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この記事では、Java Editionで常時読み込まれ続ける特定のチャンクの仕組みについて説明しています。Bedrock Editionでの類似の仕組みについては「ティック領域」をご覧ください。
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この項目はJava Edition限定の要素です。 

スポーンチャンク (Spawn chunks) は、ワールドのスポーン地点周辺の複数あるチャンクの集まりの事を指し、通常のチャンクとは異なりメモリから解放されることがないチャンクのことである。 Console Edition にはスポーンチャンクは存在しない。Pocket Edition では、類似の仕組みが Ticking area と呼ばれている。

振る舞い

通常、描画範囲外の古いチャンクはメモリから解放され、新たなチャンクがメモリに読み込まれる。よって古いチャンクに作られていたレッドストーンの装置やアイアンゴーレムトラップは機能を停止してしまう。一方、スポーンチャンクはメモリから解放されないので、たとえプレイヤーが付近に居ない場合でも、それらの装置が止まることが無くなる。従って /setworldspawn コマンドを使ってラグの生じやすい場所、例えばクロック回路が大量にある場所などにスポーン地点を変更してしまうと、ワールド全体でラグが生じることになる。

他のディメンション

スポーンチャンクはメモリから解放されないが、全てのプレイヤーがオーバーワールドから居なくなった 16秒後には進行を停止してしまう。

しかし、その時間制限はエンティティがオーバーワールドと他のディメンションを行き来するとリセットされる。 例えば、オーバーワールドに設置したディスペンサーから矢を繰り返し発射しネザーポータルをくぐらせた場合、たとえオーバーワールドにプレイヤーがいなくても、その処理は続けられる。

処理

進行するもの

以下の処理は、スポーンチャンク内であればプレイヤーの位置に関わらず実行される。

ブロック
  • 溶岩は普通に流れる。
    • 溶岩は近くのものを燃やす。
  • は延焼する。
エンティティ

スポーンチャンクから外周 2チャンクを除いた、エンティティが活性化する領域に限る。

  • アイテムは落下し、水流で動かされ、溶岩で焼失し、プレイヤーが拾わずホッパーが回収しなければ 5分後にデスポーンする。
  • 子どもの動物や村人などの中立的Mob は大人へと成長する。
  • 真下のブロックが動かされたり壊された砂利は落下する。
  • 村人は条件を満たしていれば繁殖する。
  • アイアンゴーレムの中にスポーンする。
  • 着火された TNT は落下し爆発する。
    • TNT がメモリから解放されたチャンク内に入ると、そのチャンクが読み込まれるまでは、TNT は固まって爆発せず、メモリから解放されたチャンクのブロックは影響を受けない。
機構

進行しないもの

プレイヤーが一定の範囲内にいることが発生条件であるような事象については進行しない。 プレイヤーから 128m の範囲を含むチャンクでしか生じないブロックのランダムな変化や、 プレイヤーから各軸方向に 7チャンク以下の範囲でしか生じない Mob のスポーンなどが該当する。

ブロック
エンティティ
  • 落雷は起こらない
  • モンスターや動物はスポーンしない

場所

通常スポーンチャンクは初期のワールドのスポーン地点を中心として 16×16チャンクの範囲になっている。 エンティティは周囲 5×5チャンクが読み込まれているときのみ活性化するため、活性化する範囲はワールドのスポーン地点の周囲 12×12チャンクに制限される。正確には、ワールドのスポーン地点からチャンクの中心までの距離が x軸と z軸方向それぞれに 128m 以下であるチャンクを含める。ごく稀だが、ワールドのスポーン地点がチャンクのちょうど中心にある場合、その軸方向には 17チャンクがロードされ、13チャンクでエンティティが活性化することになる。

ワールドのスポーン地点を特定する方法はいくつかある

  • コンパス
    • コンパスは常にスポーン地点を指す。
  • ベッドにリスポーンしない場合には以下のようなことも可能である。
    • アドベンチャーモードでは、プレイヤーがスポーンするブロックの北西の角がワールドのスポーン地点である。
    • クリエイティブスペクテイターサバイバルモードでは、スポーン地点の周囲 20×20ブロックのランダムなブロックにスポーンする。繰り返しリスポーンしプレイヤーがスポーンしたブロックを包含する最小の矩形を記録し続けることでスポーン地点を推測できる。矩形が両軸で a < b の間に広がっていれば、スポーン地点は b - 10 ≤ x ≤ a 10 であるような整数 x である。矩形が 20×20ブロックになれば、スポーン地点はその中央である。
  • コマンド/gamerule spawnRadius 0 としたのち /kill とする。
  • プレイヤーでないエンティティがジ・エンドエンド側の出口ポータルに入るとスポーン地点に出現する。投げ込まれたアイテムがオーバーワールドの地点の目印となる。プレイヤーは通常通りスポーンするため、上記のことを死なずに行うことも可能である。
  • ワールドのスポーン地点を /setworldspawn を使うことで新たに設定できる。座標を入力しなければ、プレイヤーが現在立っているブロックの北西の角がワールドスポーン地点になる。これだけでは新たなスポーンチャンクがロードされないことに気をつけたい。単に解放されるのを防ぐだけである。近づいたりサーバーを再起動することで、スポーンチャンクは再読み込みされる。するとそれらはスポーンチャンクが移動されるまで読み込まれ続ける。
  • Mod や外部ツール(NBTExplorer または MCEdit など)を用いてワールドのスポーン地点を見つけたり設定することもできる。

動画

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