エンティティをテレポートさせる。
ほとんどのコマンドは、既に生成されたチャンクにしか影響を及ぼせないのに対し、このコマンドは、生成されていないチャンクにテレポートさせることができる。その場合、テレポート後にチャンクが生成される。
- 構文
- Java Edition
/tp [対象プレイヤー] <移動先のプレイヤー>
/tp [対象プレイヤー] <x> <y> <z> [<y軸回転> <x軸回転>]
- Bedrock Edition
/tp <destination: target>
/tp <destination: x y z> [y-rot: rotation] [x-rot: rotation]
/tp <victim: target> <destination: target>
/tp <victim: target> <destination: x y z> [y-rot: rotation] [x-rot: rotation]
- 引数
- 対象プレイヤー (BE: victim: target)(省略可能)
- テレポートさせるエンティティを指定する。プレイヤー名かターゲットセレクターで指定する。省略した場合、自分がテレポートする。コマンドブロックでは省略できない。
- 移動先のプレイヤー (BE: destination: target)
- テレポート先のエンティティを指定する。プレイヤー名かターゲットセレクターで指定する。
- x y z (BE: destination: x y z)
- テレポート先の座標を指定する。x と z は -30000000~30000000、y は -4096~4096 の範囲内である必要がある。チルダ表記法で相対座標を指定することもできる[Java Edition限定]。
/teleport
コマンドとは違い、対象のエンティティを基準とした座標となる。
- テレポート先の座標を指定する。x と z は -30000000~30000000、y は -4096~4096 の範囲内である必要がある。チルダ表記法で相対座標を指定することもできる[Java Edition限定]。
- y軸回転 (BE: y-rot: rotation)(省略可能)
- 水平方向の回転を指定する。北向きの場合は -180.0、東向きの場合は -90.0、南向きの場合は 0.0、西向きの場合は 90.0 である。チルダ表記法で、前回の回転に対する相対を指定することもできる。
- x軸回転' (PE: x-rot: rotation)(省略可能)
- 垂直方向の回転を指定する。-90.0 で真上、90.0 で真下になる。チルダ表記法で、前回の回転に対する相対を指定することもできる。
- 結果
- 次の場合、このコマンドは失敗する。
- 引数が正しくない。
- 対象のプレイヤーが見つからない。
- 移動先のプレイヤーが見つからない。
- 対象のプレイヤーと移動先のプレイヤーが同じディメンション内にいない。
- 成功すると、対象が指定した場所にテレポートする。
- 使用例
- Alice の元にテレポートする。
/tp Alice
- 全プレイヤーを自分の元に集合させる。
/tp @a @p
- x=100、z=100、今いる場所の3ブロック上に移動する。
/tp 100 ~3 100
- 最寄りのプレイヤーを、場所を変えずに右に10度回転させる。
/tp @p ~ ~ ~ ~10 ~
/teleport
コマンドとの違い
- Java Edition
- 主な違いは、対象を基準とした座標を用いているのに対し、
/teleport
コマンドはコマンドを実行した場所を基準とした座標を使用している。
- 主な違いは、対象を基準とした座標を用いているのに対し、
- Bedrock Edition
- 特に違いはない。