書見台(英:Lectern)は村で生成される司書の職業ブロックである。また、書見台には本を置くことができ、マルチプレイで複数のプレイヤーが同時に本を閲覧することができるようになる。
入手[]
自然生成から[]
書見台は村の図書館に自然生成される。最高で2つまで生成される。
破壊から[]
書見台はどの道具でも破壊できるが、斧を使用すると最も早く破壊できる。破壊すると書見台そのものと置かれていた本がドロップされる。
ブロック | 書見台 | |
---|---|---|
硬さ | 2.5 | |
回収道具 | ||
採掘時間[注釈 1] | ||
デフォルト | 3.75 | |
木 | 1.9 | |
石 | 0.95 | |
鉄 | 0.65 | |
ダイヤモンド | 0.5 | |
ネザライト | 0.45 | |
金 | 0.35 |
クラフトから[]
材料 | クラフトのレシピ |
---|---|
いずれかの板材のハーフブロック + 本棚 |
用途[]
職場ブロックとして[]
書見台は職場ブロックの一種であり、村人に司書の職を持たせることができる。書見台が村人に使われていない場合、職場ブロックを選択していない村人は司書になる可能性がある。司書は書見台に本を置くなどして使うことはない。作業の間は1ブロック以内から書見台を見つめるのみである。
本の置き場として[]
書見台に本と羽根ペンや記入済みの本を置くことで、他のプレイヤーも同時に読むことができる。本と羽根ペンや、記入済みの本を持ち、書見台を右クリックすることで本を置ける。置かれた本を右クリックすることで、インターフェースが開かれ、本の中身を読むことができる。置かれた本は、インターフェースを通じて[Java Edition限定]、書見台を殴って[Bedrock Edition限定]、または書見台を破壊することで取り外すことができる。ゲームルール/gamerule doTileDrops
がFalseであっても本はドロップされる。
書見台にはエンチャントの本や普通の本を置くことができない。そのような本をもって右クリックをしても何も起こらない。
レッドストーン信号[]
本が置かれた書見台は、ページがめくられるたびに1ゲームティック(0.5レッドストーンティック)の長さの最大強度のレッドストーン信号を発する。また、レッドストーンコンパレーターはプレイヤーによって開かれている本のページに応じた強度の信号を送る。Bedrock Editionでは、見開き2ページが同時に表示されるため、他のバージョンと同じ強度の信号を送るためにはページ数を2倍にする必要がある。
Java Editionでは1ページしかない本は最大強度のレッドストーンを常に送る。2ページ以上の本である場合、1ページ目が常に強度1の信号を送信する。1ページ以上の本が送ることのできる信号強度(ここではとする)を求めるためには以下の計算式を利用することができる。
(注:は床関数(小数点切り捨て)である。は書見台に置かれた本の最大ページ数、は開かれているページ番号を表す。)
このことは2ページの本を使用した際に明らかである。信号は1ページ目に強度1で、そして2ページ目に強度15となる。また、1ページにつき信号強度が1ずつ上昇または減少するような本は15ページである。
Bedrock Editionでは見開き2ページが同時に表示されるため、計算式はJava Editionと若干異なる。Bedrock Editionでは最大偶数ページに何かが書かれている場合のみ、本からの信号強度を変更する。したがって1ページ、2ページ、3ページの本は最大偶数ページが2であるため、レッドストーンコンバーターはすべて同じものとして扱う。4ページ以上の本に関しては以下の計算式によって、信号強度()を求めることができる。
(注:は書見台に置かれた本の最大ページ数を半分にし小数切り捨てしたものを、は開かれているページ番号のうち最大のものを半分にし小数切り捨てしたものを表す。)
奇数ページの本によるずれを解消するために、小数の切り捨てが必要である。このことによって、8ページの本の場合、7~8ページを開くと強度が15の信号が送られる。9ページの本では7~8ページと9~10ページのいずれかを開くと強度が15の信号が送られる。1ページにつき信号強度が1ずつ上昇または減少するような本はページの総数が30でかつ30ページ目に何かが書かれている本である。
燃料として[]
書見台は、かまどの燃料に用いることもできる。1つの書見台で1.5個のアイテムを製錬することができる。
音符ブロック[]
書見台は音符ブロックの下に置くことで、バス(Bass)の音にすることができる。
サウンド[]
サウンド | 字幕 | 分類 | 説明 | 名前空間ID | 字幕キー | 音量 | ピッチ | 減衰 距離 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ブロックが破壊される | ブロック | ブロックを破壊する | block.wood.break | subtitles.block.generic.break | 1.0 | 0.8 | 16 | |
なし[sound 1] | エンティティによる | 落下ダメージを受ける高さからブロックに落下する | block.wood.fall | なし[sound 1] | 0.5 | 0.75 | 16 | |
ブロックが採掘される | ブロック | ブロックを採掘する | block.wood.hit | subtitles.block.generic.hit | 0.25 | 0.5 | 16 | |
ブロックが設置される | ブロック | ブロックを設置する | block.wood.place | subtitles.block.generic.place | 1.0 | 0.8 | 16 | |
足音 | エンティティによる | ブロックの上を歩く | block.wood.step | subtitles.block.generic.footsteps | 0.15 | 1.0 | 16 |
サウンド | 分類 | 説明 | 名前空間ID | 音量 | ピッチ |
---|---|---|---|---|---|
ブロック | ブロックを破壊する | dig.wood | 1.0 | 0.8-1.0 | |
ブロック | ブロックを設置する | dig.wood | 1.0 | 0.8 | |
ブロック | ブロックを採掘する | hit.wood | 0.23 | 0.5 | |
プレイヤー | 落下ダメージを受ける高さからブロックに落下する | fall.wood | 0.4 | 1.0 | |
プレイヤー | ブロックの上を歩く | step.wood | 0.3 | 1.0 | |
プレイヤー | ブロックの上でジャンプする | jump.wood | 0.12 | 1.0 | |
プレイヤー | 落下ダメージを受けない高さからブロックに落下する | land.wood | 0.18 | 1.0 |
技術的情報[]
ID[]
名称 | 名前空間ID | 翻訳キー |
---|---|---|
書見台 | lectern | block.minecraft.lectern |
名称 | 名前空間ID |
---|---|
Block entity | lectern |
名称 | 名前空間ID | 数値ID | 翻訳キー |
---|---|---|---|
書見台 | lectern | 448 | tile.lectern.name |
ブロック状態[]
名前 | デフォルト値 | 取り得る値 | 説明 |
---|---|---|---|
facing | north | north south east west | 正面の方向。 設置した際に、プレイヤーの向きとは反対の方向が正面となる。 |
has_book | false | true false | 本を置いているかどうか。 |
powered | false | true false | レッドストーン信号を発しているかどうか。本をめくった瞬間に true になる。 |
ブロックエンティティ[]
書見台は、ブロックに関する追加のブロックエンティティデータを保持する。また、ブロックエンティティIDは lectern
である。
- ブロックエンティティデータ
- すべてのブロックエンティティに共通するタグ
- Book: 置いている本。Slotは無効。存在しない場合もある。
- すべてのアイテムに共通するタグ
- Page: 現在開いている本のページ。0からスタートする。本を置いていない場合、このタグは存在しない。
歴史[]
2012年8月18日 | 書見台はDinnerboneの古いプロジェクトだった。それは記入済みの本のスタンドになり、簡単に読むことができるというものだった。彼は問題に遭遇してアイデアを破棄したとき、作成する方法は順調だったが、近い将来に書見台の仕事を始めるかもしれないと述べた。 | ||||
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2013年12月18日 | Dinnerboneが彼のReddit AMAで、書見台を再訪したが、「なんかしっくりこない」として再び廃棄したと述べた。 | ||||
2018年10月18日 | Dinnerboneが書見台を再度開発中であることを明らかにした。 | ||||
Java Edition | |||||
1.14 | 18w44a | 書見台が追加された。 | |||
この時点ではクリエイティブインベントリからのみ入手でき、機能は実装されていなかった。 | |||||
本のアイテムを保持するための BookItem フィールドが存在していたが、このフィールドには値を設定することはできなかった。 | |||||
18w45a | 書見台のインベントリアイコンがからに変更された。 | ||||
未使用だったlectern.pngファイルが削除された。 | |||||
書見台のテクスチャが変更された。 | |||||
書見台の底面のテクスチャがからに変更された。 | |||||
18w47a | 書見台の底面のテクスチャが再度変更された。 | ||||
18w48a | 平原バイオームの村の家に生成されるようになった。 | ||||
18w49a | サバンナおよび雪のツンドラバイオームでも生成されるようになった。 | ||||
19w02a | クラフトレシピが追加された。 | ||||
本を設置することができるようになった。 | |||||
ページが変更されると、レッドストーン信号を出力するようになった。 | |||||
? | 書見台が、板の表と裏にいくつかの修正されたテクスチャを使用するようになった。 | ||||
19w03a | ブロックも書見台の上に置いた場合も下に落ちることもあるようになった。[1] | ||||
19w03c | 書見台が、表と裏で正しいテクスチャを使用するようになった。 | ||||
Bedrock Edition | |||||
1.10.0 | beta 1.10.0.3 | 書見台が追加された。 | |||
1.11.0 | beta 1.11.0.1 | 開かれているページによってレッドストーン信号を発生させるようになった。 | |||
Legacy Console Edition | |||||
1.90 | 書見台が追加された。 |
問題点[]
「書見台」に関する問題点は、バグトラッカーにて管理されている。問題点の報告はそちらで行ってほしい。
ギャラリー[]
開発中の新たな書見台の画像[2]
脚注[]
- ↑ MC-141991
- ↑ “sup” – @Dinnerbone、2018年10月18日