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Indev (In Development) とは、過去の Minecraft のサバイバルモードのテストバージョンであり、Classic段階のSurvival Testの後を襲うものであった。Indevは無限のワールドの追加後にInfdevへと取って代わられた。
IndevはNotchが実装している新しい要素をコミュニティにテストさせてくれという要望を受けた後、2009年12月23日に初めてリリースされた。Indev バージョン0.31はゲームを購入したユーザーにのみ、minecraft.net/indev にて公開された。その時点で実装された新しい要素は、Classic段階よりもよりリアルな明かり機構、そしてMD3 Mobモデル対応、そしてそのデモとしてのラナであった。その後Indevは29回の更新が行われ、進むにつれ以下に挙げたような Minecraft の根幹となる2・3の要素が取り入れられていった。期間中、新たな要素、例えば松明や炎などのテストを主目的とした更新が何回かあった。その進行に伴い、現在の Minecrarft の標準的なゲームプレイが整えられていったが、幾つかはかけ離れたものもあった。
プレイヤーは形状と大きさの特徴から決定される有限の大きさのワールドでプレイできた。ゲームプレイはSurvival Testとは大幅に変わり、将来のゲームモード群の登場に備えた基礎が出来ていた。プレイヤーはツール、武器の使用が出来、様々な食物を収集、保管し、工作と製錬が出来るようになり、時間帯の進行に気をかけねばならなくなった。ただSurvival Testのように、死亡時再読み込みできるようにワールドデータをファイルに保存しておく必要があった。
Indev段階の限られたワールドは、すぐにゲームを変えるアイデアの好機をもたらした。2010年2月23日に、Indev段階の最終更新が行われ、境界のない、果てなく続くワールドをもたらす新たなモード、Infdev段階の作業が始まった。Infdev段階の間からAlphaまで、Indevはminecraft.netに残り続けた。2010年9月、IndevとInfdevはサイトから削除されプレイすることは出来なくなった。ユーザーがIndevのゲームファイルを持っていたとしても、対窃盗プログラムによりマップの作成や読み込みができなくなり、プレイ不可能となっている。Indevのいくつかの要素、例えばワールドの特徴の指定、ワールドのセーブ (のみ) やワールド再読み込み、俯瞰視点のマップビュワーなどは今日の Minecraft には存在しない。これらはそれぞれバイオーム、自動的なワールド保存と死亡時のリスポーン (復活)、そして新しい無限のマップビュワー (ただしマップビュワーは後に削除された) にそれぞれ置き換えられた。
Indevの家
Indev段階のゲーム開始時、新たに追加されたタイトル画面にプレイヤーは迎えられ、新たにワールドを作成するか、以前のワールドでプレイするかの選択が出来た。ワールド作成時にはワールドの特徴を4つ、種類、形状、大きさ、そしてテーマ、指定せねばならなかった。作成されたワールドでは「Indevの家」が作られ、その内部にプレイヤーはスポーンする。Indevの家は縦横7ブロック、高さ4ブロックの構造物で、1×2ブロックの出入り口があり、内装として2本の松明があった。Indevの家はプレイヤーのスポーン地点の周囲に形成されていた。Indevの家は、当初は苔石 (自然にはここ以外には生成されなかった) で出来ており、1スタック99個 (当時) のTNTやその他各種ブロック、アイテムが満載されたチェストが入っていた。Indev段階がアイテムやブロックのテストから、実際のサバイバルへと視点が変わると、チェストは削除された。更にその後、家の建材も変更された。床は石となり、壁や屋根は木材になった。
ギャラリー
Survival Test以降の要素
- Indevの更新に関する完全な一覧は、こちらにある。
- 持ち物
- 工作
- ワールド生成画面。テーマ、タイプ、形状が指定可能だった
- 動的な光源
- 豚肉、パン、そしてキノコ代替としてのキノコスープ(後にシチューへと改名された) などの、消費して体力を回復する食物
- 新たなテッセレーターによるゲーム速度の向上
- F5によりトグル切り替え可能な第3者視点
- F7により撮影可能な等角投影視点のスクリーンショット
- 装飾用の絵画
- ツールと装備品
- 小麦栽培
- Mobの更新 (よりよい経路探索、難易度設定に応じたもの)
- 昼夜サイクル (太陽と月を含む)
- 新たなワールドデータフォーマット (.mclevel)
- 矢を放つのに弓が必要に
トリビア
- Indevの有限マップのような機能が、キャンセルされたゲームモードであるZombie Siegeで復元された可能性があった。
- Beta 1.9 pre-rerelease 6のjarファイル内のtitleフォルダーには、"earlyplayers.txt" という名前のファイルがあった。このファイルには、Minecraft のAlpha段階の最初の1000名の課金プレイヤー名とされるものが含まれていた。RedditにJebが投稿したところによると、これらの名前はクレジットに表示される予定だったが、100%確実な一覧とはいえなかったので、このアイデアは破棄されたとのことだ[1]。
- Indev段階のterrain.pngにはクモの巣ブロックのテクスチャーが含まれているが、1年後のBeta段階までゲームに追加されることは無かった。Classic段階の色付き羊毛もハックにより得る事が出来ていた。
- Indev段階のゲームを、ハックやプロキシーデバッグ無しに今日プレイしようとするなら、キックされタイトル画面へと戻されてしまうだろう。Indev 0.31ではjava.lang.NullPointerException例外によりクラッシュしてしまうだろう。これは時にはフォルダーやjarファイルが足りないことが原因かもしれないが、多くの場合minecraft.net/indevのログインシステムが削除されたことに起因する。
- Indevには、Classic、InfdevからAlpha(1.2.0以前)にはあった岩盤層の穴はない。
- IndevとInfdevでは、作業台やインベントリーを使うとき、主観視点ではプレイヤーの腕はゆっくりと前後していた。これは初期Alphaでも発生していたが削除され、戻されるかは現在は不明である。