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Crowdin
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ウェブサイト

https://crowdin.com

プロジェクト

Minecraft: Java Edition
https://crowdin.com/project/minecraft
Minecraft Launcher
https://crowdin.com/project/minecraft-launcher

Crowdinは、ウェブサイト、アプリ、ゲームやその他のソフトウェアの翻訳を行い、世界中の人がそのコンテンツを利用できるようにするためのローカライズプロジェクト用プラットフォームである。

Minecraft: Java Edition及びMinecraft Launcherの要素の翻訳にはこのCrowdinが用いられており、各言語のコミュニティ自身によって現在100以上の言語へと翻訳されている。Minecraftの翻訳プロジェクトは、現在 Jens Bergensten が所有権を有し、Nathan AdamsErik BroesAleksandra ZającTommaso ChecchiAdrian ÖstergårdPär Axelssonが管理している。Bedrock Editionなど、その他のエディションの翻訳はCrowdinではなく専門の企業が行っている。

プロジェクト[]

Minecraftには現在「Minecraft: Java Edition」と「Minecraft Launcher」の2つのプロジェクトがある。Minecraft: Java Editionでは各バージョンごとにフォルダが分かれており、それぞれに「Minecraft Game」(ゲームの要素に関する文字列)「Realms Strings」(Realmsに関する文字列)のフォルダが存在する。どちらのプロジェクトも公に開かれているので、アカウントを作成すれば誰でもプロジェクトに参加し、100以上の言語から自分の好きな言語を選んで翻訳の提案や議論、投票を行うことができる。

Translator[]

プロジェクトに参加したユーザーは、初めTranslator(一般翻訳者)の役職を与えられる。Translatorの役割は、各要素に対して翻訳案を提案したり、既存の翻訳に対して投票を行うことで、より適切な翻訳を選出することである。相応しいと思った案には「+」ボタン(upvote)を、相応しくない、あるいは適切でないと思った案には「-」ボタン(downvote)を押して投票できる。現在の得票数はボタンの右側に表示され、基本的に最も得票数の多い案がゲームおよびランチャーに実装される[1]。ただし、後述するProofreader(校正者)によって承認(approve)されている場合、こちらが優先される。

投票・提案にあたっては、その言語を使用するすべてプレイヤーの体験をより良いものにするための最大限の慎重な検討が望まれる。「Context」欄に表示される翻訳キーやアップデート情報を確認し、時にはは実際にゲームやランチャーを起動して、その要素にどんな特徴があるのか、あるいはその文字列がどのような文脈で用いられているのかを知った上で適切な判断を心がけよう。また、右側のウィンドウに表示されるコメント(多言語が混在しているが、日本語のコメントはもちろん、別の言語のコメントにも有用な情報が含まれていることがある)や、「Discussions」(議論)にも翻訳活動に役立つ情報や、その文字列を訳すうえで注意すべきことが提示されていることがあるので、適宜確認するとよい。加えて、以前のバージョンに類似した要素や表現が存在する場合は、その統一性に関しても考慮すべきである。

翻訳活動の主たる期間は新しいバージョンの開発が行われている期間であり、新しいスナップショットやプレリリース、リリース候補が出るたびに新規の文字列が追加されるので、通知をオンにするか定期的な確認を行うことが望ましい。

一方でその期間外でも、「Minecraft Launcher」の更新は継続しているほか、旧バージョンの要素における改訳や修正の提案・議論は行われている。適宜通知を確認するとともに、「Discussions」のページから議論に参加したり(フィルターを使用すると日本語の議論を容易に探せる)、既存の翻訳の検討・問題の報告を行おう。

右側のウィンドウを開くと、ファイル内の翻訳の一覧を見ることができる。赤いマークのついたものは提案が一切なされていないもの、緑色のマークがついたものは少なくとも1つの提案がなされているもの、緑色のチェックマークがついているものはProofreaderに承認されているものである。また、コメント欄に現翻訳の問題が指摘されているものは、文字列の右側に「!」マークのついた吹き出しが表示されているので、確認して投票や議論に参加しよう。

右側のウィンドウの上部にある検索バーを用いると、文字列の検索(文字列そのものおよび「Context」欄に入力した文字を含むものが提示される)を行うことができる。アップデート前の文字列が多くなってきた時期や、「All Strings」で過去の文字列を含めたすべての要素から検索したいときに使用するとよい。

MinecraftおよびMinecraft Launcherの翻訳プロジェクトのディスコードはこちら

またCrowdin上で翻訳された文字列はゲームの翻訳ファイル内で定義されて実装されるが、こうした文字列が実際にゲーム上にテキストとして表示される仕組み(特に%sなどの補間部分に関する withの仕組み)は翻訳活動を行う上で知っておくべき情報であり、ここから読むことができる。

Proofreader[]

十分な経験・長期間のプロジェクトに対する質の高い貢献・適切なプロジェクトおよび周別のユーザーに対する姿勢が認められるユーザーに対しては、その言語における必要性に応じてMojangよりProofreader(校正者)の権限が与えられることがある。一般的に、各言語には1人~2人の(活動的な)Proofreaderが置かれている[2]。なお、精神的成熟および職務に対する責任意識の観点から、Proofreaderは18歳以上でならなければならない[3]

Proofreaderには翻訳に対する承認(approve)及びその解除(disapprove)や、翻訳案の削除、Translatorから提議された問題に対する解決判定(resolve)を行う権限が与えられ、これらの権限を以て翻訳の質を高め、翻訳上の問題を解決するとともに、荒らし行為や複数のアカウントによる不正行為、投票機能の悪用を取り締まることが求められる[3][4]。承認された翻訳は最多票の翻訳よりも優先されるので、これを以てProofreaderの投票権の代わりとなり、Proofreaderは一般の投票を行うことはできない(提案はTranslator同様に可能)[1]。その特権性から、Proofreaderは時に自身の措置に対して一定の説明を行うことが望ましい。

各言語における現在、および以前のProofreaderの一覧はこちら

言語[]

詳細は「言語」を参照

翻訳プロジェクトのトップページには、翻訳可能なすべての言語が表示される。この一覧の言語は「Needs Translation」、「Translated, but Needs to be Voted」、「Completed」に分類され、左から未翻訳有り、翻訳済みだが要投票、翻訳完了(承認も含む)となる。上部には設定している母国語の言語が表示され、Proofreader ユーザーの場合は要投票の代わりに「Translated, but Needs to be Validated」(翻訳済みだが要承認)が表示される。

翻訳が活発でない言語では不適切な翻訳や荒らしが放置されていることも多く、またそれを修正する者も少ないため放置されるケースが多々あるが、Mojang はこういった問題に関して一切の責任は負わないこととしている。翻訳に関する問題に関してはバグトラッカーではなく、Proofreaderへの報告ならびにDiscussionでの提議によって対処しよう。

バージョンごとの翻訳の相違[]

Minecraftの各バージョンの翻訳は、リリースされた時点で最多票を獲得していた、あるいは承認を受けていた訳案が採用される。このため、古いバージョンのMinecraftでは現在使用されている訳とは違う、更新前の翻訳を見ることができる。

Java Editionのメジャーアップデートの開発が開始されるたびに、Mojangは個別のminecraft/lang/〇〇.json(翻訳キーと対訳の情報が記載されたファイル)を追加しており、概ね各スナップショット(及びプレリリース、リリース候補、マイナーアップデート)のリリース時に最新のlangファイルを当時の投票状況を反映するように更新するのだが、この際以前のバージョンのlangファイルは更新されないため、古いバージョンのMinecraftを開けば以前の翻訳が反映された状態で起動するのである。具体的には、22w11aや1.19 Pre-release 1、1.19.1のリリース時には1.19のlangファイルが更新されるが、1.18以前のlangファイルは更新されないため、1.19の開発期間中に修正が入った文字列(例:進捗「綿蜜な引っ越し」の説明文の読点の有無)は1.18以前のバージョンの起動時には反映されない。

そのバージョンの最終アップデート(例:1.19.2)がリリースされた後も、追加された文字列はCrowdin上に残り続けるためコミュニティは随時翻訳の変更を行うことができる。

規定された翻訳[]

Mojangは2016年1月、エンダーマンクリーパーネザーなどの一部の用語について翻訳上のガイドラインを示し、これらの単語はMinecraft上の固有名詞であり、すべての言語において統一的に音訳されるべきであるとした。例えば「Nether」は「地獄」でも「地下世界」でもなく「ネザー」としてただ1通りに翻訳されなければならない。こうした内容に関するガイドラインはこちらを参照。

  1. a b [1]
  2. [2]
  3. a b [3]
  4. [4]
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