerald_ore, enchanting_table, end_portal, end_portal_frame, end_stone, ender_chest, farmland, fence, fence_gate, furnace, glass, glass_pane, glowstone, gold_block, gold_ore, golden_rail, grass, gravel, hardened_clay, hay_block, heavy_weighted_pressure_plate, hopper, ice, iron_bars, iron_block, iron_ore, jukebox, jungle_stairs, ladder, lapis_block, lapis_ore, leaves, leaves2, lever, light_weighted_pressure_plate, lit_furnace, lit_pumpkin, log, log2, melon_block, monster_egg, mossy_cobblestone, mycelium, nether_brick, nether_brick_fence, nether_brick_stairs, netherrack, noteblock, oak_stairs, obsidian, packed_ice, piston, planks, portal, pumpkin, quartz_block, quartz_ore, quartz_stairs, rail, red_flower, red_mushroom, red_mushroom_block, redstone_block, redstone_lamp, redstone_ore, redstone_torch, sand, sandstone, sandstone_stairs, sapling, slime, snow, snow_layer, soul_sand, sponge, spruce_stairs, stained_glass, stained_glass_pane, stained_hardened_clay, sticky_piston, stone, stone_brick_stairs, stone_button, stone_pressure_plate, stone_slab, stone_stairs, stonebrick, tallgrass, tnt, torch, trapped_chest, tripwire_hook, vine, waterlily, web, wooden_button, wooden_pressure_plate, wooden_slab, wool, and yellow_flower
 
|}
 
これはプレイヤーがブロックを採掘した時に増加する。それは基本的にプレイヤーがブロックを破壊しアイテムが落ちた時に定義されるが、破壊してもアイテムが落ちない[[ガラス]]や別のアイテムを生成する[[氷]]も壊した際に値は増加する。また、プレイヤーがクリエイティブモードの時に値は増加しない。{{cmd|gamerule doTileDrops}} が false に設定されていたとしても値は増加する。
 
| {{tc|可能|style=text-align:center}}
 
| align="center"|135 (270)<ref group="注釈" name="double" />
 
|-
 
| stat.killEntity
 
| エンティティ名のサブ条件。有効な名前は「Bat」、「Blaze」、「CaveSpider」、「Chicken」、「Cow」、「Creeper」、「Enderman」、「Endermite」、「EntityHorse」、「Ghast」、「Guardian」、「LavaSlime」、「MushroomCow」、「Ozelot」、「Pig」、「PigZombie」、「Rabbit」、「Sheep」、「Silverfish」、「Skeleton」、「Slime」、「Spider」、「Squid」、「Villager」、「Witch」、「Wolf」、「Zombie」となっている。プレイヤーが指定された Mob を倒したときに記録される。
 
| {{tc|可能|style=text-align:center}}
 
| align="center"|27
 
|-
 
| stat.entityKilledBy
 
| エンティティ名のサブ条件。有効な名前は「Bat」、「Blaze」、「CaveSpider」、「Chicken」、「Cow」、「Creeper」、「Enderman」、「Endermite」、「EntityHorse」、「Ghast」、「Guardian」、「LavaSlime」、「MushroomCow」、「Ozelot」、「Pig」、「PigZombie」、「Rabbit」、「Sheep」、「Silverfish」、「Skeleton」、「Slime」、「Spider」、「Squid」、「Villager」、「Witch」、「Wolf」、「Zombie」となっている。プレイヤーが指定された Mob に倒されると記録される。重要な事だが、友好的Mob の名前が使用されている場合、その Mob はプレイヤーにダメージを与えられないため、値が増加することはない。
 
| {{tc|可能|style=text-align:center}}
 
| align="center"|27
 
|-
 
| teamkill
 
| チーム色のサブ条件。有効な名前は「black」、「dark_blue」、「dark_green」、「dark_aqua」、「dark_red」、「dark_purple」、「gold」、「gray」、「dark_gray」、「blue」、「green」、「aqua」、「red」、「light_purple」、「yellow」、「white」となっている。プレイヤーが指定された色のチームのメンバーを倒したときに記録される。
 
| {{tc|可能|style=text-align:center}}
 
| align="center"|16
 
|-
 
| killedByTeam
 
| チーム色のサブ条件。有効な名前は「black」、「dark_blue」、「dark_green」、「dark_aqua」、「dark_red」、「dark_purple」、「gold」、「gray」、「dark_gray」、「blue」、「green」、「aqua」、「red」、「light_purple」、「yellow」、「white」となっている。プレイヤーが指定された色のチームのメンバーに倒されると記録される。
 
| {{tc|可能|style=text-align:center}}
 
| align="center"|16
 
 
|-
 
|-
  +
| killedByTeam.<チーム色>
  +
| 挿入部にはチームの色が入る。指定の色のチームに属するプレイヤー・エンティティに殺害されると、殺害されたプレイヤーの値が増加する。
  +
{| class="collapsible collapsed collapse-button-none" data-description="Valid team colors"
  +
|-
  +
! style="text-align:left" | 有効なチーム色ID
  +
|-
  +
|
  +
{{#VAR:VALID_TEAM_COLOURS}}
  +
|}
  +
| style="text-align:center"|16
 
|}
 
|}
   
  +
==== Bedrock Edition ====
<references group="注釈"/>
 
  +
現在、Bedrock Editionには変動基準が<code>dummy</code>のみしか存在しない。したがって、Bedrock Editonのスコアはコマンドでしか変更できない。
   
== 表示スロット ==
+
== 表示設定 ==
  +
=== 表示スロット ===
  +
[[File:Scoreboard Display.png|thumb|250px|Playerという名前でスコアが6174のプレイヤーが記録されているオブジェクトが{{cd|list}}のスロットに、表示名が「サイドバー」で、スコアが495の「ダミー1」という偽プレイヤーが記録されているオブジェクトが{{cd|sidebar}}のスロットに、それぞれ表示されている。]]
   
{{cmd|scoreboard objectives setdisplay}} コマンド([[スコアボード#コマンドの解説|「コマンドの解説」参照]])を使用して特定のプレイヤーの得点ゲーム内の特定のスロットに表示ることができる。各表示スロット、一度1つを示すことができ、複数の表示スロット」を同じ目的または異な目的に使用することできる。
+
コマンド{{cmd|scoreboard objectives setdisplay}}を介することでオブジェクト定の表示スロットに表示させることができる。各表示スロット同時だけオブジェクト示すことができ、複数の表示スロットには同じオブジェクトを表示すこともできれば、別々のオブジェクトを表示することできる。
   
{| class="wikitable" style="width:100%"
+
{| class="wikitable" style="width:100%" data-description="Display slots"
! width="33%" align="center" | スロット
+
! width="140" |スロット
! width="66%" align="center" | 説明
+
! 説明
 
|-
 
|-
  +
|list<br>(プレイヤーリスト)
|list|| マルチプレイのプレイヤーが表示されているタブメニューに、見出しのない黄色の数字を表示する。シングルプレイでも表示できる。
 
  +
|
  +
{{in|je}}、プレイヤーリスト(デフォルトでは{{key|Tab}}で表示)のプレイヤー名の右側に黄色い数字または複数のハートのマーク{{note|{{cmd|scoreboard objectives modify ? rendertype ?}}で設定可能}}でスコアを表示する。このスロットでは見出し(オブジェクトの表示名)が表示されず、またオンラインの実在のプレイヤー以外のスコアホルダーも表示されない。<br>
  +
{{in|be}}、数字は白色で、表示形態としてハートのマークを選択することはできない。{{el|je}}と同様、オンラインのプレイヤーのみが表示され、見出しも表示されない。
  +
  +
シングルプレイでも表示される。
 
|-
 
|-
  +
|sidebar<br>(サイドバー)
|sidebar|| 画面の右側に表示される。ハイスコ​​アのリストにあるプレイヤーを、スコアの表示名という見出しが表示された状態で表示する。シングルプレイの場合でもプレイヤーは表示され、追跡されていないプレイヤーは表示されない。# で始まる名前の偽のプレイヤーは、いかなる状況下でもサイドバーに表示されない。
 
  +
| 画面右側に表示される。最上部に見出しとしてオブジェクトの表示名が表示され、オブジェクト内でスコアの大きい15体のエンティティとそのスコアが表示される。プレイヤーはオフラインであっても表示され、またそのオブジェクトで追跡されていないプレイヤー(オブジェクトの作成から一度もそのオブジェクト上のスコアの更新のないプレイヤー)が表示されない。また偽のプレイヤー名も表示されるが、名前が{{cd|#}}から始まる偽のプレイヤーは常にスコアが表示されない。
 
|-
 
|-
|sidebar.team.<''color''>||チーム固有の16個のサイドバー表示スロットが存在する。これら標準のサイドバースロットと同じように動作するが、指定された色を使用るチームにるプレイヤーにのみ表示される例えば、 "greenbar" チームプレイヤーには "sidebar.team.green" が表示される使用可能な色は、「black」、「dark_blue」、「dark_green」、「dark_aqua」、「dark_red」、「dark_purple」、「gold」、「gray」、「dark_gray」、「blue」、「green」、「aqua」、「red」、「light_purple」、「yellow」、「white」である。
+
|<nowiki>sidebar.team.<チーム色></nowiki>{{only|java}}<br>(チームサイドバー)|| 基本的な機能{{Cd|sidebar}}と同じであるが、指定色を使用しているチームに属するプレイヤーにのみ表示される例えば、"sidebar.team.green"は「緑色」を使用しているチームに属するプレイヤーにのみ表示される。有効チーム色は{{#VAR:VALID_TEAM_COLOURS}}である。なお、通常のサイドバーおよび他色のサイドバーと同時に表示させることはできない。また、チーム用サイドバーには他チームのスコアホルダーのスコアも表示されうる。
 
|-
 
|-
|belowName|| スコアを表示し、その上にプレイヤーの名前の下にスコアの表示名を表示する。シングルプレイでは表示されない。
+
|below_name(名前の下)|| プレイヤーの頭の上の名前の下に、オブジェクトの表示名とそのスコアを表示する。これはプレイヤーから10ブロック先や、プレイヤーがスニークしている際には非表示になる。シングルプレイでは表示されない。
 
|-
 
|-
 
|}
 
|}
  +
  +
=== スコアホルダーの表示名 ===
  +
スコアホルダーの表示名はオブジェクト毎に自由に設定することができる。プレイヤーはもちろん、ダミーのプレイヤー、非プレイヤーエンティティに対しても表示名を設定することができる。この表示名には[[JSONテキスト]]が使用できるため、非ASCII文字や様々な装飾を施すことができる。
  +
  +
設定された表示名は表示スロットにスコアホルダーの名前を表示する際に使用され、チャットメッセージなどそれ以外の状況では表示されない。表示名が設定されていないスコアホルダーは、プレイヤー・ダミーのプレイヤーの場合は本来のプレイヤー名が、非プレイヤーエンティティは[[UUID]]が表示される。
  +
  +
[[#チーム|チーム]]による名前の接頭辞・接尾辞・チーム色などの装飾は変更後の表示名に対しても機能するが、チーム色に関しては表示名のJSONテキストに{{nbt|string|color}}が設定されている場合はそちらが優先される。
  +
  +
また、{{cmd|scoreboard objectives modify <オブジェクト> displayautoupdate [true{{!}}false]}}を使用すると、スコアの更新のある度にそのスコアホルダーの表示名の自動更新を行うよう設定することができる。
  +
  +
表示名では、{{nbt|string|insertion}}、および{{nbt|object|clickEvent}}、{{nbt|object|hoverEvent}}などの相互作用性の機能は動作せず、また[[Raw JSONテキストフォーマット#JSONテキストの値の確定|値の確定]]も行われないため{{nbt|compound|score}}、{{nbt|string|selector}}、{{nbt|string|nbt}}も使用できない。
  +
  +
自動更新が行われると、プレイヤー・ダミーのプレイヤーの場合は本来のプレイヤー名が、非プレイヤーエンティティは種族名、カスタム名が設定されている場合はその名前が表示名として使用される。また、スコアホルダーが結び付けられているエンティティ読み込まれているエンティティが存在しないために表示名を検出できなかった場合は現在の表示名が維持される。
  +
  +
=== スコアの表示形式 ===
  +
表示スロットに表示されるスコアは、その表示形式を自由に設定することができる。表示形式はスコア毎、オブジェクト毎のいずれでも設定できるが、スコアの設定の方が優先的に反映される。
  +
  +
表示形式として、{{cd|d=and|style|fixed|blank}}の3種類が使用できる。
  +
  +
{{cd|style}}では、<code>{"bold": true}</code>など装飾部分のみを記述したJSONテキストを指定することでスコアに装飾を施すことができる。なお、ここでは{{nbt|string|insertion}}、および{{nbt|object|clickEvent}}、{{nbt|object|hoverEvent}}などの相互作用性機能は動作しない。
  +
  +
{{cd|fixed}}では、指定したJSONテキストを直接スコアとして表示することができる。同様に相互作用性の機能は動作しない上、[[Raw JSONテキストフォーマット#JSONテキストの値の確定|値の確定]]も行われないので{{nbt|compound|score}}、{{nbt|string|selector}}、{{nbt|string|nbt}}は使用できない。
  +
  +
{{cd|blank}}ではスコアが表示されなくなる。
  +
  +
また{{cd|scoreboard objectives modify <オブジェクト> rendertype hearts}}により描画形式がハートに設定されている場合は、表示スロット{{cd|list}}上ではこれらの表示形式を無視してハートでスコアが表示される。
  +
  +
== タグ ==
  +
{{see also|コマンド/tag}}
  +
'''タグ'''、ないし'''スコアボードのタグ'''は、プレイヤーを含むエンティティの[[NBTフォーマット|NBTデータ]]上にプレイヤーが単数および複数の文字列を保存しておくことの出来る機能である。保存した文字列は、[[エンティティフォーマット|エンティティのNBTデータ上の{{nbt|list|Tag}}]]に格納される。タグとして保存した文字列は、大文字・小文字を区別して扱われる。タグは{{cmd|tag|link=none}}で追加・表示・削除が可能である。
  +
  +
タグとして保存された文字列は、[[ターゲットセレクター#ターゲットをタグで絞り込む|ターゲットセレクターでエンティティ]]を絞り込むのに利用できる他、一応NBTデータである為{{cmd|data get entity}}から読み込むことも可能である。
  +
  +
なおここで言うタグは、ブロックやエンティティ等ゲーム上の様々な要素の属性付けを行うために使用される[[タグ]]や、[[NBTフォーマット|NBTデータ]]を構成する要素であるタグ(データタグ)とは別物である{{note|スコアボードのタグはNBTデータであるため、スコアボードのタグはデータタグの一種ではあるのだが}}。
   
 
== チーム ==
 
== チーム ==
  +
{{redirect|チーム|チームを操作するコマンド|コマンド/team}}
  +
{{exclusive|java|section=1}}
  +
'''チーム'''を利用すると、プレイヤーをチームに分類し、チームごとに振る舞いを設定できる。
   
チーム '''name'''、'''display name'''、'''prefix'''、'''suffix'''、'''friendly fire''' の設定が存在する。これにはチームに所属するプレイヤーリストが表示される。
+
チーム'''内部名'''、'''表示名'''、'''チーム色'''、'''メンバー'''、'''メンバーの名前の接頭辞・接尾辞'''、'''同士討許可'''、'''死亡メッセージの表示設定''''''当たり判定の設定'''、'''名前の表示設定'''を設定できる。
   
チーム名は、コマンド、ターゲット引数、およびファイル形式を参照するために、内部的に使用される。大文字と小文字は区別され、1語なければならない
+
'''内部'''は、{{cmd|team}}コマンド、[[ターゲットセレクター]]のチームでの絞り込み時、およびファイル上の名称に使用されるチームの名前ある
   
  +
'''表示名'''は、チャットやコマンドのメッセージ等様々な場面で表示されるチーム名である。[[JSONテキスト]]が使用できる。
逆に、チームの表示名は複数の単語にすることができる。大文字と小文字を区別し、同一である必要はない。
 
   
  +
'''チーム色'''は、属するプレイヤーのプレイヤー名の表示色、表示するチーム用サイドバーの種類、[[発光]]時の発光の色を決定する。
prefix と suffix はチームに属するエンティティ名の前後に挿入される。外部のエディターを使わない場合、使える prefix はチームカラーの書式設定のみで、suffix もまたリセットコード(つまりエンティティの名前の後の文字は配列されていない)のみである。prefix と suffix はチャット欄内のエンティティの名前、プレイヤーリスト、サイドバー、エンティティの頭の上に追加される。Without an in-game option, third-party software may be required to edit them.
 
   
  +
'''メンバーの名前の接頭辞・接尾辞'''では、属するプレイヤーの名前の前や後ろに指定の文字列を表示するよう指定できる。[[JSONテキスト]]が使用できる。
'''friendly fire''' はチームのメンバーが互いにダメージを与えられるかどうかを制御することができる。このデフォルトのモードは PvP のメカニックには何の変更も加えないため、プレイヤーが仲間にダメージを与えることができる。ただし、false に設定することで、同じチームのプレイヤーが近接攻撃、弓、および害を与えるスプラッシュポーションを使用して相互にダメージを与えるのを防ぐことができる。
 
   
  +
'''同士討の許可'''では、同じチームに属するプレイヤーが互いに攻撃できるかどうかを設定できる。デフォルトでは{{cd|true}}に設定されている。{{cd|false}}で同士討ちを不可に出来、近接攻撃、弓、負傷のスプラッシュポーションでのダメージを与えることができなくなる。ただし、[[毒]]等の間接的なデバフをスプラッシュポーションで与えることはできる。プレイヤー以外のエンティティも一部これに影響される。
各エンティティは1つのチームにしか所属できないことに注意することが重要である。チームはエンティティを共有することはできない
 
   
  +
'''当たり判定の設定'''では、他のエンティティとの衝突を「通常通り」「一切なし」「同チーム同士のみ」「別チーム同士のみ」から指定できる。
コマンドは、エンティティが "team" 引数を持つチームにいるかどうかをチェックするために使用できる。 "!" の文字は名前の前に置いてチームにないエンティティをチェックすることができる。 例えば、コマンドブロックで {{cmd|testfor|@p[team{{=}}red] }} を実行すると、プレイヤーが「red」チームにいる場合にコンパレータに出力を出す。 同様に、{{cmd|testfor|@p[team{{=}}!red] }} は、「red」チームにプレイヤーが所属していない場合に出力を出す。 また、{{cmd|testfor|@p[team{{=}}!] }} はチームのすべてのプレイヤーをチェックし、{{cmd|testfor|@p[team{{=}}] }} はチームのないプレイヤーをチェックする。
 
   
  +
また[[死亡メッセージ]]やプレイヤー名も、「一切表示しない」「チーム内にのみ表示」「チーム外にのみ表示」「全体に表示」から表示設定を選ぶことができる。
== コマンドの解説 ==
 
   
  +
各エンティティは、一度に複数のチームに属することはできない。
=== objectives コマンド ===
 
   
  +
またチームは[[ターゲットセレクター#ターゲットをチームで絞り込む‌|ターゲットセレクターでチームから対象を絞り込む]]際にも使用できる。
{| class="wikitable" style="width:100%"
 
! width="25%" align="center" | コマンド
 
! width="55%" align="center" | 説明
 
! width="20%" align="center" | 成功条件<ref group="注釈" name="success">A command's Success Conditions must be met in order for the game to consider the command "successful". This is used to determine a variety of things, such as the output of a [[Redstone Comparator]] feeding from [[Command Block]] with a command. Note that not all "successful" commands actually do something, and not all "failed" commands fail to do something useful.</ref>
 
|-
 
| '''/scoreboard objectives list'''||既存の全てのスコアの表示名と条件を表示する。 || 少なくとも一つのスコアが存在することが必須である。
 
|-
 
| '''/scoreboard objectives add''' <''スコア名''> <''条件''> [''表示名'']||指定された''スコア名''、''条件''、''表示名''のオブジェクトを新しく作成する。表示名を入力しなかった場合、それはスコア名と同じものになる。これらの性質については上を参照。全ての引数は大文字と小文字を区別する。 || ''スコア名は既に使われていないもので16文字以内に限る。また、条件は有効なものに限る。そして表示名は32文字以内でなければならない。''
 
|-
 
| '''/scoreboard objectives remove''' <''スコア名''>||指定された''スコア名のオブジェクトを全て削除する。データはリスト及びプレイヤーが所持するスコアも削除され、表示されているものは表示されなくなる。'' || スコア名が既存のオブジェクトであることが必須である。
 
|-
 
|'''/scoreboard objectives setdisplay''' <表示スロット> [スコア名]||''スコア名''のオブジェクトを指定された表示スロットに表示する。有効な表示スロットは上を参照。スコア名のパラメーターが任意であることに注意してほしい。スコア名を空白にした場合、指定されたスロットはクリアされる(通常の状態に戻る)。 || スコア名を指定する場合にそれが存在すること、スロットが有効であることが必須である。空のスロットをクリアする場合も成功する。
 
|}
 
   
=== players コマンド ===
+
== コマンド ==
  +
スコアボードに関するコマンドには、以下の4種がある。
  +
* {{cmd|scoreboard}} - スコアボードに関する設定をする。
  +
* {{cmd|team}} - チームに関する設定をする。
  +
* {{cmd|tag}} - タグに関する設定をする。
  +
* {{cmd|trigger}} - 変動基準{{cd|trigger}}のオブジェクト上の自分の値を変更する。
   
  +
== NBTフォーマット ==
{| class="wikitable" style="width:100%"
 
  +
{{exclusive|java|section=1}}
! width="25%" align="center" | コマンド
 
  +
! width="55%" align="center" | 説明
 
  +
スコアボードに関するデータは、[[ワールド]]の保存データ内に'''scoreboard.dat'''ファイルというGZip形式で圧縮された[[NBT]]ファイルでスコアボードシステム全体を一括して保存されている。このファイルのNBT構造は次のとおりである。
! width="20%" align="center" | 成功条件<ref group="注釈" name="success">A command's Success Conditions must be met in order for the game to consider the command "successful". This is used to determine a variety of things, such as the output of a [[Redstone Comparator]] feeding from [[Command Block]] with a command. Note that not all "successful" commands actually do something, and not all "failed" commands fail to do something useful.</ref>
 
  +
|-
 
  +
|'''/scoreboard players list''' [エンティティ]||{{cmd|scoreboard}} によって何らかの記録がある全てのエンティティを表示する。エンティティのパラメータは任意であり、入力されたプレイヤー名の全てのスコアを表示する。また、「*」(アスタリスク)を入力した場合、{{cmd|scoreboard}} によって記録された全てのエンティティの全てのスコアを表示する。 || 指定されたエンティティはスコアを持ってることが必須である。指定されていない場合、少なくとも一つのトラッキングされたスコアが必須である。
 
  +
<div class="treeview">
|-
 
  +
* {{nbt|compound}} 最上位のコンパウンド。
|'''/scoreboard players set''' <エンティティ> <スコア名> <値> [データタグ]||指定したエンティティの指定されたスコア名を指定した値に上書きする。エンティティの欄に「*」を入力した場合、スコアボードに記録される全てのエンティティを対象にする。 || 対象が存在し読み取り専用でないことと、値が-2,147,483,648と2,147,483,647の間であることが必須である。また、エンティティはオンラインでなくとも存在しなくとも構わない。エンティティが存在し、データタグを入力してる時、お互いが一致しなければならない。例えば帯電クリーパーを探す場合はデータタグに <code>{powered:1b}</code> と入力する必要がある。
 
  +
** {{nbt|compound|data}}: スコアボードシステム全体のデータを格納するオコンパウンド。
|-
 
  +
*** {{nbt|list|Objectives}}: 存在するオブジェクトのリスト。
|'''/scoreboard players add''' <エンティティ> <スコア名> <値> [データタグ]||指定したエンティティの指定されたスコア名を指定した値だけ加算する。エンティティの欄に「*」を入力した場合、スコアボードに記録される全てのエンティティを対象にする。
 
  +
**** {{nbt|compound}} 各オブジェクトのデータを格納するコンパウンド。
| rowspan="2" | 対象が存在し読み取り専用でないことと、値が1と2,147,483,647の間であることが必須である。また、エンティティはオンラインでなくとも存在しなくとも構わない。エンティティが存在し、データタグを入力してる時、お互いが一致しなければならない。例えば帯電クリーパーを探す場合はデータタグに <code>{powered:1b}</code> と入力する必要がある。
 
  +
***** {{nbt|compound|format}} このオブジェクト上のスコアの表示形式。
  +
****** {{nbt inherit/score format}}
  +
***** {{nbt|string|CriteriaName}}: このオブジェクトの変動基準。
  +
***** {{nbt|byte|display_auto_update}}: 1か0(trueかfalse)で指定する。このオブジェクトでスコアの表示名の自動更新が行われているかどうか。
  +
***** {{nbt|string|DisplayName}}: このオブジェクトの表示名。直列化した[[JSONテキスト]]で指定する。
  +
***** {{nbt|string|Name}}: このオブジェクトの内部名。
  +
***** {{nbt|string|RenderType}}: このオブジェクトのスコアの描画形式。{{cd|heart}}と{{cd|integer}}(デフォルト)が使用できる。
  +
*** {{nbt|list|PlayerScores}}: スコアボードのシステム上にあるスコアのリスト。
  +
**** {{nbt|compound}} 各スコアのデータを格納するコンパウンド。
  +
***** {{nbt|int|Score}}: スコアの値。
  +
***** {{nbt|compound|format}} このスコアの表示形式。
  +
****** {{nbt inherit/score format}}
  +
***** {{nbt|string|display}}: このスコアを持つスコアホルダーの表示名。直列化した[[JSONテキスト]]で指定する。
  +
***** {{nbt|string|Name}}: このスコアを持つスコアホルダーの名前。
  +
***** {{nbt|string|Objective}}: このスコアが属するオブジェクトの内部名。
  +
***** {{nbt|byte|Locked}}: 1か0(trueかfalse)で指定する。このスコアが{{cmd|trigger}}で編集できるようになっているかどうか。属するオブジェクトの変動基準が{{Cd|trigger}}でなければ機能しない。
  +
*** {{nbt|list|Teams}}: スコアボード上に存在するチームのリスト。
  +
**** {{nbt|compound}} 各チームのデータを格納しているコンパウンド。
  +
***** {{nbt|byte|AllowFriendlyFire}}: 1か0(trueかfalse)で指定する。このチーム内での同士討ちが許可されているかどうか。
  +
***** {{nbt|byte|SeeFriendlyInvisibles}}: 1か0(trueかfalse)で指定する。このチーム内において、透明化している仲間を半透明として見ることができるかどうか。
  +
***** {{nbt|string|NameTagVisibility}}: このチームにおける頭の上の名前の表示設定。{{cd|never}}なら一切表示なし、{{cd|hideForOtherTeams}}では同チーム内にのみ表示、{{cd|hideForOwnTeams}}ではチーム外にのみ表示、{{cd|always}}では通常通り表示。
  +
***** {{nbt|string|DeathMessageVisibility}}: このチームに属するプレイヤーの死亡メッセージの表示設定。{{cd|never}}なら一切表示なし、{{cd|hideForOtherTeams}}では同チーム内にのみ表示、{{cd|hideForOwnTeams}}ではチーム外にのみ表示、{{cd|always}}では通常通り表示。
  +
***** {{nbt|string|CollisionRule}}: このエンティティ同士の当たり判定の設定。{{cd|never}}なら一切表示なし、{{cd|hideForOtherTeams}}では同チーム内にのみ表示、{{cd|hideForOwnTeams}}ではチーム外にのみ表示、{{cd|always}}では通常通り表示。
  +
***** {{nbt|string|DisplayName}}: このチームの表示名。直列化した[[JSONテキスト]]で指定する。
  +
***** {{nbt|string|Name}}: このチームの内部名。
  +
***** {{nbt|string|MemberNamePrefix}}: このチームに属するプレイヤーの名前の前に付ける文字列。[[JSONテキスト]]で指定する。
  +
***** {{nbt|string|MemberNameSuffix}}: このチームに属するプレイヤーの名前の後ろに付ける文字列。[[JSONテキスト]]で指定する。
  +
***** {{nbt|string|TeamColor}}: このチームのチーム色。有効な値は上述の通り。
  +
***** {{nbt|list|Players}}: チームに属するプレイヤー名のリスト。
  +
****** {{nbt|string}} 各プレイヤー名。
  +
*** {{nbt|compound|DisplaySlots}}: 表示スロットの状態を格納しているコンパウンド。表示スロットにオブジェクトが表示されている場合のみ生成される。
  +
****{{nbt|string|slot_''<スロット番号>''}}: このスロットに表示されているオブジェクトの内部名。キーの名前のスロット番号の部分には、下表に示した番号が入る。
  +
** {{nbt|int|DataVersion}}: このスコアボードデータが保存が行われた際のデータバージョン。
  +
</div>
   
  +
{| class="wikitable"
  +
|+表示スロット
  +
! 番号!!スロット位置!!スロット名
 
|-
 
|-
  +
|0||プレイヤーリスト|| list
|'''/scoreboard players remove''' <エンティティ> <スコア名> <値> [データタグ]||指定したエンティティの指定されたスコア名を指定した値だけ減算する。エンティティの欄に「*」を入力した場合、スコアボードに記録される全てのエンティティを対象にする。
 
 
|-
 
|-
  +
| 1||サイドバー||sidebar
|'''/scoreboard players reset''' <エンティティ> [スコア名]||指定したエンティティのスコアまたは全てのスコアを削除する。スコア名が入力されている場合はそれのみをクリアするが、そうでない場合全てのスコアが対象となる。これは単にスコアを0に上書きするだけでなく、スコアボードからエンティティ(または与えられたオブジェクト)を完全に削除する。エンティティの欄に「*」を入力した場合、スコアボードに記録される全てのエンティティを対象にする。 || 指定したプレイヤーがスコアボードにいなくても常に成功する。
 
 
|-
 
|-
  +
|2 ||プレイヤー名の下||below_name
|'''/scoreboard players enable''' <エンティティ> <トリガー>||エンティティが指定したトリガーを持つスコア名で {{cmd|trigger}} を使用できるようにする。これは全てのエンティティに対し有効だが、実質的に {{cmd|trigger}} を使えるのはプレイヤーのみである。このコマンドが実行されるまでは {{cmd|trigger}} を使っても失敗する。その上でまた一度 {{cmd|trigger}} を使っても失敗する。エンティティの欄に「*」を入力した場合、スコアボードに記録される全てのエンティティを対象にする。 || トリガーの欄は条件がトリガーのスコア名であることが必須である。
 
 
|-
 
|-
  +
|3|| rowspan="16" | チーム用サイドバー ||sidebar.team.black
|'''/scoreboard players test''' <エンティティ> <スコア名> <最小値> [最大値]||''スコア名''のエンティティのスコアの値が最小値から最大値の範囲内であるかを出力する。最大値が空白または、「*」が入力された場合これを2,147,483,647と扱う。最小値に「*」が入力された場合これを-2,147,483,648と扱う。エンティティの欄に「*」を入力した場合、スコアボードに記録される全てのエンティティを対象にする。 || スコア名が存在し、その中にエンティティのスコアが存在し、値が最小値以上最大値以下であることが必須である。エンティティはオンラインでなくとも存在しなくとも構わない。
 
 
|-
 
|-
  +
|4||sidebar.team.dark_blue
|'''/scoreboard players operation''' <ターゲット> <ターゲットスコア名> <操作> <セレクター> <セレクタースコア名>||ターゲットのターゲットスコア名の値をセレクターのセレクタースコア名の値を用いて算術演算を使用して変更する。
 
<操作> は以下のものである。
 
* 「+=」 加算:セレクタースコアの値ををターゲットスコアに加算する
 
* 「-=」 減算: セレクタースコアの値をターゲットスコアから減算する
 
* 「*=」 乗算:ターゲットスコアの値をセレクタースコアとの積に設定する
 
* 「/=」 整数除算:ターゲットスコアの値をセレクタースコアで除算した値に設定する
 
* 「%=」 剰余除算: ターゲットスコアの値をセレクタースコアで除算した余りの値に設定する
 
* 「=」 付与: ターゲットスコアをセレクタースコアと同じ値に設定する
 
* 「<」 最小比較:セレクタースコアがターゲットスコアよりも小さい時、ターゲットスコアをセレクタースコアの値に設定する
 
* 「>」 最大比較: セレクタースコアがターゲットスコアよりも大きい時、ターゲットスコアをセレクタースコアの値に設定する
 
* 「><」 ターゲットスコアでセレクタースコアを入れ替える。
 
「><」を除いた全てのケースでセレクタースコアは変更されない。ターゲットとセレクターにおいて「*」を使う(ただし併用は不可)ことでスコアボードに記録されている全てのエンティティを対象にする。
 
|| ターゲットスコアとセレクタースコアが存在していること、ターゲットスコアが読み取り専用でないこと、そして指定されたターゲットとセレクターがスコアを所持していることが必須である(どちらかの値がない場合、ターゲットとセレクターがどちらもスコアを持っている場合にしか成功しない)。ターゲットはオンラインでなくとも存在しなくとも構わない。
 
|}
 
 
==== tag コマンド ====
 
 
{| class="wikitable" style="width:100%" data-description="Tags commands"
 
! width="25%" | コマンド
 
! width="55%" | 説明
 
! width="20%" | 成功条件<ref group="note" name="success">A command's Success Conditions must be met in order for the game to consider the command "successful". This is used to determine a variety of things, such as the output of a [[Redstone Comparator]] feeding from [[Command Block]] with a command. Note that not all "successful" commands actually do something, and not all "failed" commands fail to do something useful.</ref>
 
 
|-
 
|-
  +
|5 || sidebar.team.dark_green
|'''/scoreboard players tag''' <エンティティ> '''add''' <タグ> [データタグ]||指定したデータタグを持つエンティティの指定したタグを付与する。エンティティの欄で「*」を入力しエンティティが存在し、オンラインならばスコアボードに記録されている全てのエンティティを対象にする。||
 
 
|-
 
|-
  +
|6||sidebar.team.dark_aqua
|'''/scoreboard players tag''' <エンティティ> '''remove''' <タグ> [データタグ]||指定したデータタグを持つエンティティの指定したタグを削除する。エンティティの欄で「*」を入力しエンティティが存在し、オンラインならばスコアボードに記録されている全てのエンティティを対象にする。|| 指定するタグが存在することが必須である。
 
 
|-
 
|-
  +
|7||sidebar.team.dark_red
|'''/scoreboard players tag''' <エンティティ> '''list'''||指定したエンティティが持つ全てのタグを一覧で表示する。エンティティの欄で「*」を入力しエンティティが存在し、オンラインならばスコアボードに記録されている全てのエンティティを対象にする。 ||
 
 
|-
 
|-
  +
|8||sidebar.team.dark_purple
|}
 
 
=== teams コマンド ===
 
 
{| class="wikitable" style="width:100%" data-description="Teams commands"
 
! width="25%" | コマンド!
 
! width="55%" | 説明
 
! width="20%" | 成功条件<ref group="note" name="success">A command's Success Conditions must be met in order for the game to consider the command "successful". This is used to determine a variety of things, such as the output of a [[Redstone Comparator]] feeding from [[Command Block]] with a command. Note that not all "successful" commands actually do something, and not all "failed" commands fail to do something useful.</ref>
 
 
|-
 
|-
  +
|9||sidebar.team.gold
|'''/scoreboard teams list''' [チーム名]|| 全てのチームの表示名と共にそれに属するエンティティを一覧で生じする。任意のチーム名の欄を使用すれば特定のチームとそのエンティティを表示できる。 || チーム名を指定したならそれが存在しエンティティを持っていることが必須である。チーム名を指定していない場合はスコアボードに一つでもチームが存在する必要がある。
 
 
|-
 
|-
  +
| 10||sidebar.team.gray
|'''/scoreboard teams add '''<チーム名> [表示名…]|| 指定された名前と表示名の新たなチームを作成する。 || チーム名は既存の名前ではなく、16文字以下である必要がある。表示名は32文字以下である。
 
 
|-
 
|-
  +
| 11||sidebar.team.dark_gray
|'''/scoreboard teams remove '''<チーム名>|| 指定されたチーム名のチームをスコアボードから削除する。 || 指定した名前のチームが存在することが必須である。
 
 
|-
 
|-
  +
|12||sidebar.team.blue
|'''/scoreboard teams empty '''<チーム名>|| 指定したチーム名から全てのエンティティを削除する。 || ''チーム名は既存のものであること。又、そのチームに少なくとも一つのエンティティが存在することが必須である。''
 
 
|-
 
|-
  +
|13||sidebar.team.green
|'''/scoreboard teams join '''<チーム名> [エンティティ…]|| 指定されたエンティティを指定されたチーム名に割り当てる。エンティティを指定しなかった場合、コマンドを実行したエンティティがそのチームに割り当てられる。「*」を入力した場合、スコアボードに記録される全てのエンティティを対象にする。 || チーム名が既存のものであることが必須である。指定されたエンティティはオンラインでなくとも、存在しなくとも、既にチームにいたとしても構わない。
 
 
|-
 
|-
  +
|14|| sidebar.team.aqua
|'''/scoreboard teams leave '''[エンティティ…]||指定したエンティティをチームから離脱させる。エンティティを指定しなかった場合、コマンドを実行したエンティティがそのチームから離脱する。「*」を入力した場合、スコアボードに記録される全てのエンティティを対象にする。 || 各エンティティがチームに属していることが必須である。部分的な成功または部分的な失敗をすることは可能だが、コマンドブロックは失敗した場合しか報告しない。
 
 
|-
 
|-
  +
| 15||sidebar.team.red
|'''/scoreboard teams option '''<チーム名> '''color''' <値>|| 指定したチーム名に属するエンティティのチャット内、頭の上、タブメニュー、サイドバーで表示される名前に色を付ける。[[発光]]のエフェクトによる光の色も変えられる。使える値は「black」、「dark_blue」、「dark_green」、「dark_aqua」、「dark_red」、「dark_purple」、「gold」、「gray」、「dark_gray」、「blue」、「green」、「aqua」、「red」、「light_purple」、「yellow」、そして「white」である。 他に使える値として「reset」(元の色と書式で表示する)がある。 || チームが既存のものであり、値が有効なものであることが必須である。
 
 
|-
 
|-
  +
|16||sidebar.team.light_purple
|'''=scoreboard teams option '''<チーム名> '''friendlyfire''' <true<nowiki>|</nowiki>false>||デフォルト設定の true では指定したチームに属するプレイヤー同士の攻撃は可能である。false に設定した場合、チームに属するプレイヤー同士の近接攻撃、弓による攻撃、負傷のポーションによる攻撃ができなくなるが、ステータス減少系統のポーションの使用は可能である。チームに属するプレイヤーでないエンティティは影響しない。 || チームが既存のものであり、設定が true か false であることが必須である。
 
 
|-
 
|-
  +
| 17|| sidebar.team.yellow
|'''/scoreboard teams option '''<チーム名> '''seeFriendlyInvisibles''' <true<nowiki>|</nowiki>false>|| true の場合、指定したチームに属する透明状態のプレイヤー(自分自身も含む)を完璧な透明でなく、半透明な状態で見せる。デフォルトは true。 || チームが既存のものであり、設定が true か false であることが必須である。
 
|-
 
|'''/scoreboard teams option '''<チーム名> '''nametagVisibility''' <never<nowiki>|</nowiki>hideForOtherTeams<nowiki>|</nowiki>hideForOwnTeam<nowiki>|</nowiki>always>|| 指定したチームに属するエンティティの名前の表示を制御する。デフォルトは「always」に設定されている。「never」と入力した場合、そのチームに属するエンティティの名前のタグは表示されなくなる。「hideForOtherTeams」と設定した場合、そのチームに属するエンティティの名前タグは他のチームのプレイヤーに見えなくなる。「hideForOwnTeam」と設定した場合、そのチームに属するエンティティの名前タグだけが見えなくなる。「always」と設定した場合、全ての名前タグが見れるようになる、 || チームが既存のものであり、設定が「never」、「hideForOtherTeams」、「hideForOwnTeam」、「always」であることが必須である。
 
|-
 
|'''/scoreboard teams option '''<チーム名> '''deathMessageVisibility''' <never<nowiki>|</nowiki>hideForOtherTeams<nowiki>|</nowiki>hideForOwnTeam<nowiki>|</nowiki>always>|| 指定したチームに属するプレイヤーの死亡メッセージの表示を制御する。デフォルトは「always」に設定されている。「never」と設定した場合、そのチームに属するプレイヤーのチャットに死亡メッセージが表示されなくなる。「hideForOtherTeams」と設定した場合、他チームのプレイヤーの死亡メッセージを見えなくする。「hideForOwnTeam」と設定した場合、そのチームに属する自分以外のプレイヤーの死亡メッセージだけを見えなくなる。「always」と設定した場合、全ての死亡メッセージがチャットに表示される。 || チームが既存のものであり、設定が「never」、「hideForOtherTeams」、「hideForOwnTeam」、「always」であることが必須である。
 
|-
 
|'''scoreboard teams option '''<チーム> '''collisionRule'''<nowiki> <always|never|pushOwnTeam|pushOtherTeams></nowiki>
 
|指定したチームのエンティティの衝突を制御する。デフォルトは「always」に設定されている。「never」と設定した場合、そのチームのエンティティは決してプレイヤーや Mob と衝突しない。「pushOwnTeam」と設定した場合、エンティティはそのチームに属するプレイヤーと Mob とのみ衝突を生む。「PushOtherTeams」と設定した場合、エンティティは他のチームとでのみ衝突を生む。「always」と設定した場合、全てのプレイヤーと Mob は衝突する。
 
|チームが既存のものであり、設定が「never」、「pushOwnTeam」、「pushOtherTeams」、「always」であることが必須である。
 
 
|-
 
|-
  +
|18||sidebar.team.white
 
|}
 
|}
 
<references group="注釈"/>
 
 
== NBTフォーマット ==
 
 
スコアボードのデータは、Minecraft の world ファイルの data フォルダ内の '''scoreboard.dat''' に、gzip で圧縮された [[NBT]]ファイルとして以下のように保存されている。
 
 
<div class="treeview">
 
* {{nbt|compound}} The root tag.
 
** {{nbt|compound|data}}: The scoreboard data.
 
*** {{nbt|list|Objectives}}: オブジェクトを表す複合タグのリスト。
 
**** {{nbt|compound}} An objective.
 
***** {{nbt|string|CriteriaName}}: このオブジェクトの'''条件'''。
 
***** {{nbt|string|DisplayName}}: このオブジェクトの'''表示名'''。オブジェクトの作成時に何も指定しなかった場合、以下の Name と同じものになる。
 
***** {{nbt|string|Name}}: このオブジェクトの内部での'''名前'''。
 
***** {{nbt|string|RenderType}}: 格納されるデータの形式。デフォルトは「integer」。
 
*** {{nbt|list|PlayerScores}}: スコアボードによって記録されたスコアを表す複合タグのリスト。
 
**** {{nbt|compound}} A tracked player/objective pair with a score.
 
***** {{nbt|int|Score}}: このオブジェクトがこのプレイヤーに対して持つスコア。
 
***** {{nbt|string|Name}}: このオブジェクトでこのスコアを持つ'''プレイヤー…'''。
 
***** {{nbt|string|Objective}}: このプレイヤーがこのスコアを持つオブジェクトの内部での'''名前'''。
 
***** {{nbt|byte|Locked}}: 1もしくは0 (true/false) であり、0の場合オブジェクトは「有効」になる。条件が「trigger」であるときに効果を発揮し、{{cmd|trigger}} を実行する前に0に設定する必要がある。
 
*** {{nbt|list|Teams}}: チームを表す複合タグのリスト。
 
**** {{nbt|compound}} A Team.
 
***** {{nbt|byte|AllowFriendlyFire}}: 1もしくは0 (true/false) であり、1の場合チームのプレイヤー同士でダメージを与えることができるようになる。
 
***** {{nbt|byte|SeeFriendlyInvisibles}}: 1もしくは0 (true/false) であり、1の場合透明状態のチームメイトを見ることができるようになる。
 
***** {{nbt|string|NameTagVisibility}}: このチームでの nametagVisibility の値。
 
***** {{nbt|string|DeathMessageVisibility}}: このチームでの deathMessageVisibility の値。
 
***** {{nbt|string|DisplayName}}: このチームの'''表示名'''。チームの作成時に何も指定しなかった場合、以下の Name と同じものになる。
 
***** {{nbt|string|Name}}:このチームの内部での'''名前'''。
 
***** {{nbt|string|Prefix}}: このチームのプレイヤーの名前につけられる '''prefix''' 値。通常それは[[装飾コード]]である。
 
***** {{nbt|string|Suffix}}:このチームのプレイヤーの名前につけれられる '''suffix''' 値。通常それは書式設定のオーバーフローを防ぐリセットコード (§r) であるが、prefix 値が空白の場合、こちらも空白になることがある。
 
***** {{nbt|string|TeamColor}}: このチームに与えられたテキストカラー(「black」や「dark_blue」など)。これが設定されていない場合は存在しない。
 
***** {{nbt|list|Players}}: このチームに属するプレイヤーの名前のリスト。
 
****** {{nbt|string}} このチームに属するプレイヤーの名前。
 
*** {{nbt|compound|DisplaySlots}}: 特定のオブジェクトを表示するスロットのセット。スロットが何もない場合、このタグは存在しない。
 
**** {{nbt|string|slot_0}}: 「list」スロットに表示されるオブジェクトの内部の'''名前'''。
 
**** {{nbt|string|slot_1}}: 「sidebar」スロットに表示されるオブジェクトの内部の'''名前'''。
 
**** {{nbt|string|slot_2}}: 「belowName」スロットに表示されるオブジェクトの内部の'''名前'''。
 
**** {{nbt|string|slot_3}}: 「sidebar.team.black」スロットに表示されるオブジェクトの内部の'''名前'''。
 
**** {{nbt|string|slot_4}}: 「sidebar.team.dark_blue」スロットに表示されるオブジェクトの内部の'''名前'''。
 
**** {{nbt|string|slot_5}}: 「sidebar.team.dark_green」スロットに表示されるオブジェクトの内部の'''名前'''。
 
**** {{nbt|string|slot_6}}: 「sidebar.team.dark_aqua」スロットに表示されるオブジェクトの内部の'''名前'''。
 
**** {{nbt|string|slot_7}}: 「sidebar.team.dark_red」スロットに表示されるオブジェクトの内部の'''名前'''。
 
**** {{nbt|string|slot_8}}: 「sidebar.team.dark_purple」スロットに表示されるオブジェクトの内部の'''名前'''。
 
**** {{nbt|string|slot_9}}: 「sidebar.team.gold」スロットに表示されるオブジェクトの内部の'''名前'''。
 
**** {{nbt|string|slot_10}}: 「sidebar.team.gray」スロットに表示されるオブジェクトの内部の'''名前'''。
 
**** {{nbt|string|slot_11}}: 「sidebar.team.dark_gray」スロットに表示されるオブジェクトの内部の'''名前'''。
 
**** {{nbt|string|slot_12}}: 「sidebar.team.blue」スロットに表示されるオブジェクトの内部の'''名前'''。
 
**** {{nbt|string|slot_13}}: 「sidebar.team.green」スロットに表示されるオブジェクトの内部の'''名前'''。
 
**** {{nbt|string|slot_14}}: 「sidebar.team.aqua」スロットに表示されるオブジェクトの内部の'''名前'''。
 
**** {{nbt|string|slot_15}}: 「sidebar.team.red」スロットに表示されるオブジェクトの内部の'''名前'''。
 
**** {{nbt|string|slot_16}}: 「sidebar.team.light_purple」スロットに表示されるオブジェクトの内部の'''名前'''。
 
**** {{nbt|string|slot_17}}: 「sidebar.team.yellow」スロットに表示されるオブジェクトの内部の'''名前'''。
 
**** {{nbt|string|slot_18}}: 「sidebar.team.white」スロットに表示されるオブジェクトの内部の'''名前'''。
 
</div>
 
   
 
== 歴史 ==
 
== 歴史 ==
   
{{History|r}}
+
{{History|java}}
{{History||1.5|snap=13w04a|Added scoreboard.}}
+
{{History||1.5|snap=13w04a|スコアボードが追加された。}}
{{History|||snap=13w05a|Added team-based functionality.}}
+
{{History|||snap=13w05a|チームに基づく機能が追加された。}}
{{History||1.7.2|snap=13w36a|Added statistic-based objective criteria.}}
+
{{History||1.7.2|snap=13w36a|統計情報に基づくオブジェクトの条件が追加された。}}
  +
{{History||1.8|snap=14w02a|プレイヤー以外のエンティティもチームに参加したり、スコアを持ったりすることができるようになった。}}
{{History||1.8|snap=14w02a|Entities other than players can now be part of teams and have objective scores.}}
 
  +
{{History|||snap=14w06a|<code>trigger</code>が追加された。チームキルに基づくオブジェクトの条件が追加された。
{{History|||snap=14w06a|Added the <code>trigger</code> and team kill-based objective criteria.|Added <code>/scoreboard players enable</code>.|"*" can be used in a player name argument to represent all players tracked by the scoreboard.|Added the "objective" argument to <code>/scoreboard players reset</code>.|Statistic objective criteria now use named IDs instead of numerical IDs.|Added the <code>achievement.overpowered</code> objective criterion.}}
 
  +
|コマンド{{cmd|1=scoreboard players enable}}が追加された。
{{History|||snap=14w07a|Added <code>/scoreboard players operation</code> and <code>/scoreboard players test</code>.|Scores for fake players that have a name beginning with "#" won't appear in the sidebar.|Added team-specific sidebar display slots.|Added the <code>nametagVisibility</code> team option.}}
 
  +
|エンティティ名の引数に「*」を使用してスコアボードに記録される全てのエンティティを対象にすることができるようになった。
{{History|||snap=14w10a|Added the <code>deathMessageVisibility</code> team option.|Added a <code>dataTag</code> argument to <code>/scoreboard players set</code>, <code>/scoreboard players add</code>, and <code>/scoreboard players remove</code>.|Added the <code>stat.crouchOneCm</code>, <code>stat.sprintOneCm</code>, and <code>stat.timeSinceDeath</code> objective criteria.}}
 
  +
|コマンド{{cmd|1=scoreboard players reset}}にオブジェクト名の引数が追加された。
{{History|||snap=14w25a|Added <code><nowiki>=</nowiki></code>, <code><</code>, and <code>></code> to <code>/scoreboard players operation</code>.}}
 
  +
|統計情報に基づくオブジェクトの条件に数値IDではなく名前のIDを使うようになった。
{{History|||snap=14w29a|Player/entity names in the sidebar are now secondarily sorted by alphabetical order.}}
 
  +
|オブジェクトの条件<code>achievement.overpowered</code>が追加された。}}
{{History|||snap=14w30a|Added the <code>stat.talkedToVillager</code> and <code>stat.tradedWithVillager</code> objective criteria.}}
 
{{History|||snap=unknown|Added <code>><</code> to <code>/scoreboard players operation</code>.}}
+
{{History|||snap=14w07a|コマンド{{cmd|1=scoreboard players operation}}と{{cmd|1=scoreboard players test}}が追加された。
  +
|「#」で始まる名前のみせかけのプレイヤーのスコアはサイドバーに表示されないようになった。
  +
|チーム固有のサイドバーが追加された。
  +
|<code>nametagVisibility</code>がチームの設定に追加された。}}
  +
{{History|||snap=14w10a|<code>deathMessageVisibility</code>がチームの設定に追加された。
  +
|コマンド{{cmd|1=scoreboard players set}}、{{cmd|1=scoreboard players add}}、{{cmd|1=scoreboard players remove}}にデータタグの引数が追加された。
  +
|オブジェクトの条件<code>stat.crouchOneCm</code>、<code>stat.sprintOneCm</code>、<code>stat.timeSinceDeath</code>が追加された。}}
  +
{{History|||snap=14w25a|コマンド{{cmd|1=scoreboard players operation}}の操作に<code><nowiki>=</nowiki></code>、<code><</code>、<code>></code>が追加された。}}
  +
{{History|||snap=14w29a|サイドバーのエンティティ名のソート順がスコアの次にアルファベット順を優先するようになった。}}
  +
{{History|||snap=14w30a|オブジェクトの条件<code>stat.talkedToVillager</code>、<code>stat.tradedWithVillager</code>が追加された。}}
  +
{{History|||snap=unknown|コマンド{{cmd|1=scoreboard players operation}}に操作<code>><</code>が追加された。}}
  +
{{History||1.8.2|オブジェクトの条件<code>stat.cauldronFilled</code>、<code>stat.cauldronUsed</code>、<code>stat.armorCleaned</code>、<code>stat.bannerCleaned</code>、<code>stat.brewingstandInteraction</code>、<code>stat.beaconInteraction</code>、<code>stat.dropperInspected</code>、<code>stat.hopperInspected</code>、<code>stat.dispenserInspected</code>、<code>stat.noteblockPlayed</code>、<code>stat.noteblockTuned</code>、<code>stat.flowerPotted</code>、<code>stat.trappedChestTriggered</code>、<code>stat.enderchestOpened</code>、<code>stat.itemEnchanted</code>、<code>stat.recordPlayed</code>、<code>stat.furnaceInteraction</code>、<code>stat.craftingTableInteraction</code>、<code>stat.chestOpened</code>が追加された。}}
  +
{{History||1.9|snap=15w32a|オブジェクトの条件<code>stat.sneakTime</code>が追加された。}}
  +
{{History|||snap=15w32b|コマンド{{cmd|1=scoreboard players tag}}が追加された。
  +
|オブジェクトの種類<code>xp</code>、<code>food</code>、<code>air</code>が追加された。}}
  +
{{History|||snap=15w33a|オブジェクトの条件<code>stat.pickup</code>、<code>stat.drop</code>が追加された。
  +
|オブジェクトの種類<code>armor</code>、<code>level</code>が追加された。}}
  +
{{History|||snap=15w36a|<code>collisionRule</code>がチームの設定に追加された。}}
  +
{{History|||snap=15w49a|オブジェクトの条件<code>stat.aviateOneCm</code>が追加された。}}
  +
{{History||1.13|snap=pre7|コマンド{{cmd|1=scoreboard objectives modify}}が追加された。}}
  +
{{History||1.13.1|snap=18w31a|演算子<code><nowiki>%=</nowiki></code>が<code>%</code>の使用から<code>Math.floorMod</code>に変更された。}}
  +
{{History||1.18|snap=21w37a|スコアボードのオブジェクト名、プレイヤー名、チーム名の文字数制限が削除された。}}
  +
{{History||1.20.2|snap=23w31a|表示スロット名{{Cd|belowName}}が{{Cd|below_name}}に改名された。}}
  +
{{History||1.20.3|snap=23w46a|スコアが存在しないオブジェクトでも表示されるようになった。
  +
|スコアホルダーの表示名を設定できるようになった。
  +
|スコアの表示形式を設定できるようになった。}}
  +
{{History|bedrock}}
  +
{{History||1.7.0|snap=beta 1.7.0.2|基本的なスコアボードの仕組みが追加された。
  +
|オブジェクトの種類<code>dummy</code>が追加された。}}
 
{{History|foot}}
 
{{History|foot}}
   
== 問題点 ==
+
==問題点==
  +
{{issue list}}
   
  +
== 注釈 ==
{{issue list|Scoreboard}}
 
  +
{{notelist}}
 
== ギャラリー ==
 
 
<gallery>
 
ファイル:Scoreboard Display.png|An objective with two points to the player is displayed in the "list" slot, while an objective with the display name "Quest Points" with 0 points to the player is displayed in the "sidebar" slot.
 
</gallery>
 
 
== 出典 ==
 
   
  +
==脚注==
 
{{reflist}}
 
{{reflist}}
  +
{{デフォルトソートキー:すこあほおと}}
 
 
 
{{Gameplay}}
 
{{Gameplay}}
{{Minecraft}}
+
{{Java Edition}}
 
{{デフォルトソート:すこあほおと}}
 
   
 
[[de:Anzeigetafel]]
 
[[de:Anzeigetafel]]
435行目: 359行目:
 
[[nl:Scorebord]]
 
[[nl:Scorebord]]
 
[[pl:Tablica wyników]]
 
[[pl:Tablica wyników]]
  +
[[pt:Placar]]
 
[[ru:Система счёта игровых событий]]
 
[[ru:Система счёта игровых событий]]
  +
[[uk:Табло]]
 
[[zh:记分板]]
 
[[zh:记分板]]

2023年12月5日 (火) 19:51時点における最新版

スコアボードを操作するコマンドについては「コマンド/scoreboard」をご覧ください。
Scoreboard

画面右にスコアボードが表示されている様子。

スコアボード(英:Scoreboard)は、プレイヤーやエンティティに結び付けた値を追跡・編集・表示することの出来るシステムである。サーバーの管理者やマップ製作者向けの機能であり、コマンドを介して使用することができる。

オブジェクト

オブジェクト(英:Objective)は値の項目のような存在である。オブジェクト下にはエンティティ毎に値を記録することができ、その値の値域は-21億4748万3648以上21億4748万3647以下である。オブジェクトは「名前」「変動基準」「表示名」の3つの変数を有する。

オブジェクトの名前(英:Name)は、コマンド、ターゲットセレクターの引数、およびオブジェクトの保存ファイルなどの場面においてオブジェクトを指定する際に内部的に使用される名前である。Java Editionでは大文字・小文字のアルファベット、数字、アンダーバー、ピリオド、マイナス・プラスが使用できる、Bedrock Editionでは、すべての文字を使用できる。

オブジェクトの表示名(英:Display name)は、公にオブジェクトの名前を表示する際に使用されるJSONテキストである。基本的にすべての文字を使用することができ、JSONテキストを利用した様々な装飾・機能を付与することができる。また内部名と違って、別のオブジェクトと同じ表示名を使用しても良い。

オブジェクトの変動基準(英:Criterion)は、そのオブジェクト下の値がどのような条件によって変動するかを規定するものである。有効な変動基準の値とその説明は下表に記した通りである。

オブジェクト内に記録されている値をスコアと呼ぶ。変動基準によっては、スコアはコマンドで変更することができる。

オブジェクト下でスコアを保有しているエンティティをスコアホルダーと呼ぶ。オブジェクト内ではスコアホルダーはプレイヤー名かエンティティのUUIDで記録されているが、プレイヤー名は実在するプレイヤーの名前でなくてもよい。また非Mobエンティティのスコアは、プレイヤーのものと違って死亡すると削除される。

スコアはスコアボードとして表示される他に、ターゲットセレクターによる条件絞り込み、JSONテキストを介したテキストとしての表示も可能である。

変動基準

Java Edition

単体の変動基準
変動基準名 説明 編集可能
dummy この変動基準下では、スコアの値は死亡などのゲームイベントでは変化せず、/scoreboardコマンドでのみ変更できる。この変動基準は、イベントのフラグや状態の記録、通貨等々の仕様の実現に有用である。 はい
trigger この変動基準下では、/scoreboardに加えて/triggerコマンドでもスコアの値を変更できる。/triggerコマンドは、変動基準がtriggerかつ/scoreboard players enable...コマンドによって「有効化」されているオブジェクトに対して、自分のスコアの値のみを変更できるコマンドである。要求権限レベルが0であることから、普通のプレイヤーが自分でスコアボードの値を変更することができる。/tellrawからクリック機能の設定されたJSONテキストを送信させて、それを受け取った一般プレイヤーにがテキスト上のクリック機能を介して何らかの入力を行う際などに、クリック機能にこのコマンドを設定すると有用である。 はい
deathCount プレイヤーが死亡した際に、スコアの値が自動で増加する。 はい
playerKillCount プレイヤーが他のプレイヤーを殺害した際に、スコアの値が自動で増加する。 はい
totalKillCount プレイヤーが他のプレイヤーやMobを殺害した際に、スコアの値が自動で増加する。 はい
health プレイヤーの残り体力(ハート半分が1に相当)。設定後プレイヤーの体力が最初に変動するまでは0と表示されることがある。普通のプレイヤーの最大体力は20であるが、この変動基準下のスコアには追加のハートも計上されるため、属性値「最大体力」体力増強衝撃吸収の効果によりスコアが20を超えることもある。 いいえ
xp プレイヤーが最後に死んでから獲得した経験値の値(すなわち彼らのスコア)。 いいえ
level プレイヤーの現在の経験値レベル。 いいえ
food プレイヤーの満腹度。値域は0~20であり、隠し満腹度等は計上されない。設定から初めてプレイヤーの満腹度が変動するまでは、0と表示されることがある。Player.datフォーマット foodLevelに相当する。 いいえ
air プレイヤーの持っている空気の量。プレイヤーのNBTタグの Airに相当する。値域は-20から300。 いいえ
armor プレイヤーの防御力。値域は0以上20以下で、設定から初めてプレイヤーの防御力が変動するまでは、0と表示されることがある。 いいえ
統計由来の変動基準
統計の名前空間IDを変動基準名として指定することで、統計の値が増加するたびにスコアボードの値を増加させるよう設定できる。スコアの値は現在の統計値になるのではなく、あくまで統計値が増加した際にスコアも同様に増加するのみであることに注意されたい。例えばある統計値が20である状態でその統計値を変動条件として設定したオブジェクトを作成、その後統計値が10増加したなら、統計値は30、スコアは10になる。統計の名前空間IDの仕組みと一覧はこちら
また統計データとしては存在しないが、以下の変動基準がスコアボード専用に用意されている。
変動基準の名前 説明 挿入部の種類数
teamkill.<チーム色> 挿入部にはチームの色が入る。指定の色のチームに属するプレイヤー・エンティティを殺害すると、殺害したプレイヤーの値が増加する。 16
killedByTeam.<チーム色> 挿入部にはチームの色が入る。指定の色のチームに属するプレイヤー・エンティティに殺害されると、殺害されたプレイヤーの値が増加する。 16

Bedrock Edition

現在、Bedrock Editionには変動基準がdummyのみしか存在しない。したがって、Bedrock Editonのスコアはコマンドでしか変更できない。

表示設定

表示スロット

Scoreboard Display

Playerという名前でスコアが6174のプレイヤーが記録されているオブジェクトがlistのスロットに、表示名が「サイドバー」で、スコアが495の「ダミー1」という偽プレイヤーが記録されているオブジェクトがsidebarのスロットに、それぞれ表示されている。

コマンド/scoreboard objectives setdisplayを介することで、オブジェクトを指定の表示スロットに表示させることができる。各表示スロットには同時に一つだけオブジェクトを表示することができ、複数の表示スロットには同じオブジェクトを表示することもできれば、別々のオブジェクトを表示することもできる。

スロット名 説明
list
(プレイヤーリスト)

Java Editionでは、プレイヤーリスト(デフォルトではTab ↹で表示)のプレイヤー名の右側に黄色い数字または複数のハートのマーク[注釈 1]でスコアを表示する。このスロットでは見出し(オブジェクトの表示名)が表示されず、またオンラインの実在のプレイヤー以外のスコアホルダーも表示されない。
Bedrock Editionでは、数字は白色で、表示形態としてハートのマークを選択することはできない。Java Editionと同様、オンラインのプレイヤーのみが表示され、見出しも表示されない。

シングルプレイでも表示される。

sidebar
(サイドバー)
画面右側に表示される。最上部に見出しとしてオブジェクトの表示名が表示され、オブジェクト内でスコアの大きい15体のエンティティとそのスコアが表示される。プレイヤーはオフラインであっても表示され、またそのオブジェクトで追跡されていないプレイヤー(オブジェクトの作成から一度もそのオブジェクト上のスコアの更新のないプレイヤー)が表示されない。また偽のプレイヤー名も表示されるが、名前が#から始まる偽のプレイヤーは常にスコアが表示されない。
sidebar.team.<チーム色>‌[Java Edition限定]
(チーム用サイドバー)
基本的な機能はsidebarと同じであるが、指定の色を使用しているチームに属するプレイヤーにのみ表示される。例えば、"sidebar.team.green"は「緑色」を使用しているチームに属するプレイヤーにのみ表示される。有効なチーム色は"black"、"dark_blue"、"dark_green"、"dark_aqua"、"dark_red"、"dark_purple", "gold"、"gray"、"dark_gray"、"blue"、"green"、"aqua"、"red"、"light_purple"、"yellow"、"white"である。なお、通常のサイドバーおよび他色のサイドバーと同時に表示させることはできない。また、チーム用サイドバーには他チームのスコアホルダーのスコアも表示されうる。
below_name(名前の下) プレイヤーの頭の上の名前の下に、オブジェクトの表示名とそのスコアを表示する。これはプレイヤーから10ブロック先や、プレイヤーがスニークしている際には非表示になる。シングルプレイでは表示されない。

スコアホルダーの表示名

スコアホルダーの表示名はオブジェクト毎に自由に設定することができる。プレイヤーはもちろん、ダミーのプレイヤー、非プレイヤーエンティティに対しても表示名を設定することができる。この表示名にはJSONテキストが使用できるため、非ASCII文字や様々な装飾を施すことができる。

設定された表示名は表示スロットにスコアホルダーの名前を表示する際に使用され、チャットメッセージなどそれ以外の状況では表示されない。表示名が設定されていないスコアホルダーは、プレイヤー・ダミーのプレイヤーの場合は本来のプレイヤー名が、非プレイヤーエンティティはUUIDが表示される。

チームによる名前の接頭辞・接尾辞・チーム色などの装飾は変更後の表示名に対しても機能するが、チーム色に関しては表示名のJSONテキストに colorが設定されている場合はそちらが優先される。

また、/scoreboard objectives modify <オブジェクト> displayautoupdate [true|false]を使用すると、スコアの更新のある度にそのスコアホルダーの表示名の自動更新を行うよう設定することができる。

表示名では、 insertion、および clickEvent hoverEventなどの相互作用性の機能は動作せず、また値の確定も行われないため score selector nbtも使用できない。

自動更新が行われると、プレイヤー・ダミーのプレイヤーの場合は本来のプレイヤー名が、非プレイヤーエンティティは種族名、カスタム名が設定されている場合はその名前が表示名として使用される。また、スコアホルダーが結び付けられているエンティティ読み込まれているエンティティが存在しないために表示名を検出できなかった場合は現在の表示名が維持される。

スコアの表示形式

表示スロットに表示されるスコアは、その表示形式を自由に設定することができる。表示形式はスコア毎、オブジェクト毎のいずれでも設定できるが、スコアの設定の方が優先的に反映される。

表示形式として、stylefixedおよびblankの3種類が使用できる。

styleでは、{"bold": true}など装飾部分のみを記述したJSONテキストを指定することでスコアに装飾を施すことができる。なお、ここでは insertion、および clickEvent hoverEventなどの相互作用性機能は動作しない。

fixedでは、指定したJSONテキストを直接スコアとして表示することができる。同様に相互作用性の機能は動作しない上、値の確定も行われないので score selector nbtは使用できない。

blankではスコアが表示されなくなる。

またscoreboard objectives modify <オブジェクト> rendertype heartsにより描画形式がハートに設定されている場合は、表示スロットlist上ではこれらの表示形式を無視してハートでスコアが表示される。

タグ

コマンド/tag」も参照

タグ、ないしスコアボードのタグは、プレイヤーを含むエンティティのNBTデータ上にプレイヤーが単数および複数の文字列を保存しておくことの出来る機能である。保存した文字列は、エンティティのNBTデータ上の Tagに格納される。タグとして保存した文字列は、大文字・小文字を区別して扱われる。タグは/tagで追加・表示・削除が可能である。

タグとして保存された文字列は、ターゲットセレクターでエンティティを絞り込むのに利用できる他、一応NBTデータである為/data get entityから読み込むことも可能である。

なおここで言うタグは、ブロックやエンティティ等ゲーム上の様々な要素の属性付けを行うために使用されるタグや、NBTデータを構成する要素であるタグ(データタグ)とは別物である[注釈 2]

チーム

「チーム」はこの項目へ転送されています。チームを操作するコマンドについては「コマンド/team」をご覧ください。
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この項目はJava Edition限定の要素です。 

チームを利用すると、プレイヤーをチームに分類し、チームごとに振る舞いを設定できる。

チームでは、内部名表示名チーム色メンバーメンバーの名前の接頭辞・接尾辞同士討の許可死亡メッセージの表示設定当たり判定の設定名前の表示設定を設定できる。

内部名は、/teamコマンド、ターゲットセレクターのチームでの絞り込み時、およびファイル上の名称に使用されるチームの名前である。

表示名は、チャットやコマンドのメッセージ等様々な場面で表示されるチーム名である。JSONテキストが使用できる。

チーム色は、属するプレイヤーのプレイヤー名の表示色、表示するチーム用サイドバーの種類、発光時の発光の色を決定する。

メンバーの名前の接頭辞・接尾辞では、属するプレイヤーの名前の前や後ろに指定の文字列を表示するよう指定できる。JSONテキストが使用できる。

同士討の許可では、同じチームに属するプレイヤーが互いに攻撃できるかどうかを設定できる。デフォルトではtrueに設定されている。falseで同士討ちを不可に出来、近接攻撃、弓、負傷のスプラッシュポーションでのダメージを与えることができなくなる。ただし、等の間接的なデバフをスプラッシュポーションで与えることはできる。プレイヤー以外のエンティティも一部これに影響される。

当たり判定の設定では、他のエンティティとの衝突を「通常通り」「一切なし」「同チーム同士のみ」「別チーム同士のみ」から指定できる。

また死亡メッセージやプレイヤー名も、「一切表示しない」「チーム内にのみ表示」「チーム外にのみ表示」「全体に表示」から表示設定を選ぶことができる。

各エンティティは、一度に複数のチームに属することはできない。

またチームはターゲットセレクターでチームから対象を絞り込む際にも使用できる。

コマンド

スコアボードに関するコマンドには、以下の4種がある。

  • /scoreboard - スコアボードに関する設定をする。
  • /team - チームに関する設定をする。
  • /tag - タグに関する設定をする。
  • /trigger - 変動基準triggerのオブジェクト上の自分の値を変更する。

NBTフォーマット

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この項目はJava Edition限定の要素です。 

スコアボードに関するデータは、ワールドの保存データ内にscoreboard.datファイルというGZip形式で圧縮されたNBTファイルでスコアボードシステム全体を一括して保存されている。このファイルのNBT構造は次のとおりである。


  • 最上位のコンパウンド。
    •  data: スコアボードシステム全体のデータを格納するオコンパウンド。
      •  Objectives: 存在するオブジェクトのリスト。
        • 各オブジェクトのデータを格納するコンパウンド。
          •  format このオブジェクト上のスコアの表示形式。
            • スコアの表示形式
          •  CriteriaName: このオブジェクトの変動基準。
          •  display_auto_update: 1か0(trueかfalse)で指定する。このオブジェクトでスコアの表示名の自動更新が行われているかどうか。
          •  DisplayName: このオブジェクトの表示名。直列化したJSONテキストで指定する。
          •  Name: このオブジェクトの内部名。
          •  RenderType: このオブジェクトのスコアの描画形式。heartinteger(デフォルト)が使用できる。
      •  PlayerScores: スコアボードのシステム上にあるスコアのリスト。
        • 各スコアのデータを格納するコンパウンド。
          •  Score: スコアの値。
          •  format このスコアの表示形式。
            • スコアの表示形式
          •  display: このスコアを持つスコアホルダーの表示名。直列化したJSONテキストで指定する。
          •  Name: このスコアを持つスコアホルダーの名前。
          •  Objective: このスコアが属するオブジェクトの内部名。
          •  Locked: 1か0(trueかfalse)で指定する。このスコアが/triggerで編集できるようになっているかどうか。属するオブジェクトの変動基準がtriggerでなければ機能しない。
      •  Teams: スコアボード上に存在するチームのリスト。
        • 各チームのデータを格納しているコンパウンド。
          •  AllowFriendlyFire: 1か0(trueかfalse)で指定する。このチーム内での同士討ちが許可されているかどうか。
          •  SeeFriendlyInvisibles: 1か0(trueかfalse)で指定する。このチーム内において、透明化している仲間を半透明として見ることができるかどうか。
          •  NameTagVisibility: このチームにおける頭の上の名前の表示設定。neverなら一切表示なし、hideForOtherTeamsでは同チーム内にのみ表示、hideForOwnTeamsではチーム外にのみ表示、alwaysでは通常通り表示。
          •  DeathMessageVisibility: このチームに属するプレイヤーの死亡メッセージの表示設定。neverなら一切表示なし、hideForOtherTeamsでは同チーム内にのみ表示、hideForOwnTeamsではチーム外にのみ表示、alwaysでは通常通り表示。
          •  CollisionRule: このエンティティ同士の当たり判定の設定。neverなら一切表示なし、hideForOtherTeamsでは同チーム内にのみ表示、hideForOwnTeamsではチーム外にのみ表示、alwaysでは通常通り表示。
          •  DisplayName: このチームの表示名。直列化したJSONテキストで指定する。
          •  Name: このチームの内部名。
          •  MemberNamePrefix: このチームに属するプレイヤーの名前の前に付ける文字列。JSONテキストで指定する。
          •  MemberNameSuffix: このチームに属するプレイヤーの名前の後ろに付ける文字列。JSONテキストで指定する。
          •  TeamColor: このチームのチーム色。有効な値は上述の通り。
          •  Players: チームに属するプレイヤー名のリスト。
            • 各プレイヤー名。
      •  DisplaySlots: 表示スロットの状態を格納しているコンパウンド。表示スロットにオブジェクトが表示されている場合のみ生成される。
        •  slot_<スロット番号>: このスロットに表示されているオブジェクトの内部名。キーの名前のスロット番号の部分には、下表に示した番号が入る。
    •  DataVersion: このスコアボードデータが保存が行われた際のデータバージョン。
表示スロット
番号 スロット位置 スロット名
0 プレイヤーリスト list
1 サイドバー sidebar
2 プレイヤー名の下 below_name
3 チーム用サイドバー sidebar.team.black
4 sidebar.team.dark_blue
5 sidebar.team.dark_green
6 sidebar.team.dark_aqua
7 sidebar.team.dark_red
8 sidebar.team.dark_purple
9 sidebar.team.gold
10 sidebar.team.gray
11 sidebar.team.dark_gray
12 sidebar.team.blue
13 sidebar.team.green
14 sidebar.team.aqua
15 sidebar.team.red
16 sidebar.team.light_purple
17 sidebar.team.yellow
18 sidebar.team.white

歴史

Java Edition
1.513w04aスコアボードが追加された。
13w05aチームに基づく機能が追加された。
1.7.213w36a統計情報に基づくオブジェクトの条件が追加された。
1.814w02aプレイヤー以外のエンティティもチームに参加したり、スコアを持ったりすることができるようになった。
14w06atriggerが追加された。チームキルに基づくオブジェクトの条件が追加された。
コマンド/scoreboard players enableが追加された。
エンティティ名の引数に「*」を使用してスコアボードに記録される全てのエンティティを対象にすることができるようになった。
コマンド/scoreboard players resetにオブジェクト名の引数が追加された。
統計情報に基づくオブジェクトの条件に数値IDではなく名前のIDを使うようになった。
オブジェクトの条件achievement.overpoweredが追加された。
14w07aコマンド/scoreboard players operation/scoreboard players testが追加された。
「#」で始まる名前のみせかけのプレイヤーのスコアはサイドバーに表示されないようになった。
チーム固有のサイドバーが追加された。
nametagVisibilityがチームの設定に追加された。
14w10adeathMessageVisibilityがチームの設定に追加された。
コマンド/scoreboard players set/scoreboard players add/scoreboard players removeにデータタグの引数が追加された。
オブジェクトの条件stat.crouchOneCmstat.sprintOneCmstat.timeSinceDeathが追加された。
14w25aコマンド/scoreboard players operationの操作に=<>が追加された。
14w29aサイドバーのエンティティ名のソート順がスコアの次にアルファベット順を優先するようになった。
14w30aオブジェクトの条件stat.talkedToVillagerstat.tradedWithVillagerが追加された。
?コマンド/scoreboard players operationに操作><が追加された。
1.8.2オブジェクトの条件stat.cauldronFilledstat.cauldronUsedstat.armorCleanedstat.bannerCleanedstat.brewingstandInteractionstat.beaconInteractionstat.dropperInspectedstat.hopperInspectedstat.dispenserInspectedstat.noteblockPlayedstat.noteblockTunedstat.flowerPottedstat.trappedChestTriggeredstat.enderchestOpenedstat.itemEnchantedstat.recordPlayedstat.furnaceInteractionstat.craftingTableInteractionstat.chestOpenedが追加された。
1.915w32aオブジェクトの条件stat.sneakTimeが追加された。
15w32bコマンド/scoreboard players tagが追加された。
オブジェクトの種類xpfoodairが追加された。
15w33aオブジェクトの条件stat.pickupstat.dropが追加された。
オブジェクトの種類armorlevelが追加された。
15w36acollisionRuleがチームの設定に追加された。
15w49aオブジェクトの条件stat.aviateOneCmが追加された。
1.13pre7コマンド/scoreboard objectives modifyが追加された。
1.13.118w31a演算子%=%の使用からMath.floorModに変更された。
1.1821w37aスコアボードのオブジェクト名、プレイヤー名、チーム名の文字数制限が削除された。
1.20.223w31a表示スロット名belowNamebelow_nameに改名された。
1.20.323w46aスコアが存在しないオブジェクトでも表示されるようになった。
スコアホルダーの表示名を設定できるようになった。
スコアの表示形式を設定できるようになった。
Bedrock Edition
1.7.0beta 1.7.0.2基本的なスコアボードの仕組みが追加された。
オブジェクトの種類dummyが追加された。

問題点

「スコアボード」に関する問題点は、バグトラッカーにて管理されている。問題点の報告はそちらで行ってほしい。

注釈

  1. /scoreboard objectives modify <objective> rendertype (hearts|integer)で設定可能
  2. スコアボードのタグはNBTデータであるため、スコアボードのタグはデータタグの一種ではあるのだが

脚注