爆発

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TNT による爆発の様子

爆発(英:Explosion)とは、特定の環境において引き起こされる破壊的かつ物理的な事象である。付近のブロックを破壊し、その周りにいるプレイヤーエンティティ、そしていずれかが装備している防具にダメージを与える。また、1つ以上のを発生させることがある。爆発の際には、その衝撃波がパーティクルとして現れる。

爆発が密集して発生すると、衝撃によりエンティティなど物体の飛距離を推進させることがあるが、ブロックに対するダメージがその分累積されることはない。これは爆発のダメージが個別に計算されるためで、ブロックの爆発耐性力が爆発ごとに低下することはないのである。

爆発により破壊されたブロックの大半は消滅してしまうが、一定の確率でドロップされることがある。この確率は、爆発力を p としたとき、1p となる。このことから、例えば非帯電のクリーパーの爆発により破壊されたブロックは 13 の確率でドロップされることがわかる。

爆発の推進効果は、しばしばTNTキャノンに使用され、TNT を含めた重力の影響を受けるブロックを発射することができる。

爆発力[編集 | ソースを編集]

爆発の種類 威力 備考
ウィザー(召喚時) 7
エンドクリスタル(破壊時) 6
帯電クリーパー 6
ベッドネザーまたはジ・エンドで使用した場合) 5 炎を引き起こす
TNT 4
クリーパー 3
ガストの火の玉 1 炎を引き起こす
黒のウィザースカル 1
青のウィザースカル 1 爆発耐性4以下のブロックのみ破壊される(岩盤とエンドポータルフレームを除く)

効果[編集 | ソースを編集]

ブロック破壊のモデル[編集 | ソースを編集]

爆心を中心とする2×2×2の範囲において、爆発した際に分散される1352本の爆発線の方向を示した図
爆発した際に破壊されるブロックの範囲が確認できる(画像では、ガラスが明確に視認できるようにリソースパックを使用している)

爆発は、冒頭でも説明したとおり周囲のブロックを破壊する。右図からわかるように、爆発の際には中心から無数の爆発線が発生し、これらは独立して評価される。

岩盤を爆破するには、1542860もの非常に高威力な爆発でなければいけない
  1. 爆心を中心とする一辺2の立方体の表面が、一辺を15等分する16本の罫線で分割され、これらの罫線の格子点をとおる爆発線が中心から計1352本発生する。
  2. 各線の強度は、次の式で与えられる。 (0.7 + [0~0.6の乱数値]) × [威力]
  3. 爆発線に沿って0.3ブロックごとにあるチェックポイントで、爆発線の強度は 0.3×0.75 (= 0.225) の式によって減衰していき、爆発線が通過するブロックは ([爆発耐性/5]+0.3)×0.3 の式で爆発を吸収または軽減する。
  4. ブロックの内部のどのチェックポイントでも爆発線の強度が0以下に達しなかった場合、そのブロックは破壊される。

上記の過程から、以下の結果が演繹される(⌊x⌋は関数である)。

  • 空中における爆発(減衰するのみで、ブロックによる吸収がない)の爆破半径は、  Blast radius in the air.svg == 10.2(帯電クリーパー)、6.9(TNT)、5.1(クリーパー)、1.5(火の玉)である。たとえば、TNTの爆発は7ブロック離れた松明を破壊できる。ただし、爆発が破壊できるブロック数はいつも同じではなく、具体的な爆発の位置に依存する。
  • 隣接した空気中で起こった爆発の最大の爆破力をブロックが吸収するのに必要な最小爆発耐性は、  ((1.3 × 威力 − 減衰段階 × 段階の距離 × 0.75)/段階の距離 − 0.3) × 5で求められる。ブロックが破壊されないためには、そのブロックの内部にある爆破地点に最も近いチェックポイントにおいて全爆破力を吸収できる必要がある。
    • 減衰段階は、衝突の制約に従う。空気中での爆発には減衰段階が少なくとも1つある。TNTやクリーパーの爆発は必ず最も近いブロックから0.49mと0.5m(減衰段階2つ)であるが、火の玉の爆発はどこでも起こりうる(減衰段階1つ)。
    • したがって、最低限必要なブロックの爆発耐性は帯電クリーパーで121.00、TNTで77.67、クリーパーで56.00、火の玉で16.42となる。
    • そのため、マグマ(静止しているブロックのみ)、黒曜石岩盤は絶対に破壊不可能であり、フェンスや爆発耐性の低いブロックは火の玉で破壊できる。これらは理論上の値であり、実際には耐性の低いブロックでも破壊されるとは限らず、Minecraftはシンプルであるものとされているので、そのような機構はない。

エンティティとの相互作用[編集 | ソースを編集]

爆発はエンティティに対し、ブロックに対するものとは異なる影響を及ぼす。エンティティは、爆発のダメージ半径2 × 威力)内にいる場合、爆発によってダメージを受け、吹き飛ばされる。ダメージ半径は爆発がブロックに及ぼす影響の爆破半径とは異なることに注意。

  1. 爆心から2×["威力"]の球状の範囲内にいるすべてのエンティティそれぞれに対し、衝撃は(1-[爆発からの距離/"威力"/2])×被曝率となる。被曝率については次のセクションを参照のこと。
  2. エンティティは(衝撃×衝撃+衝撃)×8×威力+1のダメージを受ける。ダメージに対する防具のエンチャントは別にして扱われる。
  3. ダメージの後、被曝率は(被曝率×[すべての防具による爆破耐性の最大値]×0.15)だけ減少する。
  4. エンティティの視点は新しく設定された被曝率によって爆心からの線に沿って動かされる。

上記の過程から、以下の結果が演繹される。

  • エンティティはダメージ半径内にいる場合、爆発に対する被曝率にかかわらずつねに1以上のダメージを受ける。
  • エンティティが受けうる最大ダメージ(爆心において100%の被曝率で受けるダメージ)は、 = (1 × 1 + 1) × 8 × power + 1 = 97 (帯電クリーパー), 65 (TNT), 49 (クリーパー), 17 (火の玉)である。エンティティが爆心から離れている、もしくはブロックに遮蔽されている場合、受けるダメージは減る。
  • エンティティがTNTの爆発から得ることのできる最大加速度(爆心において100%の被曝率で受けるダメージ)は、1である。
プライムされたTNT AABBは、丸めのために方向が非対称のサンプルポイント(1/2.96間隔)を持っています。

爆発に対する被曝率の計算[編集 | ソースを編集]

  1. エンティティのバウンディングボックスが、不均等に配置された点により[2×+1] × [2×高さ+1] × [2×奥行き+1]に分割される。
  2. 爆心からそれぞれの点に向けて線が引かれる。
  3. これらの線のうち、遮蔽されていないものの割合が被曝率となる。

この近似アルゴリズムには標本誤差があり、推進力の軸方向への非対称性の原因となる。たとえば、典型的なTNTキャノンは西方向に最大射程をもつが、その原因の一つには、起爆したTNTがその方向に最大の標本被曝率を持つことが挙げられる。

着火[編集 | ソースを編集]

爆発に着火能力がある場合、不透過ブロックの上の空気ブロックが破壊されたとき⅓の確率でランダムに着火する。

長いラグ[編集 | ソースを編集]

まず、爆発を起こす処理を行うことにより最初のラグが発生する。これは爆発がいったん完了すると落ち着くが、それに加え、ドロップアイテム、液体の物理的処理、およびクレーターの描写の複雑化により、爆発の後にも影響が長引くことがある。技術的には、ドロップアイテムは5分で消滅するが、爆発後の極端なラグの間は、ゲーム内での5分は処理に長い時間がかかることがある。

一定のルールやコマンドを使用することで、この長いラグを回避することができる。たとえば、/gamerule doTileDrops falseでgamerule doTileDropsをfalseに設定することで、ドロップアイテムが爆発により生成されないようになる。また、/kill @e[type=Item]というコマンドを使うことで、すべてのドロップアイテムが消滅する。

爆発耐久値[編集 | ソースを編集]

[値を編集]

ブロック名 耐性値
許可ブロック ?
Board ?
境界 ?
拒否ブロック ?
Poster ?
Slate ?
バリアブロック 3,600,000.8
岩盤 3,600,000
コマンドブロック 3,600,000
エンドゲートウェイ 3,600,000
エンドポータル 3,600,000
エンドポータルフレーム 3,600,000
ジグソーブロック 3,600,000
ストラクチャーブロック 3,600,000
古代の残骸 1,200
金床 1,200
ネザライトブロック 1,200
泣く黒曜石 1,200
リスポーンアンカー 1,200
エンチャントテーブル 1,200
黒曜石 1,200
エンダーチェスト 600
気泡柱 100
溶岩 100
100
ドラゴンの卵 9
エンドストーン 9
エンドストーンレンガ 9
エンドストーンレンガの塀 9
安山岩 6
ブラックストーン 6
石炭ブロック 6
ダイヤモンドブロック 6
エメラルドブロック 6
金ブロック 6
鉄ブロック 6
レッドストーンブロック 6
レンガ 6
レンガの階段 6
丸石 6
丸石の階段 6
Copper Block 6
サンゴブロック 6
閃緑岩 6
花崗岩 6
砥石 6
鉄格子 6
ジュークボックス 6
Lightning Rod 6
苔むした丸石 6
ネザーレンガ 6
ネザーレンガのフェンス 6
ネザーレンガの階段 6
プリズマリン 6
プルプァブロック 6
プルプァの柱 6
プルプァのハーフブロック 6
プルプァの階段 6
赤いネザーレンガ 6
シュルカーボックス 6
6
石レンガ 6
石レンガの階段 6
石のハーフブロック 6
石の塀(エンドストーンレンガ、砂岩を除く) 6
Tuff 6
5
鉄のドア 5
鉄のトラップドア 5
スポナー 5
ホッパー 4.8
玄武岩 4.2
テラコッタ 4.2
クモの巣 4
ロードストーン 3.5
溶鉱炉 3.5
ディスペンサー 3.5
ドロッパー 3.5
かまど 3.5
ランタン 3.5
オブザーバー 3.5
燻製器 3.5
ブロック名 耐性値
石切台 3.5
ビーコン 3
石炭鉱石 3
カカオの実 3
コンジット 3
Copper Ore 3
ダイヤモンド鉱石 3
エメラルド鉱石 3
金鉱石 3
鉄鉱石 3
実験テーブル 3
ラピスラズリブロック 3
ラピスラズリ鉱石 3
ネザークォーツ鉱石 3
板材 3
レッドストーン鉱石 3
木のフェンス 3
フェンスゲート 3
木のドア 3
木のハーフブロック 3
木の階段 3
木のトラップドア 3
青氷 2.8
2.5
製図台 2.5
チェスト 2.5
作業台 2.5
乾燥した昆布ブロック 2.5
矢細工台 2.5
書見台 2.5
機織り機 2.5
鍛冶台 2.5
トラップチェスト 2.5
骨ブロック 2
大釜 2
化合物作成器 2
2
コンクリート 1.8
Amethyst Cluster 1.5
Block of Amethyst 1.5
本棚 1.5
Budding Amethyst 1.5
彩釉テラコッタ 1.4
1
1
ジャック・オ・ランタン 1
スイカ 1
Mobの頭 1
ネザーウォートブロック 1
ナイリウム 1
カボチャ 1
シュルームライト 1
看板 1
クォーツブロック 0.8
音符ブロック 0.8
クォーツの階段 0.8
赤い砂岩 0.8
赤い砂岩の階段 0.8
砂岩 0.8
砂岩の階段 0.8
砂岩の塀 0.8
羊毛 0.8
Calcite 0.75
虫食い石 0.75
アクティベーターレール 0.7
ディテクターレール 0.7
パワードレール 0.7
レール 0.7
草の道 0.65
養蜂箱 0.6
粘土 0.6
コンポスター 0.6
耕地 0.6
草ブロック 0.6
砂利 0.6
ハニカムブロック 0.6
スポンジ 0.6
濡れたスポンジ 0.6
醸造台 0.5
ボタン 0.5
ケーキ 0.5
粗い土 0.5
コンクリートパウダー 0.5
0.5
ブロック名 耐性値
薄氷 0.5
干草の俵 0.5
0.5
レバー 0.5
マグマブロック 0.5
菌糸 0.5
氷塊 0.5
ピストン 0.5
ピストンヘッド 0.5
ポドゾル 0.5
感圧板 0.5
0.5
ソウルサンド 0.5
ソウルソイル 0.5
粘着ピストン 0.5
0.5
カメの卵 0.5
重量感圧板 0.5
サボテン 0.4
コーラスフラワー 0.4
コーラスプラント 0.4
はしご 0.4
ネザーラック 0.4
ミツバチの巣 0.3
ガラス 0.3
板ガラス 0.3
グロウストーン 0.3
レッドストーンランプ 0.3
シーランタン 0.3
色付きガラス 0.3
色付きガラス板 0.3
Tinted Glass 0.3
ベッド 0.2
日照センサー 0.2
0.2
キノコブロック 0.2
雪ブロック 0.2
ツタ 0.2
Candle 0.1
カーペット 0.1
0.1
空気 0
ビートルート 0
ニンジン 0
サンゴ 0
ウチワサンゴ 0
枯れ木 0
エンドロッド 0
0
0
植木鉢 0
0
ハチミツブロック 0
コンブ 0
スイレンの葉 0
鍵のかかったチェスト 0
スイカの茎 0
作動中のピストン 0
キノコ 0
ネザーポータル 0
ネザーウォート 0
ジャガイモ 0
カボチャの茎 0
レッドストーンダスト 0
レッドストーンコンパレーター 0
レッドストーンリピーター 0
レッドストーントーチ 0
苗木 0
足場 0
海草 0
シーピクルス 0
スライムブロック 0
ストラクチャーヴォイド 0‌[JE限定]
サトウキビ 0
スイートベリーの低木 0
TNT 0
松明 0
トリップワイヤー 0
トリップワイヤーフック 0
ねじれツタ 0
しだれツタ 0
小麦 0

ダメージ半径[編集 | ソースを編集]

以下の図は、100%の被曝率において、それぞれTNT1ブロック、2ブロック、4ブロックの爆発からプレイヤーが受けるダメージ量を、プレイヤーの位置を示す円とともに示したものである。

KillRadiiGrenade1.png KillRadiiGrenade2.png KillRadiiGrenade4.png

歴史[編集 | ソースを編集]

Java Edition Classic
0.242009年8月24日、Notchが作成した豚のモデルの失敗作を基に、初めてクリーパーが導入された。
0.26 SURVIVAL TEST 9TNTが追加された。
Java Edition Indev
January 22, 2010爆発が"改良"された。
January 25, 2010爆発が強固な物質を通り抜けるとき、威力を失うようになった。
Java Edition Alpha
1.2.0ガストが追加された。ガストは爆発性の火の玉を放つ。
Java Edition Beta
1.5クリーパーが雷に打たれると帯電し、爆破の大きさと強さが増すようになった。
1.6ネザーで寝ようとするとベッドが爆発するようになった。
1.8爆発後に衝撃波のパーティクルが出るようになった。Beta 1.8以前は煙のみが出ていた。
Sound Update2011年11月13日の'Sound Update'により、TNTの爆発音が新しくなった。
Java Edition
1.0.0Beta 1.9-pre3ベッドおよびガストの爆発により火が発生するようになった。
Beta 1.9-pre4エンドで寝ようとするとベッドが爆発するようになった。
エンチャント「爆発耐性」が追加された。
Beta 1.9-pre6岩盤の柱の上に置かれるエンティティ、エンダークリスタルが追加された。エンダークリスタルを叩く、または矢や雪玉でうつことで破壊すると爆発が起きる。
1.3.112w24a爆発でプレイヤーが後退させられないバグが修正された。
1.3.1難易度によりプレイヤーが爆発から受けるダメージが変わるようになった。ピースフルではプレイヤーは爆発によるダメージを受けない。
1.4.212w34aウィザーが追加された。ウィザーは黒いウィザーの頭を放つ。
12w37aウィザーがつくられると、体力が満タンになった直後に大きな爆発を起こすようになった。
青いウィザーの頭が追加された。
12w38bクリーパーがある高さからプレイヤーの上に落ちると爆発する仕様が追加された。
1.5破壊されたブロックがアイテムとしてドロップする確率が1/powerとなった。以前は30%固定であった。
1.8.2爆発の軸方向の偏りがなくなった。
Pocket Edition Alpha
0.1.0TNTが追加された。
0.2.1TNTが実際に爆発するようになった。
0.12.1クリーパーが追加された。
0.12.1爆発のパーティクルが追加された。
0.14.0大釜の中で無効な組み合わせの液体同士を混ぜると、ダメージのない爆発効果が起こるようになった。
0.16.0ウィザーが追加された。

トリビア[編集 | ソースを編集]

  • ブロックが壊れるかどうかを決定するために使われる線が一定数しかないため、100より大きい威力を持つ爆発は、外からはほとんど同じように見える。しかし、いくつかの線は地下にも続いている。
  • 岩盤を壊すことができるほどの威力を持った爆発は、爆破半径が約30,000,000ブロックとなる。この爆発が遮蔽されなければ、238,775,501.2ブロックに及ぶことになる。しかし、爆発は一定数の線にしか従わないため、すべてのブロックを破壊するわけではない(前項を参照)。
    • ただし、この爆発によって岩盤はドロップしない。
  • 流れている水やマグマの中で起こっている爆発は、エンティティに推進力を与えはするが、ブロックの爆発耐性にかかわらずどのブロックにも影響しない。
  • 水中での爆発は煙のパーティクルを発しない。
  • 爆発は、エンダーパールを含む投擲物の方向を転換させることがある。
  • 爆発は、爆発耐性のある壊れなかったブロックの向こう側のブロックを破壊することがある。
  • 爆発がMobが死んだ直後に起こった場合、Mobの死骸が吹き飛ばされる。
  • 起爆したTNTが、石ブロックで満たされた空間の中で爆発する場合、ちょうど3×3×3の立方体の穴が中にできる。
    • 爆発耐性が水のそれよりも小さく、12.5より大きい固体ブロック(作業台など)の中でTNTが爆発すると、3×3の穴を生ずることが、実験により確かめられている。これは3×3が、TNTの爆発が完全に打ち消されないで及ぼすことのできる最小の結果であるということを示唆している。
  • エンティティの乗った落ちている砂が起爆したTNTに向かって落ちている場合、TNTが水中にあれば、砂はエンティティへのダメージを防ぐ。

脚注[編集 | ソースを編集]