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東南の規則」も参照

座標(英:Coordinates)は、ディメンション内の位置を表現する数値である。

ワールドにおける座標[]

Coordinates

Minecraftのマップ上でのX、Y、Z座標。

北は地図の上側、Z軸の「負の」方向、水平角(ヨー角とも呼ぶ)では±180度として表現される。時計回りに、東は地図の右側、X軸の正の方向、水平角は-90度。南は地図の下側、Z軸の「正の」方向、水平角は±0度。西は地図の左側、X軸の負の方向、水平角は+90度である。通常の感覚とZ軸の正負が逆になっているので注意が必要。

上空から見たX軸、Z軸とその方角。一般的表現と異なる部分を赤色で強調してある。

ワールドの座標は3つの数値で構成される絶対座標系X Y Z)で表記され、各数値はそれぞれ対応する軸の方向での、ワールドの原点からの距離を意味している。

座標の機構[]

ワールドにおける座標は、原点で交わる3つの軸が直交座標系によって定義される。

  • X座標は原点からの東向き(正)または西向き(負)の距離を表す。すなわち経度である。
  • Z座標は原点からの南向き(正)または北向き(負)の距離を表す。すなわち緯度であるが、日本における一般的な地図での表記とは南北が逆である。
  • Y座標は原点からの上向き(正)または下向き(負)の距離を表す。すなわち高度であり、ワールドの範囲はY=-64~320である。
  • 3つの軸の単位長(座標上の"1"にあたる長さ)はブロックの一辺の長さに等しく、現実世界の距離と比較すれば、ブロックの一辺は1メートルに等しい。

原点とはX座標、Z座標が0の点であり、座標(0,0)と見なすこともできる。

Z座標はプレイヤーが原点から南に向かうと増加し、北に向かうと減少する。同様にX座標はプレイヤーが原点から東に向かうと増加し、西に向かうと減少する。そしてY座標はプレイヤーが上昇すると増加、下降すると減少する。

また、エンティティの座標は当たり判定の底面の中心を基準としているので、プレイヤーの座標がY=63であるときにはプレイヤーの足がY=63に存在し、視点のY座標はこのとき64.62である。

ブロックの位置[]

Minecraftではコマンドでブロックを指定する際に、座標を「ブロックの位置」と呼ばれる値に変換する必要がある。ブロックの位置は、そのブロックの北西の角の座標で表現される。よって、ブロック内の座標の小数部分を切り捨てることでそのブロックの整数座標が得られる。

座標の表示方法[]

DebugScreen

XYZ座標、視点の方向、ブロックの位置などのデバッグ情報を表示しているスクリーンショット。

Bedrock Edition Coordinates

Bedrock Editionでのブロックの位置の表示。

Debug screen without coordinates

ゲームルールreducedDebugInfo(表示するデバッグ情報を減らす機能)が有効時のデバッグ画面。

Java Editionでは、F3(Mac及び一部のノートパソコンではFn + F3、最新のMacではAlt + Fn + F3[要検証])を押すことでデバッグ画面を表示でき、この左上にはプレイヤーの現在の座標、回転角が表示される。/gamerule reducedDebugInfo trueを使用すると無効にすることもできる。

Java Editionでは、F3を押すとデバッグ画面に加えて画面中央に3つの軸の方向を示すクロスヘアが表示される。X軸の正方向が赤、Y軸の正方向が緑、Z軸の正方向が青で表示される(それぞれ東、上、南)。

Bedrock Editionでは、ワールドの設定を変えることでプレイヤーのブロック座標を表示できる。ゲーム設定画面で"Show Coordinates"をオンにするか/gamerule showcoordinates trueを実行することで、画面左上のボックス内に座標が表示される。


相対座標[]

前述の絶対座標に対し、相対座標もコマンドでよく用いられる。相対座標は、座標の軸の向きはそのままに基準点をコマンドの実行地点に変換して座標を記述する方式である。

相対座標は~ΔX ~ΔY ~ΔZのように~の後ろに各軸方向への実行地点から変位を書いて表現する。この表記法はチルダ表記法と呼ばれる。チルダ単体では変位0を指定したものとして見なされる。 例えば、~10 ~ ~-30では「現在地点から10ブロック東、30ブロック北」を指定したことに、~ ~ ~では現在地そのものを指定したことになる。

相対座標は絶対座標の表記と混ぜて使うことが可能で、例えば/tp ~ 64 ~を実行すると、実行者のX、Z座標はそのままに高度のみを絶対座標でY=64に移動させる。

/executeのサブコマンドを用いれば、相対座標の基準点を柔軟に変更してコマンドを実行できる。

ローカル座標[]

上記の二つとは別に位置を記述する方法として、座標の基準点を実行地点に変換するだけでなく、座標の軸の向きを実行者の向いている向きに基づいたものに変換するローカル座標がある。

ローカル座標は、正のXlocal軸は左を、 正のYlocal軸は上を、正のZlocal軸は正面前方を意味する(回転角が0 0のエンティティではワールドの座標軸の向きと同じ)。 ローカル座標では^Xlocal ^Ylocal ^Zlocalのように^の後ろに各軸方向の変位を記述する。この記述方法はキャレット表記法と呼ばれる。

例えば、/tp ^ ^ ^5はプレイヤーを5ブロック前方にテレポートさせる。180度振り向いてもう一度コマンドを実行すると最初の場所に戻る。

Java Editionでは、F3+Bを押すことですべてのエンティティのZlocal軸の正の方向を、頭の中心から伸びる青い線で表示できる。

ローカル座標は絶対座標と混ぜて使う(例:^ 0 ^, ^ 0 ~1)ことはできず、「ワールド座標とローカル座標は混合できません(^ を用いるか用いないかは統一する必要があります)」という警告が表示され、コマンドは失敗し実行することができない。

相対座標同様、/executeのサブコマンドを用いれば、ローカル座標の基準エンティティを任意に変更してコマンドを実行できる。

歴史[]

Clock JE3
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詳細:Bedrock Editionで座標の表示機能がいつ追加されたのかが不明です。
Java Edition Alpha
v1.2.3デバッグ画面に座標が追加された。
Java Edition
1.1317w50aローカル座標を^を使って指定できるようになった。
Bedrock Edition
?座標の表示がコマンド/gamerule showCoordinatesまたはワールド設定から有効化できるようになり、有効化すると画面左上に表示されるようになった。
1.8.0beta 1.8.0.8座標の表示の有効化のチートの許可が不要になった。
Legacy Console Edition
TU1CU1 1.0 Patch 11.0.1マップの上端に指定されるようになった。
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