要塞トラップタワーとは[]
ネザー要塞には、ウィザースケルトン・スケルトン・ブレイズ・ピッグマン・マグマキューブの4種類のモンスターが自然スポーンします。 これらのモンスターを効率よく倒しアイテムを集めることを目的にする施設の事を要塞トラップタワーと言います。 ビーコンの材料になるウィザースケルトンの頭を集めることに特化したものを、ウィザースケルトントラップタワーと呼んだりもします。
この記事では要塞トラップタワーを作るときの手順を大まかに解説しています。
トラップタワーのタイプを決める[]
マインクラフトのバージョンは?[]
マインクラフトのバージョンによって、ネザー要塞モンスターのスポーン範囲に違いがあります。次のようになっているようです。構造物内部や要塞のエリアというのは要塞の範囲の項目で説明します。
- Java版1.6以前: (情報不足で書けません、要塞の構造物内部にのみ?)
- Java版1.7: 要塞の構造物内部、および要塞のエリア内(岩盤から高度限界まで)のネザーレンガブロックの上
- Java版1.8以降: 要塞の構造物内部、および要塞のエリア内(Y48から要塞の一番高いところまで)のネザーレンガブロックの上
要塞の構造物内部のスポーン範囲を使う場合は、バージョンの違いを気にする必要はないでしょう。沸き層を広くとるために構造物の配置を厳選したり、沸き範囲を調べたりといったことが必要になります。床の材料は自然スポーンするブロックであればなんでもいいので、トラップタワーの種類も豊富です。
一方で、要塞のエリア内にネザーレンガブロックを敷いて沸き層にするときは、高さの範囲に変更があるので注意が必要です。高さにだけ気をつけていれば、横方向へは広くしやすいので、大規模化には向きます。床の材料はネザーレンガブロックに限定されるので、ピストンやスライムブロックで押し出すのが多いです。
1.8でスライムブロックが追加され、スケルトンがオオカミから逃げるようになりました。1.9からトラップドアを空中に設置できるようになりました。1.11でオブザーバーが追加されました。このあたりの要素もどのようなトラップタワーを作るかに関わってきます。
トラップタワーのタイプ[]
探せばいろいろと動画が見つかると思います。いくつかのタイプをかいつまんで紹介します。それぞれ詳しく検証していないので間違いがあるかも。
- スライムブロックスワイパー
- 床をネザーレンガブロックにして沸き層を広くできる。広くしすぎるとMOBの運搬に時間がかかって効率落ちるので注意。
- Cheap and Effective Wither Skeleton and Fortress Farm [Fun Farms 16]
- ガストトロッコ
- スライムブロックスワイパーより速いので沸き層をより広く取れる。ガスト捕まえるのが難しくピースフルにできない。
- Simple Wither Skeleton Farm! (3 skulls/min) 1.10-1.8+ Vanilla Survival | Ray's Works
- 犬からの逃避AI
- スケルトン系以外はデスポーン処理に58秒くらいかかる。スケルトン系は1ヶ所に集めやすく処理も速い。ウィザースケルトントラップタワー。
- 【Minecraft】頭120個/時 回路不要のネザー要塞トラップタワー【1.9~】
- ピストンふるい式:床の建材が限られるので、要塞の構造物内部に作る必要がある都合上、沸き層を広く取りづらい。
- 128m以上でのデスポーンを利用
- 超高効率タイプ。床はネザーレンガブロックにして横に広く作り、MOBの運搬もピストンで行う。ウィザースケルトントラップタワー。
- 1.12 Wither Skeleton Farm | 14.5 Skulls/Minute
- 要塞を走り回って集めやすいように改築
- トラップタワーではないが、ウィザースケルトンを効率よく狩る目的は同じ。要塞の内側で128mほど移動できる横の広さがある要塞がいい。
- How to prepare a Nether Fortress for Wither Skeleton Farming [Tutorial]
タイプはPCスペックと相談です。ここに上げた以外にもいろいろあります。自分で考えるのもいいでしょう。
作りやすい要塞を探す[]
沸き潰しをどうやるか[]
ネザーの沸き潰しは、明るさに関係なくスポーンするピッグマンの沸き潰しがメインです。プレイヤーから128mの球体の範囲内をすべて沸き潰ししないといけないので、トラップタワー作りで一番大変な作業になります。方法としては、全部掘りぬいてしまうか、スポーン可能な場所の上に半ブロック等スポーンを邪魔するブロックを置いていくの2通りあるでしょう。掘りぬく場合、要塞の周囲は広く空間の空いている場所がいいことになります。半ブロックを敷き詰める場合、溶岩の海があればその分敷き詰める面積が減り、広い空間があれば敷き詰めていない場所の見落としが減ります。どちらにしても要塞の周りにできるだけ広い空間がある場所を選ぶのがいいでしょう。
作りたいトラップタワーを作れる沸き範囲があるか[]
要塞の範囲には限りがあるので、その範囲内に沸き層が収まるようにトラップタワーを作らないといけません。作れる広さを確保できるかはしっかり確認しておきましょう。全ての要塞で、沸き層を6層以上作れるわけではありません。また、128m以上離してのデスポーンを利用する場合は高さよりも水平方向に広い方がいいです。
要塞の範囲を調べる[]
要塞の建物を見れば範囲を調べることができます。また、MODや外部ツールを使うと楽です。
建物を見て調べる[]
構造物の内部[]
1つの要塞は、いくつかの構造物を組み合わせて作られています。それぞれの構造物に対し、その構造物のどの範囲なら要塞のモンスターが自然スポーンするのか決まります。構造物とスポーン範囲の対応は次の表のようになっています。
要塞のエリア[]
ネザーレンガブロック限定で要塞のモンスターが自然スポーンする範囲です。1つの要塞につき、全ての構造物のスポーン範囲を包み込む直方体の範囲が要塞のエリアとなります。東西南北上下の6方向それぞれで、一番端にあるブロックの座標を調べると分かります。いくつかの要塞を調べましたが、下面についてはY48で固定されているようです。
MODや外部ツール[]
BoundingBoxOutlineReloaded[]
要塞に限らず様々な構造物の範囲やエリアを可視化してくれるMODです。このページで使用している画像もこのMODを使用して撮影されたものです。公式フォーラムのページからダウンロードできます。導入してBキーとOキーで操作します。
NBTExplorer[]
マインクラフトのセーブデータを覗いたり編集するツールです。このツールを使って、要塞のデータが保存されている次のファイルを開きます。
.minecraft/saves/あなたのワールド/data/Fortress.dat
まず要塞のあるチャンクを調べておきましょう。チャンクのx座標、z座標(通常の座標を16で割ったもの)を元に、一番近い要塞のデータを探します。調べたい要塞のデータを見つけたら、BBという項目を開いてください。6つの数字の羅列が表示されますが、前半3つと後半3つに分けて、それぞれマインクラフトの座標としたときに、2つの座標を頂点に持つ直方体の範囲が要塞のエリアとなります。
実際の建設手順[]
建設するときは、沸き潰しの前にトラップタワーを完成させておくといいです。沸き潰しを済ませてから建設に取り掛かると、建設中のトラップタワー内部にモンスターが大量にスポーンするため建設が難しくなります。また、沸き潰しを完全に終わらせていなくてもある程度の効率でトラップタワーを稼働させることもできます。