巨大キノコ
巨大キノコ(英:Huge Mushroom)は、自然生成される構造物である。
成長[編集 | ソースを編集]
巨大キノコは、土や草ブロック、あるいは菌糸に植えられている、小さな赤もしくは茶キノコに骨粉を適用することで成長させることができる。これはどの次元でも可能だ。菌糸の上でない限り、暗くないと成長させられない。(小さいキノコを植えたブロックのみが土・草・菌糸でなければならないことに注意。) 巨大キノコを壊すには斧が最も適したツールである。破壊されると、傘も軸もそれぞれに応じた種類の小さなキノコを、ある程度の確率でドロップする。巨大キノコをすべて壊すとおおよそ2∼25個の小さなキノコが得られることになり、食物の貴重な供給源となる。
巨大キノコは茶にせよ赤にせよ、5・6・7ブロックの高さになりうる。これより高くも低くもならない。成長するには、その高さに応じて7×7×6から7×7×8の空間が必要となる。これには松明やはしごなどがおかれている場所は計上しない。ただし最下層 (小さなキノコを設置した所) ではもともとのキノコの隣接ブロック (斜めは入れない) が空いていさえすればよい。
巨大キノコが成長するにはある程度の暗さか、菌糸の上のみとなる。明るすぎる場所でキノコを成長させようとしても、骨粉は消費されない。
骨粉をキノコに対して用いると、成長しようとする大きさがランダムに選択される。成功しうる最大の高さは、キノコの上の空きスペースの高さ引く1より小さいものになる。つまりキノコの上に7ブロックの空間があり、水平方向は全て7×7の空きがある場合、5ブロック高のみが成長しうることになる。もしプログラムが6もしくは7ブロックの高さを選択した場合、苗木での場合と同様に骨粉での試みは失敗する。これにより常に巨大キノコを5ブロックの高さのみが生成されるように出来るが、失敗する以上は余分な骨粉の消費がありうるかもしれない。
ゲームを書き換えない限り、巨大キノコは高さ制限以上には育たない。エンチャント「シルクタッチ」を使えば回収できる。この場合全面が管孔のもののみになる。
巨大茶キノコ[編集 | ソースを編集]
巨大茶キノコには1ブロックの軸が中央にあり、7×7の茶キノコブロックの天蓋が一番上に、角がない形で存在している。
要求空間サイズが天蓋の大きさと一致するので、巨大茶キノコを隣にくっつける形で成長させることが可能だ。これを利用して巨大茶キノコからなる土台を素早く作成することが出来る。この台は中央に1本の松明があれば充分な明るさになるので、Mobに対して安全な寝床に充分使えるし、家の基礎にすらなり得るだろう。
巨大赤キノコ[編集 | ソースを編集]
巨大赤キノコは、対となる茶色のものに似て1ブロックの軸が中央にあるが、天蓋部分は異なっており、3×3の赤キノコブロックからなる板が軸の上及び周囲に付いた形、ちょうど丸屋根状になっている。要求空間サイズは同じながらも実サイズは5×6にしかならず、後から成長させるものは茶色のものよりも近くに育てることが出来る。
その形状から、巨大赤キノコを基本的な小屋の建築に用いることが出来る。傘と地面の間を埋めるには、ピストンを用いて傘を下に押し下げるか、地面を掘り下げて傘が地面に接触するようにするか (何回か繰り返す必要があるだろう。前述の成長パターンを参照) の何れかになる。高さの仕組みに基づき、空間の高さを7ブロックにすることで5ブロック高のもののみに制約することが出来る。1ブロックの深さの穴を掘り、赤キノコを設置し、周り4ブロックを掘り下げる。何回か試行することで、巨大赤キノコが地面に正しく並ぶことが保証されるだろう。
ワールドの地上で、時間帯によらず菌糸抜きに (骨粉は用いて) 赤キノコを成長させるには、キノコを育てる場所から数ブロック離れたところからトンネルを掘り、トンネルの終端、地表から2・3ブロックの場所にキノコを植える。1ブロックのシュートを地表からキノコの上まで掘る。キノコが充分な地下にある場合、明るさの下に曝されてもアイテム化しないだろう。明かりに照らされたら、骨粉を用いキノコが成長するかを確認する。育たない場合にはキノコまでの間にブロックが多すぎるだろうから、その時は地表にもうちょっと近い場所にキノコを植えなおせば、成長させる事ができるだろう。
赤キノコの内側にブロックを置いても、本質的には成長の邪魔にはならない。直接通り道にブロックがあったり、キノコの外側に位置している場合には成長しないだろう。成長するキノコの軸が出来る場所の周りに土ブロックを設置することで、地表により近い場所でキノコが植えられるように明かりを遮ることができる。その後成長したらトンネルを埋め、キノコの内側の土を除去しよう (Minecraft 1.4.6)。
歴史[編集 | ソースを編集]
Java Edition Beta | |||||
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June 14, 2011 | NotchがBeta1.7の変更点の表を示した。全体的にぼかされたもので、当初はジョークだと考えられていたが、Notchは後に、新しい光源システムの画像と変更点の表には秘密が隠されていると述べた。 | ||||
それについての議論がなされていたMinecraft Forumsで、変更点の表の上にある、一部隠されていたタブが、画像内で利用できたピクセルの高さのパターンを基に解読できるということが発見された。[1] | |||||
「tmcaffeine」という名前のユーザーが画像の解読に成功したため、タブが以下のように読み解かれた。 ExperienceOrb.java, changelist.txt, Level.java, Tile.java, HugeMushroomTile.jav(a?), HugeMushroomFeature.(java?), RandomLevelSource(cut).[2] | |||||
これにより、巨大キノコが追加されるのではないかという仮説が広まり、その仮説の通り、後にNotchはGoogle+に、村と巨大キノコが写ったスクリーンショットを公開した。 | |||||
1.8 | 1.8-pre1 | 巨大キノコが追加された。 | |||
自然生成はされなかったが、プレイヤーが草ブロックか土ブロックの上にある赤または茶のキノコに骨粉を使うことで生成できた。 | |||||
Java Edition | |||||
1.0.0 | キノコ島が追加され、巨大キノコが自然生成するようになった。 | ||||
1.7.2 | 覆いかぶさる森バイオームが追加され、そこにも巨大キノコが生成されるようになった。 | ||||
1.10 | 16w20a | Pocket Editionでの高さに合わせ、巨大キノコが、以前よりかなり大きく成長するようになった。 | |||
Pocket Edition Alpha | |||||
0.9.0 | build 1 | 巨大キノコが追加された。 | |||
0.10.0 | build 1 | 湿原に巨大キノコが生成されるようになった。 | |||
Legacy Console Edition | |||||
TU5 | CU1 | 1.0 | Patch 1 | 巨大キノコが追加された。 | |
TU43 | CU33 | 1.36 | Patch 13 | Pocket Edition、Computer Editionでの高さに合わせ、巨大キノコが、以前よりかなり大きく成長するようになった。 |
トリビア[編集 | ソースを編集]
- 巨大キノコを屋内で育てるには、9×9×8の空間を用いる。壁の松明がキノコの成長を妨げる為に追加の空間が必要だからである。
- 軸の側面に用いられるテクスチャーは、マツとオークの木の樹皮のテクスチャーの色を変更したものになっている。
- 巨大キノコブロックはシルクタッチの付いたツールで回収可能である。
- 骨粉を使って巨大キノコを育てる時、プレイヤーの立っている場所にも成長するので、窒息ダメージを受けることがある。
- 巨大キノコは緊急時の避難所にも用いることが出来る。キノコと骨粉があれば、即座に成長させ、下部の周囲を埋めて内部で寝ることが出来る。冒険に出るときキノコと骨粉を持ってゆけば、理想的にはこういう使い方が出来るだろう。
- プレイヤーがある村から別の村に村人を移そうとする際には、理論上は巨大キノコが何らかの形での安全シェルターとなりうる。(未検証)
- 巨大キノコブロックのデータ値15のものは、軸の表面のテクスチャーを全面に持ったものになる。
ギャラリー[編集 | ソースを編集]
キノコ島バイオームの赤と茶色の巨大キノコ